百鬼夜荘 妖怪達の住むところ

山井縫

エピソード1(脚本)

百鬼夜荘 妖怪達の住むところ

山井縫

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〇清潔な浴室
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「ふう・・・大分キレイになったし、こんなもんでいいかな」
  磨き終えた風呂場の床を眺め、ブラシ片手に天弓は汗をぬぐう。 身長は157に満たなく、同年代と比較してもかなり小柄な体躯。
  今日は共同浴場の清掃を担当することになっていた。やった内容に応じて小遣いの多寡が変わるので励まないわけにはいかない。

〇清潔な浴室
  共同浴場の掃除は気が重い。が、ピカピカになった浴槽、白いタイルなどを見るとやはり達成感がある。
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「これでよしっと・・・」
  満足げに誰言うともなく呟いたつもりだった・・・が。
「よくないわよ、もう!!」
  突然背後から聞こえた声に驚いて振り返る。

〇清潔な浴室
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「うわ、ナメ山さん。いつのまに?」
  驚いて見返すとすぐ後に立っていたのは、住人の一人、ナメ山アンリだった。
ナメ山杏里(なめやま あんり)「あれ程掃除する前に一声かけてっていったのに~。勝手に綺麗にしちゃうなんて酷いわ~!!」
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「え・・・・・・。あ、いや。そうでしたっけ?」
ナメ山杏里(なめやま あんり)「そうよ~、何度か言ってるでしょう。忘れたとは言わさないわよ~」

〇清潔な浴室
  あゆみは答えに窮して立ち尽くしてしまう。そうこうしている内にアンリはスルリと更に身を寄せてきた。
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「ちょっ、ナ、ナメ山さん?」
  彼女は戸惑う天弓のすぐ後ろに立つと腰を少し屈めて顔を寄せて来た。
ナメ山杏里(なめやま あんり)「スマ子ちゃんはちゃんと舐めさせてくれるわよ。なのに、あんなに綺麗にしちゃうなんてひどいひどい」
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「まあ、母さんはそうかもしれませんけど、その・・・・・・」

〇清潔な浴室
  何故にここまで責めてられているのかというと。 彼女はアカナメという妖怪だからだ。 だから風呂垢は大好物。
  だから、掃除前に風呂場を舐めさせてほしいと常々要望されているのである。それは天弓も承知していた。が・・・
  彼女が舐めた後には何かぬらぬらしたものが残る。  唾液とは違うらしい。人にはない彼女ら種族特有の分泌液のようだ。
  彼女ら種族特有の分泌液なのだろう。それについて 母親は「アンリちゃんの舐めた後って洗剤使うより綺麗になるのよ。便利ね~」
  しかしながら、だ。彼女は人としての見目はかなり魅力的である。 むっちりたした豊満な体型。
  しかも今も恰好は肌の露出が多い服装をしている。思春期真っ只中の少年にはいささか刺激的過ぎた。
  その彼女の体液が残ったモノと意識すると、健全なる男子にはちょっと荷が重い。 しかも、この液体超かぐわしい。

〇清潔な浴室
  変なピンク的妄想をしそうになり、イカンイカン、この歳でそんな特殊性癖に目覚めたら楽しい青春時代を送れなくなる恐れが・・・
  そんな訳で彼女の舐めた後の掃除は苦手だった。今日もとぼけて先に済ませてしまおうと思い、早い時間から掃除にとりかかっていた
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「いや、あの。えっと、すみません・・・」
  しどろもどろになりながらも、他に対応が思い浮かばず、天弓は謝罪の言葉を口にする。対して彼女は表情を変えて上機嫌に言った。
ナメ山杏里(なめやま あんり)「んふふ、いいのよ。もう終わった事だし。これ以上困らせてもまあ、しょうがないしね。お風呂については諦めることにするわ」
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「は、はあ。そ、そうですか・・・」
  その言葉にほっとする。が、なぜだか彼女は天弓から離れようとはしない。
ナメ山杏里(なめやま あんり)「でも。その変わりに・・・・・・舐めさせてね?」
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「へ!?」
  何を?という言葉を待つこと無く、彼女は突然後ろに回り身をぴったりと寄せてきた。 手を前に回しガッチリとホールドした。

