熱(脚本)
〇簡素な部屋
なんとかするって・・・・・・
エルヴィン・ペルシュケ「えと、その・・・・・・」
エルヴィン・ペルシュケ「言いにくいんだが、あー・・・・・・」
エルヴィン・ペルシュケ「こういうのは『出せ』ばいいと 本に・・・・・・」
ええっ?!
でも・・・・・・起き上がるのもやっとだし
エルヴィン・ペルシュケ「──いや、オレがやる」
エルヴィン・ペルシュケ「なんとかするんだ──オレが・・・・・・」
そんな・・・・・・?! 僕1人で──
エルヴィン・ペルシュケ「でも・・・・・・できないんだから」
それはっ・・・・・・
ほ、本当にエルヴィンが?
でも・・・・・・別に・・・・・・
いい、かも・・・・・・?
あの・・・・・・じゃあ、脱ぐから・・・・・・
エルヴィン・ペルシュケ「あ、ああ」
僕のそれは、大きくそそり立っていた
う、ここまで・・・・・・
エルヴィンは手袋を外し、それに手をあてがった
エルヴィン・ペルシュケ「恥ずかしいけど・・・・・・やるしかないもんな」
その言葉とは裏腹に、エルヴィンの手は僕のを包み込んで素早く動く
待って・・・・・・っ!
エルヴィン・ペルシュケ「は、速すぎたか・・・・・・?」
すると今度は指先が執拗に先を攻める
ふあ・・・・・・あっ・・・・・・
エルヴィン・ペルシュケ「イキたければ、イッていいんだぞ・・・・・・」
片手では素早くしごき、もう片手ではクリクリと容赦がない
も、もう・・・・・・
あ、ああ──っ!
音が出そうなほどに勢いよく出たそれはエルヴィンの頬にまとわりついた
あ、エルヴィン・・・・・・!
エルヴィン・ペルシュケ「いや──大丈夫だ」
1度出したのに、それは全く落ち着かない
エルヴィン・ペルシュケ「その、なんだ・・・・・・もっとして、いいか?」
う、うん・・・・・・
両手は変わらず、更に彼の舌が攻めたてる
ちゅる、と音を立て、淫らな目つきでエルヴィンはこちらを見上げる
エルヴィン・ペルシュケ「出してくれ・・・・・・オレが全部飲むから」
あっけなく、僕は彼の口の中にまた出してしまった
くうっ・・・・・・!
さっきよりは体が動くようになってきた
エルヴィン・ペルシュケ「ううん・・・・・・まだ効果が切れないか」
思い切って尋ねてみた
エルヴィン・・・・・・君と、したい・・・・・・
エルヴィン・ペルシュケ「えっ、それは・・・・・・!」
おねがい・・・・・・エルヴィン・・・・・・
エルヴィン・ペルシュケ「・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・」
エルヴィン・ペルシュケ「分かった、やろう」
僕は起き上がり、彼の服に手をかけた
エルヴィン・ペルシュケ「・・・・・・カールっ」
彼と場所を入れ替わり、また向かい合わせになった
エルヴィンは足を自分で持ち上げ、こちらに向いた
早く、と言いたげな表情に、抑えはきかなかった
はあっ・・・・・・エルヴィン・・・・・・
「カール・・・・・・! ああっ」
無我夢中で腰を打ち付け、互いの顔など見る余裕もなく、
一心不乱に求め続けた
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