【第7話】コレールの思惑です。(脚本)
〇シックなカフェ
ここまでのあらすじ
シャグランの説得により心を開いたボーダム。彼は今までよりも少し素直になり、
『シャグランと一緒なら』カフェに来ると言う。
そうして優しい時間は過ぎていくのであった・・・
甘咲 結葉「いや〜、一時はどうなることかと!!」
甘咲 結葉「あれ?でも前私が試食したパンケーキにキャラメルの風味ってしたっけ・・・・・・」
四島 修「ああ、それはちょっとしたサービスだよ」
甘咲 結葉「サービス!?」
四島 修「ああ わざわざキャラメルマキアートを頼むってことはキャラメルが好きなのかなって」
四島 修「ほら、甘いのが飲みたいならアイスミルクやホットミルクでも良いからね」
四島 修「それに、ボーダムが「注文はシャグランに任せる」って言ってたから、映えとかは気にしてなくてキャラメルマキアートかな、」
四島 修「そしたらやっぱりキャラメルが好きなのかなってね」
甘咲 結葉「先輩凄い・・・!!」
四島 修「はは、でも大体は勘だよ」
甘咲 結葉「私も先輩みたいになりたいな・・・」
〇貴族の部屋
コレールの部屋
コレール「・・・・・・」
コレール「どうやら未来が変わったようだね」
コレール「いやぁ、良かった良かった。 このまま何も変わらなかったらシャグランとボーダムはお互い何かしらの軋轢を抱えたまま・・・」
コレール「いや、もう変わった未来のことだ」
コレール「さて、僕もカフェに行こうかな」
〇シックなカフェ
カランコロン
コレール「やぁ」
甘咲 結葉「いらっしゃいませ!!」
甘咲 結葉「あ、コレールさん!!」
四島 修「え、コレールさん?来たの?」
甘咲 結葉「はい!!コレールさん来ました!!」
四島 修「なるほど・・・いらっしゃいませ!!」
コレール「ボーダムとシャグランと仲良くやってるみたいだね」
甘咲 結葉「はい!!」
四島 修「すごく楽しんでもらえました!!」
二人は少し胸を張った。
コレール「それは良かった。これからも宜しく頼むよ?あ、これ差し入れね」
四島 修「ノート・・・ですか?」
コレール「これは幹部はもちろん戦闘員皆の趣味嗜好を全部メモしたノートだよ これを使って接客頑張れ!!」
甘咲 結葉「そんな情報どこから仕入れて・・・!!」
コレール「面接のときに聞いたのを全部メモしただけだよ」
四島 修「面接・・・!?」
コレール「そう。基本この組織は面接だよ」
コレール「キミたちはスカウトだったけどね」
「へえ〜・・・」
コレール「あ、コーヒー一杯くれる?」
甘咲 結葉「は、はい!!ブラックですか!?」
コレール「うん」
甘咲 結葉「先輩!!ブラックコーヒー一杯です!!」
こうしてカフェでの一日は過ぎていくのであった・・・。
〇可愛い部屋
結葉の部屋にて。
甘咲 結葉「今日は大変だったなぁ〜」
甘咲 結葉「でも先輩が機転効かせてくれたし、シャグランさんとボーダムさんも仲良しで良かった!!」
甘咲 結葉「コレールさんから良いものもらえたし、明日からも頑張るぞー!!」
甘咲 結葉「・・・あ、目覚ましセットしなきゃ」
〇男の子の一人部屋
修の部屋にて
四島 修「今日は色々あったけど、楽しかったな」
四島 修「結葉さん、元気そうで何よりだし。 何より皆思ったより優しいな」
四島 修「悪の組織にいるってこと、忘れそうになるな」
四島 修「・・・でも、まぁいいかな 平和が何よりだ。平和が何より・・・」
四島 修「・・・Zzz」
〇貴族の部屋
コレールの部屋にて
コレール「・・・・・・」
コレールは魔法の宝石を見つめる。そこには別の風景が映されていた。
コレール「・・・次は、彼らが・・・」
コレール「・・・頼むよ、結葉くん、修くん。 ここで彼らの関係が改善しなければ、彼らは・・・」
続く
コレールさんの意味深な言動、イロイロと引っかかりますね!そして、この組織が面接形式を採っているって、、、面接状況を見てみたくなりますねw