〇本棚のある部屋
明日香「くっそがぁあああ！」
明日香「何なんだよ、今年はよー！」
明日香「花粉症ぅうううぉおおおおっ」
明日香「つらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらい・・・・・・」
明日香「何でこんな目に遭わされなきゃなんないのよ！」
明日香「ただ生きてるだけなのに！」
明日香「仕事で出れば悪化し」
明日香「買い物に行けば悪化し」
明日香「何しても、外に出たら悪化・・・・・・」
明日香「生活、出来んやん・・・・・・」
明日香「薬飲んでも、鼻が詰まって寝れないし・・・・・・」
明日香「この時期の愛人『クニヒロ（Ａ）』くん飲んだのに・・・・・・！」
明日香「酷いと二日三日、起きてなきゃならない」
明日香「アレグラだけじゃ効かないから、クニヒロくん（薬、正式には『クニヒロＡ』）も飲んだのに！」
明日香「うっかり寝落ちしても」
　　────・・・・・・
明日香「鼻が詰まってるから、ふがっ！ってなって」
明日香「叩き起こされる」
明日香「セルフ拷問と化すし・・・・・・」
明日香「もうマジで、いっそ殺して、ってなるもんね・・・・・・」
明日香「そもそも“セルフ拷問”て何」
明日香「私が何したよ・・・・・・」
明日香「つらい」
明日香「喉は痒かったり、異物感在ったり」
明日香「後鼻漏ね」
明日香「こう、鼻と喉の間くらいに在る感じ？」
明日香「もうさ、調べたよね」
明日香「何とか鼻詰まりを治す方法とか」
明日香「それで！」
明日香「いろいろ試したんだけど」
明日香「詰まった鼻と反対の脇下に何か挟んで圧迫するヤツ！」
明日香「アレ、すっごい効いたのね？」
明日香「いやー、アレの御蔭でちょっと楽になったよー」
明日香「耳鼻科の先生が書いてたんだけど」
明日香「専門家はさすがだなって！」
明日香「・・・・・・まぁ、言うて根本的な解決にはなって無くて」
明日香「今も泣きそうなんですけどね？」
明日香「つかさ、杉！」
明日香「もう少し伐っても良いと思わん？」
明日香「だって海外から輸入してんのよ？」
明日香「材木としての杉！」
明日香「おかしくねぇっ？」
明日香「買うくらいなら伐っちまえよー！」
明日香「・・・・・・まぁ、杉に罪は無いんだけどね・・・・・・」
明日香「でも、つらいやん・・・・・・」
明日香「この涙だってさ」
明日香「悲しいから泣いてるんじゃないもんね」
明日香「花粉へのアレルギー反応だもんね」
明日香「うぅ・・・・・・」
明日香「昔の都知事が花粉症になって、杉伐っちまえって言ったのが話題になったけど」
明日香「でも新宿御苑は杉いっぱいおるんやろ？」
明日香「都会は土面積が極端に無いから、絶対に花粉舞い放題やん」
明日香「地獄じゃん・・・・・・」
明日香「もう街自体に巨大空気清浄機入れてくれよー！」
明日香「どっかのエア○ッグー！」
明日香「ぁ」
明日香「もしやコレ、政策に掲げたら票取れるん違う？」
明日香「出ちゃおっかなー、っははは」
　　気ぃ済んだ？
　　もう寝な？
明日香「無理ぃぃいいいい」
明日香「だから、つらくて寝れないんだってばー！」
　　こうして、最初に戻る。
明日香「くっそ、花粉症ぅおおおお！」
明日香「撲滅したい！」
　　【　了　】