【第4話】開店初日のオーダーです。(脚本)
〇シックなカフェ
ここまでのあらすじ
悪の組織に連れてこられた二人は、開店の準備を終え、それぞれのナイトルーティンを過ごす。
風呂上がりの結葉は幹部のシャグランと出会い、カフェに対する期待をよせられる。
寄せられた期待に答えるべく、二人はやる気に燃えるのだった。
「いらっしゃいませ!!」
ワヤワヤ・・・
ガヤガヤ・・・
コレール「やぁ、頑張っているみたいだね」
「コレールさん! いらっしゃいませ!!」
コレール「うんうん、大繁盛みたいで何よりだよ」
四島 修「それで、結葉。 幹部のシャグランさんが来てくれるって話だったよね?」
甘咲 結葉「はい、そろそろ来てくれるはずですが・・・」
シャグラン「やぁ」
甘咲 結葉「あっ、いらっしゃいませ!!」
シャグラン「昨日から楽しみで仕方なくてな 少しおめかしして来てみたんだ」
四島 修「楽しみにしてくれたんですね・・・!! ご注文は何にしますか? こちらメニューです!!」
シャグラン「コーヒー。キリマンジャロのブラック。 それだけでいい 煎り方は浅煎りが好ましい」
シャグラン「楽しみにしているぞ」
甘咲 結葉「はい!!」
四島 修「かしこまりました!!」
〇広い厨房
四島 修「ちゃんと期待に答えられるコーヒーを作らないとな」
修はコーヒー豆を煎り始める。
四島 修「えっと・・・・・・浅煎りがいいんだよね」
四島 修「・・・僕のオススメの中挽きにして・・・」
四島 修「出来た!!」
四島 修「完成!!」
四島 修「良い香りだなー・・・ 我ながら上手くできた気がするよ」
〇シックなカフェ
四島 修「結葉、これ運んで」
甘咲 結葉「はーい!! シャグランさん、お待たせしました!!」
シャグラン「・・・美味しそうだな」
ゴクリ
シャグラン「・・・!!」
「・・・?」
シャグラン「美味い・・・!!」
「・・・良かったあ・・・!!」
シャグラン「とても気に入った 明日もここに来よう・・・ 他のコーヒーも飲みたいからな」
甘咲 結葉「あ、あの・・・ 他の幹部の皆さんは カフェが出来たと聞いたときどんな反応でしたか?」
シャグラン「・・・何故それを問う?」
甘咲 結葉「あ、気になっただけです」
シャグラン「・・・私以外はあまり好意的ではなかった 戦闘に関係がない、自分は恐らく利用しないなどな」
甘咲 結葉「え・・・」
シャグラン「だが私がここに来てみて分かったことはな ここは皆の心を癒やしてくれる大切な場所になるということだ」
シャグラン「きっと皆も分かってくれるだろう」
甘咲 結葉「シャグランさん・・・!!」
〇闇カジノ
その日の夜
遊戯室にて
ボーダム「あれ、シャグランじゃん オレと遊んでよ 退屈なんだよ」
シャグラン「いや、今日はもう寝ようと思っているんだ」
ボーダム「は?」
シャグラン「明日もあのカフェに行こうと思っていてな 少し早めに寝て早く起きて仕事を終わらせ沢山カフェを堪能したいからな」
ボーダム「・・・カフェ、カフェって昨日からさ そんなに楽しいもんなの?カフェって」
シャグラン「まぁ、カフェは楽しいな 色んなコーヒーを楽しめるから」
ボーダム「はぁ? それだけで楽しいもんなの? 訳分かんない、オレと遊ぶよりカフェで飲み物飲む方が好きなんだ」
シャグラン「・・・そんなわけではない まぁいずれ分かる、カフェの楽しさがな」
シャグラン「・・・遊んでやれなくてすまない また今度遊ぼうな」
ボーダム「・・・・・・」
〇闇カジノ
ボーダム「・・・・・・」
ボーダム「・・・何なんだよ、シャグランのやつ オレよりそんなに新しくできたカフェの方が大事かよ」
ボーダム「・・・・・・つまんないの」
続く
シャグラン可愛いですね😆
他の登場キャラもどんどんカフェの虜にしていってほしいです🌟
ついに開店ですねー!
焙煎したてのコーヒー、時間も手間もかかってますね。お店にもその香りが広がって、モブ戦闘員さんたちもきっとニッコリですね!