〇清潔な浴室
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「うわっちょっと、ナメ山さん?」
  思わず声を上げながら身をよじってみたものの、思いの他、力が強く抜け出せそうにない。
  豊満な彼女の肉体がぴたりとくっつき、否が応でも背中にそれを感じる。対して彼女の方はというと完全に獲物を狙う目をしていた。
  そして完全に獲物を狙う目になりながら、種族特有の長い舌をニュルンと伸ばした。その大きさは一メートルにも達しようとしている
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「じょ、冗談ですよね」
ナメ山杏里(なめやま あんり)「冗談じゃないわよ。久々の若い子だし堪能させてもらうわね。私のテクニックって評判いいのよ。寧ろ癖になっちゃうかも」
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「は、はははは・・・・・・。いや、ボクにはまだそれは早いかな」
  乾いた声で返すのがやっとだが、彼女はお構いなし。

〇清潔な浴室
ナメ山杏里(なめやま あんり)「じゃあ、い・た・だ・き・ま・す」
  もうだめだ。恐怖と、若干の期待に胸を高鳴らせつつ天弓は目をつぶった。が・・・
「ふっ、相変わらず懲りないね。ちょっとおイタが過ぎるんじゃないかな」
  凛とした声が風呂場に響きわたった。
  途端にビシッという音が耳を突く、同時に背中にひんやりとした感触がした。
ナメ山杏里(なめやま あんり)「うひゃ、ひゃっこい!!!?」
  突然上がった声に驚いて振り向くとそこには氷漬けになったアンリの姿があった。
  さらに風呂場の扉の前に眼を向けると同世代くらいの少女がたっていた。

〇清潔な浴室
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「ひ、ひみか!!」
  ほっとしたような残念なような顔をしながら、あゆみは女の子に向かって声をかけた。
  彼女は雪女と人との間のハーフ。安満蕗氷魅華(あまぶきひみか)彼女もここの住人だ。対格差からそう見えないが二人共同年齢。
安満蕗氷魅華(あまぶき ひみか)「間一髪ってとこかな」
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「う、うん。まあ、助かったよ」
安満蕗氷魅華(あまぶき ひみか)「しかしなすがままとは感心しないね。まさか君、変な事を期待していたんじゃないだろうね」
  一見すると美少年とも見紛う中性的で整った顔立ちには少し意地悪めいた表情が浮かんでいる。
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「へ、変な事ってなんだよ」
  そんなひみかに意味ありげな顔をむけられたあゆみは疚しさを押し殺しつつなんとか平静を装って答えようする。
  しかし凍ったアンリの身体がくっついているにも関わらず顔からジットリとした汗がにじむのを感じた。隠し切れないかもしれない。
安満蕗氷魅華(あまぶき ひみか)「さーてね。ただなんでもっとちゃんと拒否しなかったのかなと思ってさ」
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「いや、拒否はしたよ。でも、無理やり押さえつけられちゃったんだよ。意外に力が強かったし」
安満蕗氷魅華(あまぶき ひみか)「ふっ、何をいまさら。君が本気出したらそんなのどうとでもできるじゃないか」
  金鞠は退魔の家系である。故に自身も妖怪に対抗する能力がある。
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「そりゃやろうと想えばできるよ。でも住人さんに、本気は出せないじゃん。約束破ったのは僕のほうってことにもなるんだから」
安満蕗氷魅華(あまぶき ひみか)「別に決まり事じゃなくて、単なるお願いだろ。それに答えるか拒否するかは君の自由じゃないか」
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「そうだけどさ。ここの住人さんの体質や性質も分かっているわけだし。それは尊重しなきゃって思う部分もあってさ」
安満蕗氷魅華(あまぶき ひみか)「まったく相変わらずお人よしだね。君だって自分の都合があるだろうに。妖怪はね、それぞれ持ってる本能みたいなものがある」
安満蕗氷魅華(あまぶき ひみか)「それらは抑えきれない場面も多々あるんだ。人にいい影響のものばかりとは限らない」
安満蕗氷魅華(あまぶき ひみか)「から時としては頑としてはねのけないと痛い目見ることもある。一々聞いてたらキリがないよ」
  責めているのではない。自分自身が半分妖怪であることを素に経験則として心配してくれているのだ。
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「うん、気を付けるよ。ありがとう」
安満蕗氷魅華(あまぶき ひみか)「まあいいさ。君は弟みたいなものだからね。姉として助けるのは当り前だよ」
  彼の身体が小さいのに対してひみかの同年代と比べても身長は高いく二人の身長差は歴然だった。
  そのせいか長い付き合いの中でひみかはいつの頃からかあゆみに対し、何かにつけて姉ぶり、弟としてあゆみを可愛がりたがる。
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「あ、姉って。同い歳の同じ学年。しかも誕生日は数日だけどボクの方が先じゃないか」
安満蕗氷魅華(あまぶき ひみか)「細かい事はいいの。私は君を可愛がりたいと思ってるんだからいいじゃない。嫌かい?」
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「嫌・・・じゃないけど」
  好かれるのは嬉しい。が、彼が彼女に求めている関係とそれはかけ離れているような気もする。
  そうこうする間に、彼女の方が近づいてきていた。
安満蕗氷魅華(あまぶき ひみか)「ならいいじゃないか。弟みたいに思っている君が困っていたら助けるのはあたりま・・・・・・ふぇっ、ふぇっ、ふぇっ、へっくしっ」
  言い終わることなく突然彼女から大きくかわいいくしゃみが出た。
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「ぶっ・・・・・・ははははは」
  その様子に緊張の糸が緩み、あゆみは思わず笑い声を上てしまった。
安満蕗氷魅華(あまぶき ひみか)「な、なんだよ。笑うことないだろう。せっかく助けてあげたっていうの・・・・・・は、は、は、くしゅっ。むう・・・・・・さむっ」
  端正な顔に似合わないむくれた表情をみせながらひみかは洟をすする。
  普段、クールに見せている表情や口調とはあまりにかけ離れたその様子に天弓は可愛いと思ってしまう。口には出さないが。
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「ごめんごめん」
  あゆみは凍ったナメ山アンリから離れるとひみかに向けて両手を広げた。
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「さあ」
安満蕗氷魅華(あまぶき ひみか)「ん・・・・・・」
  ひみかも同じく手を広げながら近づくとあゆみを大きく抱きしめながらいった。
安満蕗氷魅華(あまぶき ひみか)「やっぱり思うよ。雪女が寒いなんて、朝のラッシュ時に女性専用車両に潜り込んだ中年サラリーマン並みに場違いなセリフだなって」

