ナゾナゾ(脚本)
〇教室
・・・
さや「ヤバい」
かの「どうしたの?」
さや「とんでもないナゾナゾを思いついてしまった」
さや「これはもうナゾナゾという概念すら崩壊させてしまうかもしれない」
さや「こいつは本当にイカれたナゾナゾだ・・・!!」
さや「まったく、なんてナゾナゾなんだ・・・!!」
さや「ナゾナゾにしては、 ナゾナゾがすぎる・・・!!」
さや「それはそれは罪深いナゾナゾなんですわ・・・!!」
さや「くひぃひひひひ くはぁはははは」
かの「・・・」
かの「・・・壊れた?」
さや「さて、ここで問題です!!」
かの「うわっ、びっくりした!」
さや「まったく起伏のない平べったい土地に育つ野菜とはなに?」
かの「・・・え? なんだろ? 野菜? 平べったい?」
さや「チクタクチクタク チクタクチクタク」
かの「・・・舞茸とか? 平べったいし」
さや「ブブー!! 違います!」
さや「答えは、 モロヘイヤ(もろ平野)」
かの「・・・」
かの「・・・」
かの「・・・普通のナゾナゾだね?」
さや「・・・」
さや「・・・」
さや「・・・昨日の夜に思いついたときは、 マジで発明だと思ったんだけどねえ」
さや「ままならんもんですわ・・・」
かの「・・・でもナゾナゾ考えるだけでもすごいと思うよ」
さや「中途半端な慰めでも、」
さや「いただけるものはいただきたい」
さや「そう思っています」
かの「・・・え、うん」
さや「ゆえにかのちゃん、 いつもありがとう」
さや「センキュフォーヤカインドネス センキュフォーヤテンダネス」
かの「なに・・・? 急に歌い出して・・・?」
さや「センキュフォーヤエブリシン さようならの代わりに・・・」
かの「え・・・? どういうこと・・・?」
かの「あ、どっか行った・・・」