第1章:愁い(脚本)
〇朝日
透「見て!!」
透「空が綺麗だと思わない? 泉?」
泉「空?」
泉「確かに綺麗だが、、 それがどうかしたのか?」
透「どうかしたのかって? こんな綺麗な空を"二人"で見ることが出来るのは限られてるんだからな」
泉「なッ!!」
泉「二人を強調するんじゃない!」
泉「まぁ、限られてはいるよな」
泉「行きたい高校が違うんだ。 離れ離れになっても友達のままでいたいな」
透「もっちろん!! ずっと友達だからな!」
こんな事が起こるなんて誰が予想していたのだろうか。
〇男の子の一人部屋
透「夢か、、」
透「なぁ、泉。 何時になったらこの俺を許してくれるか?」
透「なんてな。 許してもらえるはず無いのに」
透「電話、、、誰から?」
透「もしもし・・・」
透「!?」
もしかしたら、これが泉の残した俺への試練だったのかも知れない。