自分の力(脚本)
〇養護施設の庭
イラン・オルロード(今日は母さんの知り合いと魔法の勉強だ!けど...転生ボーナスで全部使えるけどなぁ...)
「姉さん、イランさんいましたよー!」
イラン・オルロード「誰...?」
ルーク・スピリチュアル「ルーク・スピリチュアルです! 今日は姉が魔法を教えるとのことで、僕も一緒に学ばせてもらうことになりました!」
イラン・オルロード(スピリチュアル...そういえば、今日教えてもらえる人だったっけ)
「おーい! 早いよー!」
ルーク・スピリチュアル「あっ、お姉ちゃん! 遅いよー!」
ユーリ・スピリチュアル「はぁ...はぁ...つらっ...」
イラン・オルロード(...そういえば、この人達のこと詳しく知らないや アナウンスさーーん!!)
ユーリ・スピリチュアル
スピリチュアル家の長女
魔法が得意
イランと同い年
ルーク・スピリチュアル
ユーリの弟(1歳下)
魔法について勉強中
ユーリ・スピリチュアル「では、イランさん まずは魔力の量を計測します こちらの水晶に触れてみてください」
イラン・オルロード(水晶...漫画とかでもよくある展開だね!)
イラン・オルロード「はい!」
パリン(水晶が割れる)
ユーリ・スピリチュアル「え...!?」
ルーク・スピリチュアル「わ...割れたっ...!?」
イラン・オルロード(異世界系あるある、魔力ありすぎて水晶が割れるってやつだぁ...!! どうしよう...)
ユーリ・スピリチュアル「まぁ、それほど凄い期待出来るってことってしておきましょう...!」
イラン・オルロード(良い雰囲気になって良かったぁ...あとは派手にやらかさないといいな...)
これがフラグになるなんて、思いもしていなかったのだった
〇養護施設の庭
ユーリ・スピリチュアル「全魔法適正に膨大な魔力...こんな人初めてだよ、イラン!」
※敬語は無しにしてもらいました
ユーリ・スピリチュアル「これなら学園でも活躍間違いなしだよ!」
イラン・オルロード(目立ちたくないのに...)
「あっ、イラン!」
イラン・オルロード「姉さん!?」
ラクラス・オルロード「聞こえたわよ 全魔法適正なんでしょ? 流石、私の妹ね!」
イラン・オルロード「そ...そうかな...?」
ユーリ・スピリチュアル「そうだよ、イラン!!」
イラン・オルロード「そっかぁ...///」
「...」
イラン・オルロード「2人とも、どうしたの?」
ユーリ・スピリチュアル「...いや、なんでもないよ!」
ラクラス・オルロード「私も」
イラン・オルロード「そっか...この前作ったストラップあげたいから持ってくるね!」
「...」
ラクラス・オルロード「あの子、学園ですぐ好まれそうね 大丈夫かしら?」
ユーリ・スピリチュアル「まぁ、何かあっても守りますから」
ラクラス・オルロード「ありがとう あっ、あの馬車じゃない?」
ユーリ・スピリチュアル「あっ、本当だ! では」
「ルーク、起きて!」
「うぅ...まだ寝る...」
「ちょっとぉ!」
ラクラス・オルロード「ふふっ、仲良しね!」
ラクラス・オルロード(そういえば、前のお姉ちゃんもこんな感じで優しかったなぁ...)
ラクラス・オルロード(殺し、死んだことを知ったら、なんて思うかな...?)
ラクラス・オルロード(...まぁ、今考えてもしょうがないか)
ラクラス・オルロード(もう”あっちには戻れない”から...)