冒険の始まり~シャオールへの道(脚本)
〇草原の道
ゆい「えっと、シャオールに向かえばいいんだよね?」
なおと「あぁ で、はる、シャオールってどんな国なんだ?」
はる「シャオールはミスハランの姉妹国と呼ばれています そうですね、特に聖水がとても有名な国ですかね」
ゆい「聖水!? そ、それって、かなり入手困難じゃなかったけ?」
はる「確かに国の許可が必要ですが、シャオール王は冒険者には優しいと聞きます おそらく、話せば買えるはずです」
しゅん「もらうってのは無理なのか?」
はる「それは難しいんじゃ・・・」
しゅん「そうなのか? 魔王討伐の冒険者にはそれ相応の物がねぇとじゃね?」
はる「確かにそうですけど・・・」
ゆい「とりあえず交渉だけしてみようか」
はる「ゆいまで・・・」
しゅん「ゆいも俺に染まってきたみたいで、嬉しいぜ!」
ゆい「えっと・・・」
なおと「ん、それより一旦休憩しないか?」
しゅん(なおと、無視しやがった・・・ まっ、いっか)
ゆい「うん、それがいいかも あと1時間以上はかかりそうだし」
はる「なら、あの辺はどうですか?」
ゆい「うん色々見渡せるし、水も足せそうだね」
なおと「飲むには浄化させないとだけど、どうするんだ?」
ゆい「魔導書に浄化の魔法が載ってるの だからそれで飲めるはずだよ」
はる「浄化魔法って、水にも効果あるんですか?」
ゆい「うん 魔導書を見た感じだとそうみたい」
はる「ならよかったです」
なおと「んじゃ!」
ゆい「ちょっ、なおと待ってよ~!」
しゅん「俺らも行くぞ!」
ゆい「うん!」
なおと「いぇい、一番乗り!」
なおと「みんなも来たか」
ゆい「えっと、みんなの水筒の残りはどんな感じ?」
なおと「俺は空」
しゅん「俺も空」
はる「僕は後少しです」
ゆい「じゃあ、みんなの水筒貰ってもいいかな?」
ゆい「さて、まずは水を汲んでっと」
ゆい「えっと、どこのページだったっけなぁ・・・」
ゆい「あった! 「ホーリームーン」」
ゆい「よし、これで大丈夫!」
なおと「やっぱ、ゆいは凄いよ!」
ゆい「魔導書もあるし、これくらいは出来るよ」
しゅん「よし、水も足せたし、そろそろ行こうぜ」
ゆい「うん、そうだね なおと、はる、大丈夫?」
なおと「あぁ!」
はる「はい!」
ゆい「じゃ、シャオールに向けて出発!」
〇林道
はる「はぁはぁ・・・、シャオールはまだ、ですか?」
なおと「ん、そこの看板を見るかぎりだと、15分くらいで着くみたいだな」
ゆい「15分か・・・ なんとか行くしかないか・・・」
カッパンバ「魔王様に逆らう者か・・・?」
ゆい「私達が逆らう者だとしたらどうするの?」
カッパンバ「殺るのみだ」
なおと「じゃ、やらせてもらうぜ!!」
なおと「はっ!」
なおと「よ、避けられた!?」
カッパンバ「ふっ、これくらい避けられて当然だ これでどうだ!!」
しゅん「っ・・・」
なおと「しゅん!? お、お前まさか・・・」
しゅん「これくらいは平気だ それよりも攻撃しねぇと負けるぞ」
なおと「サンキュな、しゅん ゆい?」
ゆい「うん、私も行けるよ!」
なおと「んじゃ、反撃だ!!」
なおと「はっ!」
カッパンバ「ぐわっ」
ゆい「まだ終わらないよ!! 「ライジングスター」」
カッパンバ「ぐわー!!」
なおと「まだやるか?」
カッパンバ「っ・・・認めたくないが降参するぜ・・・ だが、この先のシャオールでオマエらは終わりだな笑」
ゆい「どういう事なの? 教えて!」
カッパンバ「ふんっ、行けばわかる事だ まっ、オマエらに勝てねぇけどな笑」
なおと「終わったな」
ゆい「だね」
しゅん「さすがだな、なおと、ゆい」
なおと「ごめんな、しゅん・・・」
しゅん「別に構わないって」
ゆい「回復魔法使うね」
しゅん「あぁ」
ゆい「『ザ・ヒール』」
しゅん「おぉ、力がみなぎってくる!」
なおと「良かった・・・」
しゅん「ゆい、ありがとな」
ゆい「どういたしまして」
はる「あのモンスター、意味深な事を言ってましたね・・・」
しゅん「シャオールにさっきの奴より強いモンスターが居るか・・・」
ゆい「不安だけど、行くしかないね」
しゅん「あぁ! 救ったら報酬貰えんじゃね?」
はる「また・・・ だけど、そうですね 魔王討伐をするためにも、色んなモンスターと戦ってレベルアップしないとだから行きましょう!」
なおと「おう!」
〇荒廃した街
住人「っ・・・、強すぎる・・・」
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