1 海と島の世界 (脚本)
〇断崖絶壁
老いた魔女、デュナは穏やかに死んだ
その次の日の陽気はデュナの心の内の様に晴れ渡る──が、
〇炎
バチバチ──
メラメラ──
赤々とした炎と、立ち上る黒煙
晴天の下、丘の上の小さな家が、
デュナの家が、
燃えていた
アデライーデ「簡単に燃えるモンなんだねぇ・・・」
ミスリル「グルゥ、ルルウゥ?(今ならまだ、消せるんじゃあないのか?)」
アデライーデ「ババアがさ、この家ごと地獄に逝きたいってさ・・・」
ミスリル「グル、ウゥゥ(じゃあ、くれてやるか)」
炎は半日ほどで家を焼き付くし、
〇断崖絶壁
見届けたアデライーデはミスリルの背に──
──は、デュナから受け継いだ刀剣のほとんどと少しの荷物がくくりつけられていたので、仕方無く首にまたがり
大空へと飛び立った──
〇沖合
ミスリル「グルルル?(まずは本島に行くんだな?)」
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うわー!大作を書いていらっしゃる!
ちょっと、いけるところまで読ませて頂きますね
お婆さん穏やかいけてよかった