〇清潔な浴室
  氷魅華の母は雪女、父が人間だ。その為か身体の構造は人に近い。能力は使えるがその後、相当な体温低下に陥る。
  それは彼女の肉体に相当な負担。普通の人間より寒さに耐性はあるが下がりすぎると命の危険すらある。故に暖めなければならない
安満蕗氷魅華(あまぶき ひみか)「あゆみは冷たくないかい?」
  心配そうに言う氷魅華に天弓は背中に回した手の力を込めて言った。
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「大丈夫だよ」
  暖めるにしても急激に熱すぎる温度もよくない。解決法は人と抱き合うことにより、身体を温めるというものだった
安満蕗氷魅華(あまぶき ひみか)「すまないね。結局君を助けるためにしたことなのに、負担をかけてしまっている」
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「そんなことないよ。むしろ嬉しいくらいだよ。最近は滅多にないことだったしね」
  彼女が小さい頃はその能力をコントロールすることが難しかった。その度に彼や彼の母須磨子が彼女を暖める役を担っていたのだ。
安満蕗氷魅華(あまぶき ひみか)「確かに。小学生以来になるのかな。懐かしいな・・・でも、あの頃と変わらず可愛いままで私は嬉しいぞ」
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「や、やめてよ。んっ」
  モシャモシャと犬の子のようにあゆみを撫でる氷魅華。対して天弓は頭の上で手をひらひらと動かしながら微かな抵抗を見せる。
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「そもそも、可愛いっままって成長してないって意味じゃないの?」
安満蕗氷魅華(あまぶき ひみか)「そんなことはないよ。少し背も伸びてるし、身体も厚くなっている。ちゃんと成長しているよ」
  感慨深さと寂しげな口調で返すひみか。あゆみも確かに昔と比べれば大きくはなっている。が、彼女は更に背が高い為差は縮まらない
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「ボクも氷魅華の・・・」
  成長を感じているよと口に出しそうになって言い淀んでしまう。彼女は豊満体型のアンリと比べるとスレンダーだ。
  が、出るところは出て引っ込むところはひっこんでいる。そんな彼女との接触面から身体の凹凸が生々しく感触として伝わってきた。
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「能力が上手く使えてるのを見て安心したよ、だからこうしているのも全然平気さ」
  温もりを取り戻し始めた彼女と今抱き合っているという生々しい現実。それと共にもたげる疚しさを押し込めるように言葉を選び直す
安満蕗氷魅華(あまぶき ひみか)「そんな事言っちゃって、本当はお姉ちゃんにだっこされて甘えられるのが嬉しいんじゃないの?あゆみは可愛い可愛い弟分だからね」
  これをどこまで本気で言ってるのか。全く男としては見ていないという無心からでたのか、照れ隠しなのか。
  はたまた男としては見れないという予防線の可能性もあるか。いや、彼女はそんな風に人を試すことはしない筈だ。じゃあ、本心は?
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「ぼ、僕はそんなの認めたくないんだけど」
  女の気持ちを聞いたり、ましては告白などできる勇気ももてず天弓はそんな言葉を絞り出す。
  彼女が親元を離れ一人この百鬼夜荘にやってきたのは小学校に上がる前の事。家族同然であり一番近い幼馴染というポジション。
安満蕗氷魅華(あまぶき ひみか)「どうして?私のこと嫌いになったとでもいうのかい?」
  でも、あゆみが彼女に抱く感情はそれだけじゃない。そして彼女も同じ気持ちでいて欲しいとも思う
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「嫌いなわけないじゃん」

