エピソード1(脚本)
〇病院の廊下
回想
葦殼灰人「・・・『先生。』」
葦殼灰人「『ーーは、、あとどれくらいでしょうか。』」
医者「『・・・大丈夫ですよ・・』」
医者「『気にしすぎは──御身体に障ります・・』」
医者「『大丈夫、大丈夫ですから。』」
医者「『快方に向かっております。』」
大事だった、何よりも。「・・・・・・・・・・・・」
葦殼灰人「『・・・・・・先生。』」
葦殼灰人「『声が、、、。』」
葦殼灰人「『声が聞こえるんです、、、。先生。』」
医者「『・・・ええ、そうですね、、葦殻さん。』」
医者「『声が────聞こえますね、、、、』」
医者「『───どんな声が聴こえてきますか?』」
葦殼灰人「『──私を責める声です。』」
葦殼灰人「あの時の、あの場所の、、今の過去の、、、 過ちの、、もう戻っては来ないその全てが 私を責め立てるのです、、、先生」
葦殼灰人「人が、モノが、、存在が、、、否定し続けているのです、先生」
葦殼灰人「ただただ、『諦めろ。』と」
医者「『──諦めろ、、ですか。』」
葦殼灰人「『───先生』」
葦殼灰人「『もう──終わりにします、、先生。』」
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最後の医者の叫びが、主人公がどんどんこの世から遠ざかっていくような雰囲気を想像させて、こちらまでどこか違う世界に引き込まれたようです。
全てが混沌として謎に包まれたプロローグですね。灰人が時系列のどの時点やどの次元にいてこの場面を回想しているのか、そもそも生者なのか既に死者なのか、全てが気になります。