勤め先のカフェは悪の組織支部店です

小夜紅テルン

【第3話】開店前夜の出会いです。(脚本)

勤め先のカフェは悪の組織支部店です

小夜紅テルン

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〇シックなカフェ
  ここまでのあらすじ
  悪の組織に連れてこられた二人のカフェ店員、修と結葉。
  二人は悪の組織のリーダーであるコレールにアジトでカフェを経営するように命じられる。
  メニューを決定し、開店間近。
  さぁ、客は来るのか。
甘咲 結葉「明日から営業開始なんですよね!!」
四島 修「そう。だから今日はゆっくり寝てね」
甘咲 結葉「はーい!! それでは自室の確認も兼ねて・・・」
甘咲 結葉「おやすみなさーい」

〇可愛い部屋
甘咲 結葉「かわいい!!」
甘咲 結葉「あ、これパジャマかな? お風呂に行ってから着替えよっと」
甘咲 結葉「えっと、お風呂は」
甘咲 結葉「そうだ、大浴場!!大浴場に行こうっと!!」

〇露天風呂
甘咲 結葉「お風呂だー!!」
甘咲 結葉「髪の毛洗って、身体洗って、顔洗って・・・」
  ※実際温泉に入るときは湯船の中にバスタオルを浸けないようにしましょう
  バスタオルを巻いたまま入るのもNGです
甘咲 結葉「ふー・・・生き返る・・・」
  10分後
甘咲 結葉「そろそろ出ようっと・・・」

〇銭湯の脱衣所
甘咲 結葉「いい湯だった〜 あれ、あそこにいるのは・・・」
シャグラン「・・・・・・」
甘咲 結葉(幹部の人・・・だよね コレールさんとはたくさん話をしてるけど、幹部の人達とはお話できてないんだよなぁ・・・)
シャグラン「何か用か?」
甘咲 結葉「ひっ!?」
シャグラン「そんなに驚くな お前のことはコレール様から聞いている」
シャグラン「カフェを開くんだってな」
甘咲 結葉「知ってるんですか!?」
シャグラン「ああ。いつから営業するんだ?」
甘咲 結葉「あ、明日から、です」
シャグラン「明日か・・・明日は確かアジト内での仕事だったな」
シャグラン「そのカフェに私も行ってみよう」
甘咲 結葉「来てくれるんですか!?」
シャグラン「ああ、カフェは好きだからな だが私は手厳しく行くぞ?」
シャグラン「特にコーヒーにはこだわりがある 美味しいコーヒーが飲めることを期待しているぞ」
甘咲 結葉「はい!! 任せてください!!」
シャグラン「では私はこれで」
甘咲 結葉「・・・・・・」
甘咲 結葉「緊張したぁ・・・!!!!」
甘咲 結葉「でも、来てくれるって約束してくれたし・・・ 明日から頑張れそう!!」

〇シックなカフェ
甘咲 結葉「ただいま戻りましたー」
四島 修「お、結葉も今から寝るの?」
甘咲 結葉「修先輩はいつお風呂に入ったんですか?」
四島 修「ああ、シャワーですませちゃったよ」
四島 修「それより、明日は開店初日。 頑張っていこうね!!」
甘咲 結葉「はい!! 皆さんの期待に答えましょう!!」

〇可愛い部屋
甘咲 結葉「さてと、そろそろ寝ようっと」
甘咲 結葉「・・・・・・」
甘咲 結葉(悪の組織って聞いて身構えてたけど、 みんなそんなに根っから怖い人じゃなさそうだな)
甘咲 結葉(でもなんでそんな根っから怖い人じゃなさそうな人達があんな悪事を働くんだろう)
甘咲 結葉(もう今日は寝ようっと 明日考えればいいや)

〇男の子の一人部屋
四島 修「結葉さん、あんなに逞しい人なんだな それに比べて俺はびっくりしてばかり」
四島 修「もっと強くならなきゃな」
四島 修(・・・でも、もし強くなったところで 本当に守れるのかな)
四島 修(力だけじゃ守れないものもある、よくそういうことを聞くことがあるんだよな)
四島 修(・・・・・・)
四島 修(・・・Zzz)

〇シックなカフェ
  翌朝
甘咲 結葉「掃除終わりました!!」
四島 修「看板の準備もできたよ!!」
コレール「やぁ、今日開店だってね 頑張れそうかい?」
「はい!!任せてください!!」
コレール「ふふ、期待してるよ」
コレール「・・・僕のためにも、組織のためにもね」
  続く

次のエピソード:【第4話】開店初日のオーダーです。

コメント

  • 開店前夜、今のところは極めて順調な感じですが、なにせ場所が「悪の組織」ですものね。カフェと悪の組織がどのような化学反応を見せるのか楽しみです。

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