〇清潔な浴室
安満蕗氷魅華(あまぶき ひみか)「じゃあ、なぜ嫌なんだい?私は君にこんなに愛情を注いでいるのに」
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「、やめてってば。いや、嫌いじゃなくてむしろそれと逆というか・・・・・・」
  頭を撫でられながら抵抗するそぶりをしながら、あゆみは言葉を濁した。その先の言葉を口に出す勇気はまだつかめない。
安満蕗氷魅華(あまぶき ひみか)「ふーん、逆って?」
安満蕗氷魅華(あまぶき ひみか)「ぎゃ、逆は逆だよ。そ、それよりさ、助けてもらったとは言ったけど、ちょっとやりすぎじゃない?いきなり氷漬けっていうのは」
安満蕗氷魅華(あまぶき ひみか)「ふん。あの状態じゃ言葉でいったって無駄なんだよ。私も前同じ様な目に・・・・・・」
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「え、じゃあ身体中なめられちゃったりしたわけ?」
  あゆみの頭の中に彼女があの長い舌で嘗め回されている様が頭に浮かんぶ。
金鞠天弓(かなまり あゆみ)(こ、この身体があの長い舌でベロベロと・・・・・・って、ああ、考えちゃだめかも)
安満蕗氷魅華(あまぶき ひみか)「あ、何か変な想像してるだろ。さ、されてないよ。さっきと同じように対処したさ」
安満蕗氷魅華(あまぶき ひみか)「べ、別に変な想像なんて・・・・・・」
安満蕗氷魅華(あまぶき ひみか)「くしゅん、、、」

〇清潔な浴室
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「そういえば、子供の頃は能力をしょっちゅう暴走させてたよね」
安満蕗氷魅華(あまぶき ひみか)「ああ、まだ、未熟だったからね。コントロールの仕方も分からなかったし」
  それは彼女が初めてこの百鬼夜荘に連れてこられた時の事。
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「ははっそうだ。初めてここに来た時なんかお風呂場全面に凍らせちゃったっけ」
  彼女は初め雪深い山奥で人間の父と雪女の母と暮らしていたが、父が事故で無くなってしまった。
  母は元居た雪女の里に戻る事になったのだが、半分人の身の身体である氷魅華はそこで生きていく事が難しい。
  そこで、この百鬼夜荘に引き取られることになったのだ。
安満蕗氷魅華(あまぶき ひみか)「あれは、だって、初めての熱いお風呂でさ。びっくりしちゃったんだ」
  冬の寒い日の出来事。雪国生まれの彼女を連れて冷えた身体を温めよう前の管理人である祖母は彼女を風呂に無理やりいれたのだが
金鞠天弓(かなまり あゆみ)「幼心に覚えてるよ。凄かったよね。浴槽一杯のお湯から床、壁、天井水道ガス管全部凍りついて。冷凍庫みたいになっちゃった」
安満蕗氷魅華(あまぶき ひみか)「そ、それをいうのは止めてくれよ。あの事は思い出したくない。子供の時とはいっても凄く迷惑かけちゃったのは記憶してるんだ」

コメント

  • 登場人物が人間らしさと妖怪らしさを上手く持ち合わせているなと思いました。思春期にさしかかるあゆみ君の心模様もとても可愛いです。

  • 今回登場した住人はナメ山さんと氷魅華でしたが、氷魅華と天弓との関係性が、もどかしくも可愛らしくてほのぼのしました。これから他の妖怪とのエピソードが始まるのかと思うとワクワクします。特に美形メガネ風天狗には期待大です。

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