リメンバーファミリー

とみ

エピソード1 少女(脚本)

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〇女の子の二人部屋
  バタン!
リン(・・・ここは、どこ? ?あれ、私って誰?)
リン(ん?何これ)
リン(この写真、どこかで見たことあるような)

〇女の子の二人部屋
  ガラガラガラ
リン「誰!?」
???「リン!」
???「あなた今までどこにいたのよ・・・」
リン「近寄らないで!!!!」
リン「ご、ごめんなさい」
???「リン、大丈夫?」
リン「リンって誰?」
???「え!?リンはあなたの名前よ」
???「も、もしかして記憶が無いの?」
リン「その・・・はい」
???「早く病院へ行きましょ!」
リン「待って!!!!」
リン「病院には絶対に行かないで」
???「どうして!?リンのためよ!」
リン「やめて、それだけは、分からないけど、絶対にやめて」
???「分かったわ」
???「でも1週間しても記憶が戻らなかったら病院へ行くわよ」
リン「・・・分かりました」
さつき「それじゃー初めましてね笑 私の名前は さつき あなたと同じ高校2年生よ よろしくね」
リン「じゃあ 私の名前はリンで あなたと同じ高校2年生ってこと?」
さつき「そうよ!それで私はあなたの友達だよ!」
リン「ねぇなんで私の家にいるの?」
さつき「逆よ あなたが私の家にいるの」
リン「え、じゃあ私の家族は!?」
さつき「今、多分家にいるから私が送ってってあげるよ」
リン「ありがとう さつきって優しいんだね」
さつき「そんな事ないわよ笑 さ、行きましょ」

〇通学路
さつき「天気が怪しいわね、傘を持っていきましょ」

〇高級一戸建て
さつき「着いたよ、車があるから居るみたいね」
  ピーンポーン
  はーい
母「あら!リンじゃない! さつきちゃん見つけてありがとね!」
さつき「どうしたの?リン」
リン「分からない、お母さんみて美人だなって思ったんだと思う」
母「やだねーもー恥ずかしいじゃない! 人前よ?ほら、家に帰りましょ さつきちゃんありがとね」
リン「じゃあね、さつきちゃん」
さつき「うん!じゃあね!」
  バタン(扉の閉まる音)

〇通学路
さつき「雨降ってきちゃった、傘だそっと」
さつき「あれー傘どこだっけ?」
  キキキー
さつき「く、車!?」
  バン!!
???「よし、処分するとするか」
  ブーン・・・(車が走り去る音)

次のエピソード:エピソード2 家族

コメント

  • リンが最初に自宅じゃなくてさつきの家にいたことや、記憶がないのに病院を激しく拒んだことなどいろいろと気になりながら読んでいたら・・・ラストの衝撃。謎が謎を呼ぶスリリングな展開に引き込まれました。

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