憂鬱な女(脚本)
〇教室
これは憂鬱な私の物語
ひなの「憂鬱だ」
ひなの「朝の星占いが最悪だった」
ひなの「憂鬱だ」
ひなの「新学期。前のクラスに行ってしまった」
ひなの「憂鬱だ」
ひなの「自己紹介、名前で噛んだ」
ひなの「笑われた」
ひなの「憂鬱だ」
ひなの「教室の片隅キャラになりたかったのに」
ひなの「クラス代表になってしまった」
ひなの「目立ってしまう」
ひなの「憂鬱だ」
ひなの「たくさん話したのに」
ひなの「友達ひとりもできなかった」
ひなの「憂鬱だ」
ひなの「連絡先、交換できない」
ひなの「勇気がない!」
ひなの「憂鬱だ」
ひなの「帰ろうと思ったら」
ひなの「自転車がパンクしていた」
ひなの「帰れない」
ひなの「憂鬱だ」
ひなの「クラスメイトの男子が」
ひなの「自転車貸してくれた」
ひなの「親切過ぎて怖い」
ひなの「借りたけど」
ひなの「憂鬱だ」
ひなの「明日どんな顔して」
ひなの「学校行けばいいんだろ」
ひなの「自転車、返せない気がする」
ひなの「こわい」
ひなの「憂鬱だ。憂鬱だ。憂鬱だ」
悩みの尽きない私の青春・・・・・・
THE END
何でしょう!「憂鬱だ」という言葉がこんなにテンポよく読めるなんて!初めての経験でした!
なんだかんだ自転車借りられてますし、クラス代表にもなれてますし、何かハッピーで憂鬱じゃないこともたくさんありそうですね♡