神様だってゆっくりしたい

下大迫 史也

第八話 えぇ…嫌だな(脚本)

神様だってゆっくりしたい

下大迫 史也

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〇整頓された部屋
アトゥム「単刀直入に言う」
アトゥム「今まであんたに誤解があったことを」
ガイア「誤解?」
アトゥム「仕事もしない無能な奴だとこの前までは思っていたが──」
アトゥム「シルティ様に聞いたんだが、あんたの能力のおかげで今までの仕事をスムーズに保っていたんだな」
アトゥム「書類整理室にある数十億の本、あの1ページにその人の最新の情報を記していたんだよな」
アトゥム「なのに俺は、」
ガイア「なんだ、そんな事か」
ガイア「別に気にしてないし思ったこともなかったよ」
ガイア「でもね」
ガイア「この件に関して謝りに来たのはアトゥムひとりだよ」
ガイア「先代の書類長なんて代が変わる最後まで仕事してないと思われてたからね」
ガイア「だからさ・・・気にすんなよ」
アトゥム「ガイア様がそこまでおっしゃるなら・・・」
ガイア「アトゥムが、ガイア様って・・・」
アトゥム「うっ、うるさい」
アトゥム「だけど有難うございます」
ガイア「いいってことよ」

〇牢獄
シルティ「今どんな気持ちですか?イザベル様」
イザベル「うるさいわね・・・しょうがなかったのよ」
シルティ「『しょうが無い』で他の星の方々をあのカオスによって囚われているんですよ」
イザベル「いけると思ったのよ」
イザベル「ダスティを洗脳して攻めればいけるとね」
シルティ「そう・・・ですか、」
シルティ「貴女は神の座から降りてもらいます」
イザベル「あっ、あなたが決めることじゃないでしょ」
シルティ「これはガイア様からの『命令』です」
イザベル「・・・」
シルティ「さようなら──」
アトゥム「終わりましたか、シルティ様」
シルティ「あらアトゥム、ガイア様とはお話できた?」
アトゥム「はい、」
アトゥム「ところでイザベル様は・・・」
シルティ「ん?そんな人居ませんわよ」
アトゥム「えっ、ここに」
アトゥム「あれ、」
アトゥム「いない!?」
シルティ「さぁ、私達もガイア様のところに行きましょ」
アトゥム「はい・・・」

〇国際会議場
ガイア「これからについて議論していこうと思いまーす(^^)」
アトゥム「あまり・・・このような場で明るい言葉は、」
オオクニヌシ「イイッショ!!イイッショ!!」
オオクニヌシ「折角だから暗いよりも元気な方が話も進めやすいっしょ!!」
ガイア「今から話すのは、俺とカオスの仲について──」
「続く」

次のエピソード:第九話 俺の弟 カオス

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