断罪対象である妹を助けたら百合と薔薇が咲いたっぽい

隍沸喰(隍沸かゆ/おかゆ喰)

7話 狸寝入りに気をつけたい(脚本)

断罪対象である妹を助けたら百合と薔薇が咲いたっぽい

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〇王妃謁見の間
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(・・・公爵令嬢じゃない侵入者か。一度目の人生でも侵入者がいたな。確か・・・敵国の暗殺団副団長・・・名前は──)
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(──忘れた)
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(でもレバノスタン家が強すぎて、焦った敵国の王はどんどん帝国を攻めてくるんだよな)
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(悪役令嬢が余計なことしたせいで大忙しだった。で、一度だけ転生前にあったらしい戦いが行われそうになって──)
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(悪役令嬢が仕切って俺はかませ犬になる・・・敵国の情報を元から知っていれば俺だって・・・)
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(・・・よく考えたら、帝国ってレバノスタン家に依存してるよな。俺たちがいなくなったら帝国って・・・)
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「・・・いいこと思いついた」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(普通に考えて、悪役令嬢の味方になってる皇帝より、悪役令嬢の敵が確定している敵国に──・・・)
エレエレ・テンテンポム「ルゥラッハさま、侵入者の正体がわかりました」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(あー調べさせてごめん、思い出した、とは言えない・・・普通に、”ありがとう”って言えばいいのか)
エレエレ・テンテンポム「・・・・・・寝ているんですか?」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(ん? 目を開けるタイミングを逃したか? ただ集中を途切れさせたくないだけ・・・なんだけどなぁ)
エレエレ・テンテンポム「・・・今日もお疲れさまです」
エレエレ・テンテンポム「私がそばでお守りしますので、ゆっくり休んでください」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(・・・何の音だ?)
エレエレ・テンテンポム「・・・・・・」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(毛布か・・・エレエレってこんなに優しいヤツだったのか)
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(一度目の人生では感謝もせずにこき使って・・・なのに、ずっとついてきてくれて・・・)
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「・・・ありがとう」
エレエレ・テンテンポム「・・・お、起きてるんですか? 狸寝入りはやめてください」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「・・・・・・」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(心外だ。俺は寝てるなんて言ってないし。勝手に寝てると勘違いしたのはお前だろ)
エレエレ・テンテンポム「・・・・・・寝言?」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(ああ〜またタイミング逃した・・・え、これは狸寝入りなのか?)
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(考え事をしたいだけで、べつに寝たふりをしたいわけでは・・・)
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・)
エレエレ・テンテンポム「・・・・・・」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「・・・・・・」
エレエレ・テンテンポム「・・・・・・」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(し、視線が痛い!! そして息が近い!! 顔が近い!!)
エレエレ・テンテンポム「・・・・・・」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(観察されてるぅ〜!! 気まずいってえぇ〜!! 頼む起こしてくれ!!)
エレエレ・テンテンポム「・・・・・・ハァ」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(ため息!? バレてるのか!? 狸寝入りだと認めるからもう一度指摘してエレエレ!!)
エレエレ・テンテンポム「最近のあなたは・・・調子を狂わせる・・・」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(ん? 独白か? 素直なエレエレは知りたいかも)
エレエレ・テンテンポム「・・・ルゥラッハさま、必ず私がお守りいたします」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「・・・・・・」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(俺って演技力・・・あったかな? 自然に目が覚めたよ、って感じで目を開けられる? イケる?)
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(よ、よし、覚悟ができてきた 狸寝入りだとバレても、まあ何とかやり過ごし──)
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「・・・・・・」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「・・・・・・・・・・・・」
エレエレ・テンテンポム「・・・くっ。何をバカなことを・・・こんなこと許されるわけがないとあれ程・・・」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(今なんか、ほっぺたに柔らかい感触が・・・って言うか今の音って・・・)
エレエレ・テンテンポム「でも、ここまで熟睡されているのは珍しいし・・・こんな機会はもう・・・もう一回だけ・・・」
エレエレ・テンテンポム「・・・ルゥラッハさま、今だけは許してください。私は・・・」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(な、なんか・・・息が近い、顔近い? あれ? エレエレ?)
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「・・・・・・」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「・・・っ」
エレエレ・テンテンポム「・・・・・・3回も・・・私は何を」
エレエレ・テンテンポム「・・・・・・」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「・・・・・・あ、ぅ」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「・・・・・・」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(今のタイミングは絶対間違ってるってええぇぇ!! 俺のあほんだら・・・!!)
エレエレ・テンテンポム「・・・・・・ゆめ」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「・・・・・・」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「え、エレエレ!? しっかりしろ、エレエレええええ──・・・!!」

