〇学校の屋上
後輩ちゃん「ダメ！ もう私の前に現れないで！！️」
甘いイケメン「何で？　毎日そばにいたのに」
後輩ちゃん「これ以上、甘えたくないの」
後輩ちゃん「あなたといると、 私はどんどんダメになってく」
甘いイケメン「そんな寂しいこと言わないで」
甘いイケメン「ほら、今夜も君の部屋に入れてよ」
後輩ちゃん「だ、ダメ・・・」
塩顔のイケメン「しつこいんだよ、テメーは」
塩顔のイケメン「とっとと気づけよ。 この子はオマエに飽きたんだって」
甘いイケメン「・・・」
塩顔のイケメン「昨日は、ひさびさ楽しかったな」
後輩ちゃん「あ・・・」
塩顔のイケメン「夢中になって、 手・・・止めらんなかった」
後輩ちゃん「イヤ。 こんなとこで言っちゃ・・・」
甘いイケメン「こんな奴のどこがイイの!?️ 君の好みじゃないでしょ？」
塩顔のイケメン「たまの刺激がクセになるんだってさ」
塩顔のイケメン「甘いだけのオマエとは、 『夜に味わうスリル』が違うんだよ！」
後輩ちゃん「もう、ヤメて!!　分かってるから！ どっちも魅力的だって、知ってるの！」
「・・・　　　　　　　　　・・・」
後輩ちゃん「だから、ね。 ２人とも一緒がいい」
塩顔のイケメン「オマエがそう決めたんなら・・・」
甘いイケメン「交互に、君のそばにいるよ」
後輩ちゃん「──というわけで、 どちらとも、お別れできませんでした♥️」
先輩くん「何か、やけにムカつく妄想だな」
先輩くん「擬人化、無駄にイケメンだし」
先輩くん「間食、止めるんじゃなかったのかよ」
後輩ちゃん「そーなんですよ～。 あと３キロは痩せたくて」
先輩くん「べ、別に。 オレはそのままでも・・・」
後輩ちゃん「このままじゃ、先パイとお泊まりなんて 夢のまた夢ですよ」
先輩くん「・・・気合い入れろ」
先輩くん「身体のたるみは、精神のたるみだ」
後輩ちゃん「うわ～スパイシー！」
先輩くん「で、口寂しくなったら──」
　　グイッ
　　チュッ💋
先輩くん「オレで良くね？」
後輩ちゃん「おぉ、スウィート♥️」
後輩ちゃん「甘辛ミックス、大好物です。 毎日食べてもいいですか？」
先輩くん「ノンカロリーだし？ お好きにどーぞ」