エピソード2(脚本)
〇立ち食い蕎麦屋の店内
賢児と涼子は立ち食い蕎麦屋のカウンターで蕎麦を食べていた!
健児「涼子、テレビ見たぜ」
健児「おめえ、いつから社長秘書になったんだよ」
涼子「あら、私は前から社長秘書よ」
涼子「言わなかったかしら?」
健児「あいつにラブレター渡したのか」
涼子「あははは、そーゆーこと!」
涼子「今じゃ、あいつは私にゾッコン惚れてるわ!」
健児「婚約者までいる相手の気持ちを弄ぶなんてどうかしてるぜ」
涼子「あいつは、私の恋人を奪った男なんだ」
・・・・・・・
健児(話が読めねえ、話が高度すぎて脳が オーバーヒートよ)
涼子「賢児には関係なから安心して」
健児(俺には関係ない・・なんかめちゃめちゃがはらたってきたんだけど・・)
健児「なんでこんなに腹が立つのだろう・・」
涼子「!!」
涼子「あの会社はね、元々私の恋人が作った会社なんだ」
健児「恋びと!?」
涼子「でも恋人は、根も葉もない言いがかりつけられて、」
涼子「借金添わされて、牢屋に入れられて死んじゃったの」
涼子「私、自分の恋人が会社の経営者だなんて何も知らなかった」
涼子「彼が苦しいときに何一つ助けてあげられなかった」
涼子「だから、彼に代わってあいつに復讐してやるんだ!」
健児「あのさ・・・」
重い・・・重すぎる空気・・・
健児「でも、今更なんであいつと恋人になりたがるんだ?」
涼子「あいつに絶望を教えてやるためよ!」
涼子「一番好きな相手に裏切られる気持ちをたっぷり味合わせてやるの」
健児「涼子!!!!!やめろ!!」
涼子「賢児のラブレターのおかげで、あいつは私にゾッコンよ!」
健児「頼むからやめてくれよ・・・・・」
涼子「賢児もう遅いよ・・・計画はもう動き始めたわ・・・」
涼子「誰にも止められない・・・」
健児「そんな・・・・・」
涼子は席を立った。
〇立ち食い蕎麦屋
涼子「彼の結婚式、楽しみにしていてね・・」
〇合宿所の稽古場
結婚式当日・・・・
秘書の涼子と圭介社長は、結婚式の控え室にいた。
涼子「社長〜」
涼子「結婚したらもう二人で会ってくれないの〜?」
新井圭介「結婚なんて形だけだよ、僕は蘭のデザイナーとしての才能を他社に渡したくないだけだ」
新井圭介「結婚なんてただの形式だよ」
新井圭介「僕が一番好きなのは、涼子だけだ」
涼子「まあ、嬉しい。社長大好きよ!」
新井圭介「そろそろ、花嫁が到着する」
新井圭介「また、続きは後で」
涼子「きっとよ!」
社長は部屋を出ていった!
〇炎
涼子「わらってられるのも、今のうちよ!」
涼子はピストルに弾丸を込めた!
〇合宿所の稽古場
蘭「涼子ちゃん、いる?」
蘭「さっき知らない男の人が、涼子ちゃんに手紙を持ってきたよ」
涼子「あら、ファンかしら?」
涼子「私、結構人気あるんだよね!」
蘭「涼子ちゃん可愛いもんね・・・・」
それは、賢児からのラブレターだった!
涼子「なんじゃ、このラブレター」
涼子「変しい、変しい、涼子様・・・・」
涼子「誤字、脱字だらけじゃん!」
涼子「1文字0.1円だな!」
涼子「愛しています・・涼子・・・」
涼子「だから、あんたのラブレターは、自分には効かないんだって・・」
蘭が話し始めた。
蘭「あのね、社長が私と結婚するのは、私に才能があるからなの」
蘭「でも、私は大切な才能の宝石をどっかで落としちゃった!」
涼子「そんな!?」
蘭「涼子ちゃん、今からここに警察がくるわ」
涼子「警察!?どうしてですか!?」
蘭「社長は、会社のお金を使い込んだ挙句、」
蘭「親友だった共同経営者に罪を擦りつけて追放した」
涼子「蘭さん」
蘭「その人があなたの恋人・・・」
蘭は事情を全て知っていた
涼子(蘭さん、知ってたのね・・)
蘭「涼子ちゃん、撃つなら私を撃って」
蘭「才能をうしなった今、私はただの役立たず・・」
蘭「でも、あの人を助けたいの」
蘭「罪をつぐなってから、もう一度まっとうに暮らしてほしいの」
涼子「涼子さん、私にはなんのことだかわかんないけど」
涼子「もう遅いんじゃない?」
涼子「何もかも」
〇結婚式場の廊下
今から結婚式だ!
涼子「圭介!!!!!」
涼子「恋人の仇!!!!!」
〇炎
〇血しぶき
〇幻想空間
〇結婚式場の廊下
涼子「何がおこったの!?」
賢児が現れた!
健児「ご結婚おめでとうございます!」
健児「あと、奥様、落とし物ですよ!」
蘭「あ!」
蘭「ありがとう!」
警察がやってきた!
警察「圭介社長!!逮捕する!!」
圭介社長は逮捕された!
蘭「圭介・・・私はいつまでも待つから・・」
蘭「罪を償ったら改めて結婚式をしましょう・・」
〇渋谷のスクランブル交差点
賢児と涼子は、バイクで結婚式場を出た!
健児「どっか行きたいとこあるか?」
涼子「海が見たいわ!」
健児「じゃあ、明石まで行くか!」
〇沖合
涼子「風が気持ちいいね〜」
健児「そーだな」
涼子「賢児大好き!」
健児「えっ!?今なんか言った?」
涼子「なんでもないよ!バカっ!!」
終わりです。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました!
面白く読ませていただきました!
思わぬ展開でした!
なんの捻りもない稚拙な物語です。もし読んで下る優しい人がいましたら、心から感謝します!