〇黒

〇貴族の応接間
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(ああ・・・申し訳ない 狸寝入りした挙句、エレエレが俺に”秘密にしたいこと”を知ってしまった・・・)
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「機会があれば、いつもやってたのか・・・?」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(・・・まさかな)
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(一度目の人生で、あんなことされた記憶はないし・・・)
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(唇にしてこなかったのはそう言う感情ではないから・・・? だよな? じゃあ何だ?)
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(・・・とりあえず愛情深いのはわかった)
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「ありがとう、エレエレ 俺もお前を守ってやるからな・・・」
エレエレ・テンテンポム「ん・・・」
エレエレ・テンテンポム「ここは・・・」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「き、気が付いたか?」
エレエレ・テンテンポム「・・・・・・」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「エレエレ?」
エレエレ・テンテンポム「・・・あ、う」
エレエレ・テンテンポム「私がなぜルゥラッハさまのベッドに・・・?」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(・・・触れてほしくないんだな)
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「倒れたんだ・・・」
エレエレ・テンテンポム「・・・・・・」
エレエレ・テンテンポム「・・・・・・」
エレエレ・テンテンポム「・・・・・・」
エレエレ・テンテンポム「ルゥラッハさま、私はこれからもおそばにいていいですか?」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「お、お前がいないといやだ!!」
エレエレ・テンテンポム「・・・──」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「は、離れるつもりなのか!? 負担をかけすぎた俺が悪かった・・・!! 離れるなんて絶対に許さないからな!!」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「・・・エレエレ」
エレエレ・テンテンポム「・・・これからも、そばにいますから、落ち着いてください」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「・・・」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「うん、そばにいてくれ」
エレエレ・テンテンポム「・・・はい」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「ちょっと、眠ってもいいか? 少し疲れて・・・」
エレエレ・テンテンポム「え」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「もうちょっと、そっちに詰めて?」
エレエレ・テンテンポム「え」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「エレエレ?」
エレエレ・テンテンポム「な、ななななな何で一緒に寝ようとしてるんですか!? バカなんですか!?」
エレエレ・テンテンポム「わ、私は仕事に戻りますから一人でゆっくり寝てください!! 起こしてほしい時間は!?」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「昔は寝ている時も一緒にいてくれたのに」
エレエレ・テンテンポム「い、一緒に寝たことはないでしょう!?」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「エレエレは働きすぎだと思うし、このまま寝た方がいいよ」
エレエレ・テンテンポム「ちょ!?」
エレエレ・テンテンポム「え、あの、離し・・・え、ルゥラッハさま!? ルゥラッハさま寝たんですか!? 本当に!?」
エレエレ・テンテンポム「え・・・あ、う!?」
エレエレ・テンテンポム「お疲れだと言っていたのに起こしていいのか・・・いやまた狸寝入りしているかもしれない・・・ううううう!!」
エレエレ・テンテンポム「仕方がない・・・このまま寝て・・・すぐ起こせるし効率的だと思って・・・」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「・・・おやすみ」
エレエレ・テンテンポム「・・・・・・っ、・・・・・・!! ・・・お、おやすみなさい」
エレエレ・テンテンポム「・・・・・・──っ」
エレエレ・テンテンポム「──って休めるわけないでしょう!! 別の部屋で寝ますから離してください!!」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「・・・ん〜 わかった」
エレエレ・テンテンポム「・・・ふぅ、ふぅ」
エレエレ・テンテンポム「な、何をしでかすかと思えば・・・ 本当にお疲れのようだ・・・」

次のエピソード:8話 特殊な朝食

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