001. 始まる!(脚本)
〇名門校の校門(看板の文字無し)
クレア・ウィンボルト「・・・ついに学園がはじまるのね!!」
メイド「お嬢様・・・!! また学園が終わった頃にお迎えにあがります、」
クレア・ウィンボルト「よろしく!!」
クレア・ウィンボルト「・・・ふぅ・・・!!!!!!」
一息着いたあと、学園の門をくぐったのだった。
〇体育館の舞台
入学式・・・
沢山の新入生が、これからの学園生活に胸を踊らせながら入学式を迎えていた・・・
在校生代表・・・
マイケル・トゥ・サフィーリア!!
この国の第一王子だ。
クレア・ウィンボルト「・・・」
〇養護施設の庭
クレア・ウィンボルト(幼少期)(はぁ・・・ 今日も怒られちゃった・・・!!)
マイケル・トゥ・サフィーリア(幼少期)「クレア!! 見つけた!!」
クレア・ウィンボルト(幼少期)「マイケル王子・・・」
マイケル・トゥ・サフィーリア(幼少期)「王子はやめてくれ!! クレアとは友人になりたいんだ!!」
マイケル・トゥ・サフィーリア(幼少期)「クレアは、俺の友人・・・リアムの婚約者でもあるからな!!」
リアム・バルディア(幼少期)「クレア!! マイケル様!! ここにいた!!!!」
リアム・バルディア(幼少期)「さ!!!!戻るぞ!!!!」
「はぁい!!!!!!」
〇体育館の舞台
クレア・ウィンボルト「・・・」
気づくと在校生の挨拶は終わっており、新入生の挨拶になっていた。
ライラ・トゥ・サフィーリア
この国の第二王女だ──。
つまり・・・
マイケルの妹だ!!!!!!
〇養護施設の庭
この日・・・
王宮にて、お茶会が開かれた。
ライラ・トゥ・サフィーリア(幼少期)「クレアさん!!!!!!」
クレア・ウィンボルト(幼少期)「!! ライラ姫!! お久しぶりです!!」
ライラ・トゥ・サフィーリア(幼少期)「姫はやめて!!!! クレアとは友達になりたいんだから!!!!!!」
クレア・ウィンボルト(幼少期)「あ!!はい!! ら、ライラ・・・さま!!」
ライラ・トゥ・サフィーリア(幼少期)「ふふふ🎶 可愛らしいわね♡」
クレア・ウィンボルト(幼少期)(マイケル様と同じこと言ってる・・・ さすが兄弟・・・)
〇体育館の舞台
そんなことを考えながら入学式はつつがなく終わったのだった。
〇ファンタジーの教室
クレア・ウィンボルト「1年・・・C組・・・」
クレアが教室内に入ると・・・
なぜかザワつく教室だったが、クレアの意識はすぐに自身の席を探す方に切り替わった。
ようやく見つけたクレアの席は1番後ろの窓側の席だった。
〇ファンタジーの教室
──モブ子視点──
モブ子(私はこの1年C組の・・・ ここではモブ子とでも呼んでください!!)
モブ子(この学園の1年のクラスは年A組からD組の全部で4クラスあります!!!!)
モブ子(A組とB組は貴族や王族・・・ または特殊な魔法を使う方が入れるクラスです!!)
モブ子(そして、C組、D組は庶民や成績下位の人が入るようなクラスなのです)
モブ子(そんなクラスに1人の女の子が入ってきました)
モブ子(私や周りのクラスメイトたちはその女の子を見た瞬間固まってしまいました)
モブ子(この世のモノとは思えないくらいの美少女だったのです!! 女の子がキラキラ光っているように見えました!!)
モブ子(この美少女が庶民とか・・・ 絶対にありえません。 外に出たら攫われそうです!!)
そうして学校初日が始まるのだった──!!!!
〇生徒会室
マイケル・トゥ・サフィーリア「・・・挨拶はいつまで経っても緊張するな・・・!!」
リアム・バルティア「殿下・・・ あまりそういうことは・・・」
マイケル・トゥ・サフィーリア「俺たち2人だけなんだし・・・ 本当のこと言ってもいいだろ!?」
リアム・バルティア「・・・・・・」
マイケル・トゥ・サフィーリア「それより今年も成績上位者を生徒会に誘いたいんだが・・・。 候補はいるかい!?!?」
リアム・バルティア「はい。 現在三名います!!」
マイケル・トゥ・サフィーリア「・・・ほう・・・」
リアム・バルティア「1人は殿下の妹君であるライラ様──」
マイケル・トゥ・サフィーリア「却下!!」
リアム・バルティア「・・・ですよね・・・」
マイケル・トゥ・サフィーリア「妹にも生徒会入りは断ると昨日言われたからな・・・」
リアム・バルティア「・・・そうですか・・・」
マイケル・トゥ・サフィーリア「ではあと二人を教えてくれ!!」
リアム・バルティア「はい・・・二人目はロイド・マートンです!!」
マイケル・トゥ・サフィーリア「ロイドか・・・」
リアム・バルティア「隣国の王子様ですね・・・」
マイケル・トゥ・サフィーリア「・・・ロイドも却下だろう?」
リアム・バルティア「・・・ですね!!」
マイケル・トゥ・サフィーリア「・・・」
リアム・バルティア「最後は庶民のいるクラスの子らしいんですが、成績が優秀だった子らしいんですが・・・」
マイケル・トゥ・サフィーリア「へぇ・・・庶民か・・・。 庶民のクラスの名が上がるのは初めてだな」
リアム・バルティア「”クレア”らしいです!!」
マイケル・トゥ・サフィーリア「なんだと!?!?!?!?!?」
リアム・バルティア「・・・ 私もまだ・・・混乱してて・・・」
マイケル・トゥ・サフィーリア「・・・俺たちの知っている”クレア”は、5年前行方不明になっている・・・」
リアム・バルティア「・・・クレアの家族は、”クレア”を亡くなったたものとして処理し・・・」
リアム・バルティア「俺との婚約も白紙にされたんだ・・・!!!!」
マイケル・トゥ・サフィーリア「・・・・・・」
マイケル・トゥ・サフィーリア「入ってくれ!!」
この先クレアを中心にマイケル王子、リアム、ロイドが絡むとして、ライラはどんな役割なんだろう。唐突に現れたモブ子視点の解説とか生徒会のパイプ椅子とかが庶民感満載で何気にいい味出してました。