バレンタイン(脚本)
〇学校の校舎
年も明け高校生活の終わりも近づいてきた
〇教室
マチョ本「やっぱり力也はモテるな」
マチョ田「凄いなチョコの山 俺のもちゃんと食ってくれよ」
力也「・・・」
この世界に来た当時の俺なら
男子校でマッチョ達から貰った
チョコの山を見て号泣しただろうが
今となってはまんざらでも無い・・・
と、いうか意外と嬉しい俺がいる
〇教室の教壇
友「おはよー! わっ!朝から凄い貰ってる!」
力也「友はくれないのか?」
友「・・・俺は無い。ごめんね」
力也(クリスマスから友が よそよそしい・・・)
力也(ちょっと攻めすぎたかな・・・)
力也「ん。じゃあ俺から」
友「えっ!」
友「ははっ・・・ 義理丸出し!もうちょい気ぃ使えよー!」
力也(よし、飾り気の無いものなら渡せるな)
友「今食べちゃお〜! いただきまーす!」
友「んんっ おいしっ!」
力也「はは・・・ 友は口がちっちゃくて可愛いなぁ」
・・・
友「えっ!!」
力也「えっ!!??」
力也(えっ!?なんだ? 今まで攻略対象以外は口説くような セリフは言えなかったはず・・・)
力也(何かが・・・ 変わり始めてるのか・・・?)
友「・・・・・・」