溢れて

たりきあ

エピソード2(脚本)

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〇新橋駅前
凛「おい。 そこの金髪!」
咲哉「ん? え・・・? お、俺?!」
  え?俺何かしたか?!
  怖い・・・この人目が怖い!
  
  イケメンなのに怖い!!

〇新橋駅前
凛「落としたぞ」

〇新橋駅前
咲哉「俺の携帯!!」
凛「無用心だな。 悪用されても文句言えねえぞ?」

〇新橋駅前
咲哉(いや・・・ 言われてもしょうがない。 しょうがないけど・・・)
凛「首からぶら下げておけば? 馬鹿でも忘れないだろ?」
咲哉「ちょ!! いくら何でも失礼・・・!!」
  お互い初対面なのにいきなり馬鹿とか・・・
  こいつ何様なんだよ。
  
  
  確かに顔はいいけど・・・
  顔は・・・

〇新橋駅前
凛「悪い。 馬鹿は言い過ぎた」
咲哉「や・・・!! 別に・・・いいよ」
凛「・・・じゃ。 俺行くわ」
咲哉「え? あ・・・うん。 ありがとう!」
凛「・・・またな。 咲哉」
  え?
  今なんか言われた。
  
  つか笑った!!
  笑った顔マジイケメン!
  
  
  俺が女なら惚れるわぁ~・・・
  ギャップだ。

〇公園の入り口
  それが初めての出会いだった。
  
  忘れたくても忘れるわけがない。
  その日から1ヶ月くらい過ぎて・・・
凛「あれ?」
咲哉「あ!! あの時のイケメン!?」
凛「イケメン? 別に俺、イケメンじゃないけど? 俺は凛。 覚えておけ」
咲哉「何故上から目線? 俺は咲哉。 よろしく」
凛「知ってる」
咲哉「え? え? えぇぇ!?」
凛「うるさい。 少し話そうぜ」
  頭の中に?がいっぱいの俺は凛に手を引かれ公園のベンチに座らされた。
  凛の話しによると、俺と凛は中学と高校が一緒らしかった。
  
  記憶を辿るがまったく覚えがない。
  こんなイケメン忘れるわけない
凛「あ~・・・ これはど?」
  携帯を渡され、そこに写っていたのは
  凛だった。
  
  今はハデだが
  昔は落ち着いた雰囲気だ・・・
咲哉「ごめん。 覚えてない・・・ 俺、あまり周り見ないから」
凛「は・・・笑 素直すぎ」
咲哉(笑うとレア。 なんかホワホワする・・・)
凛「まぁ。 俺が覚えてるからいいや。 とりあえず連絡先教えて?」
咲哉「え!? あ、うん!!」
  これっきりかな・・・と思った。
  
  けど、凛から連絡先を交換しようと言ってくれた。
  何故かわからないけど・・・
  嬉しかった。
  
  また、凛と会えるんだと

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