どうしても天国に男を通したくない女(脚本)
〇雲の上
天使様「ようこそ、天国へ」
亡者「て、天国!?」
天使様「はい」
亡者「俺死んだのか?」
天使様「大変残念ですが」
天使様「あなたは生前の行いが認められ 天国への通行が許可されました」
亡者「こんな俺でも天国か」
天使様「日頃の行いが影響するので 誇りに思ってください」
亡者「そ、そうか ありがとな!」
天使様「天国へいってらっしゃい」
天使様「よし、これで今日の業務は終わり」
天使様「帰ろう!」
最上小歌「あのぉ」
天使様「あれ?」
天使様「どちら様ですか?」
最上小歌「さっき、自分多分死んだんですよね」
天使様「本日、天国に来る予定の方は 終わったはずなんですけどね」
最上小歌「でも、来ちゃいましたし」
天使様「ところで、どのような理由で お亡くなりに?」
最上小歌「推しのコスプレイヤーさんが 俺の顔を覚えていてくれて 嬉しさのあまりショック死しました!」
天使様「いや、戻ってください まだ間に合います」
天使様「天国に来る予定のない人は生きれます」
最上小歌「このまま死んでもいいかなって」
天使様「いやいや!理由がしょぼすぎませんか!」
最上小歌「何言ってるんですか! SNSフォロワー10万人の 超有名レイヤーさんですよ!」
天使様「いや、知らねえし」
最上小歌「このまま死ねたら本望じゃないですか!」
天使様「生きろよ!」
最上小歌「このまま死ねたら 人生綺麗に終われるかなって」
天使様「レイヤーに顔を覚えてもらっていただけで ショック死なんて、親がショック死するわ!」
最上小歌「いいんです」
最上小歌「未練なんてありません」
天使様「もう少し生に執着してよ!」
天使様「まだ若いんだろ! そのコスプレイヤーと 結婚したいとか煩悩持てよ!」
最上小歌「何言ってるんですか! そんな汚れた目で見れるわけないじゃないですか!」
天使様「だから、どうして 武士のような清廉さと潔さを持ってるの」
最上小歌「だから、通してください」
天使様「ダメに決まってんだろ」
最上小歌「なんで、そんな本気で止めるんですか!」
天使様「あんた、まだ生きれるんだよ! 今あんたの本体は蘇生されてるんだよ!」
最上小歌「そこまでしてもらって どんな面で戻ればいいんですか!」
天使様「どの面下げて天国に来たんだよ!」
天使様「普通に戻るだけでいいのよ!」
天使様「そっちに遠慮できるなら こっちでも遠慮してよ!」
最上小歌「いいじゃないですか!一人ぐらい!」
天使様「無理に決まってるだろ」
天使様「予定にないことは出来ないの!」
最上小歌「殴りやがった 悪魔にもぶたれたことないのに」
天使様「天使は最終手段として 物理攻撃が認められてます」
天使様「さあ、戻ってください」
最上小歌「このままいるとどうなるんです?」
天使様「天使たちによって 拷問が行われます」
最上小歌「分かりましたよ」
最上小歌「拷問は嫌だからな 地獄かよ」
天使様「早く戻れば またコスプレイヤーさんに会えますよ」
最上小歌「分かりましたよ お邪魔しました」
天使様「やっと帰ってくれた!」
天使様「本日の業務は終わり!」
最上小歌「あ、すみません!」
天使様「・・・・・・・・・」
最上小歌「推しのVtuberさんに 名前覚えてもらっていて ショック死してきました」
天使様「お願い、生きて」
えwwwオチwwwまだ笑ってる途中で終わって、あ、ワンシーンコンテストのやつか〜!てなりました!これ好きです😂👍
天使暴力が認められてるの?
拷問さらりとでて地獄みたいに面白かったです
多分、100回続きそうだな。
天使様の「どの面下げて天国に来たんだ」に大笑いしてたら「悪魔にもぶたれたことないのに」で笑いすぎて読者もショック死。でも天使様に残業させたくないから自分で蘇生しなくちゃ。