断罪対象である妹を助けたら百合と薔薇が咲いたっぽい

隍沸喰(隍沸かゆ/おかゆ喰)

3話 邪魔者のしのし(脚本)

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〇華やかな裏庭
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(・・・? アゥルペロは・・・)
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「アゥルペロ? 仕事が終わったぞー どこに行った?」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(もう帰ってしまったのか?)
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(紅茶が冷めている・・・ 随分と待たせてしまったみたいだ)
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(半分は減っているか・・・ もう部屋に帰ってしまったのか?)
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(用意したスイーツに手をつけていないらしい)
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「こんなに余っているのか・・・ 好きなものも知らずに用意したのが悪かった・・・」
エレエレ・テンテンポム「そう言う問題ではないかと」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「エレエレ、アゥルペロの好物を調べてくれるか?」
エレエレ・テンテンポム「自分で聞けばいいじゃないですか」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「ハア・・・何年も一緒に暮らしてきたのに、俺はアゥルペロのことを何も知らないな」
エレエレ・テンテンポム「・・・・・・」
エレエレ・テンテンポム「調べますから落ち込まないでください」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「ありがとうエレエレ」
エレエレ・テンテンポム「う・・・」
エレエレ・テンテンポム「感謝は必要ありませんってば」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「伝えたいんだからいいだろ」
エレエレ・テンテンポム「ま、まあ そうなのかもしれませんが・・・」
エレエレ・テンテンポム「取り敢えずこのお菓子は片付けさせます」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「そうしてくれ」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「お待ちを・・・お兄さま」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「ど、どうしたアゥルペロ! 具合が悪いのか!?」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「少しお腹を壊してしまいまして・・・」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「医者を呼べ・・・!!」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「だ、大丈夫です 少し食べ過ぎてしまっただけですから」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「た、食べ過ぎ・・・?」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「せっかくお兄さまが用意してくださったお菓子やお茶を残したくないでしょう?」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「え」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「残してもいいんだぞ? 残りは俺が食べるから」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「まあ! そこまで考えがいたらなかったわ!」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「お腹がいっぱいなら、俺の話し相手をしてくれるだけでいい」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「はい! 私がお兄さまの話し相手になります・・・!」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「お兄さま、あーん」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「あ、あーん・・・」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(小さい頃にするべきことを大人になってからするのは恥ずかしいな・・・)
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「ところで・・・ アゥルペロ、そのドレスは・・・」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「はい、お兄さまがくださったドレスです!」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「お兄さまが来てくださるなら、いただいたドレスを着たくて、急いでサイズを合わせてもらったんですよ」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「サイズが合ってなかったのか・・・」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「お兄さまの選んだドレスはほとんど、白が多かったですね 私、いつも華やかなものを選んでいたから」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「こ、好みを無視して悪かった お前は白が似合うと思って・・・」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「も、文句ではないんです!」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「に、似合うかどうか不安だっただけで・・・!」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「とても似合っている」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「ありがとうお兄さま」
エレエレ・テンテンポム「あのー・・・ 楽しそうなところ申し訳ないのですが・・・」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「ん?」
エレエレ・テンテンポム「お客さまが来られました 今すぐルゥラッハさまにお会いしたいと言っているのですが・・・」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「待たせとけば?」
エレエレ・テンテンポム「ヘヌシアン公爵令嬢とワヌゥレン卿です」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「なぜワヌゥレン卿とあの女が? まさか婚約破棄した直後に別の男を誑かしたの?」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「今後敵が尋ねてきたら帰らせろと言っただろう?」
エレエレ・テンテンポム「何度も”帰ってください”とお願いしたのですが・・・」
エレエレ・テンテンポム「『いっかいの使用人ふぜいが公爵令嬢の私を追い返すの?』」
エレエレ・テンテンポム「とか何とかで」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「帰れと言っているのに権力をひけらかして居座る気なのね、図々しい女!! そのうち強行突破してくるに違いないわ」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「帰りたくないなら帰さなくていい 立たせておけ」
エレエレ・テンテンポム「お嬢さまの言う通り、あの様子だと、のしのし入ってきそうですが?」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「入って来たら侵入者扱いしてやれ この屋敷には皇帝陛下をお守りするための機密情報がた〜くさんあるんだ」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「招待されていない者が勝手に入って自由に歩いていい場所ではない」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「侵入者は始末すると伝えろ」
エレエレ・テンテンポム「団長の仰せのままに」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「お兄さまかっこいい!」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「そ、そうか?」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(死ぬ気でお前とその笑顔を守ってやるからな、アゥルペロ!)

次のエピソード:4話 味方だから敵になる

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