残(のこり)さんは、早く帰りたい(脚本)
〇オフィスのフロア
残(のこり)さん「あ〜、仕事が終わらない!」
残(のこり)さん「どうして、みんな会社を辞めていくかな!?」
残(のこり)さん「わたしだって、早く帰って漫画読んだり、 アニメ見たり、」
残(のこり)さん「タップノベルしたり!」
残(のこり)さん「いろいろやりたいことがあるのに、」
残(のこり)さん「毎日、残業残業残業!」
残(のこり)さん「も〜うイヤだ!」
残(のこり)さん「いっそ、この仕事の山を燃やしてしまおうか・・・」
残(のこり)さん「な〜んて──」
残(のこり)さん「・・・え」
残(のこり)さん「書類が本当に・・・燃えた・・・」
妖精さん「お困りですか? 迷える人間よ」
残(のこり)さん「えっ、なに!? 妖精?」
妖精さん「わたしは、悩める人間を異世界に転生させる妖精です」
残(のこり)さん「異世界転生!? あの、小説とかで有名な!?」
妖精さん「ええ! 最近はトラックに轢かれたり、 過労死しなくても、」
妖精さん「お手軽に異世界転生できるんですよ」
妖精さん「貴方もいかがですか?」
残(のこり)さん「えっと、わたしは・・・」
残(のこり)さん(確かに異世界転生したら、このブラックな企業からも解放される)
残(のこり)さん(でも・・・)
残(のこり)さん(隣りの部署の転(うたた)先輩・・・)
残(のこり)さん(優しくて、頼りになって・・・)
残(のこり)さん(まだ片思いだけど、 彼に会えなくなるのはイヤ!)
残(のこり)さん「ごめんなさい」
残(のこり)さん「もう少し、この世界で頑張ってみたいな」
妖精さん「・・・貴女の決意は固いのですね」
妖精さん「残念ですが、諦めましょう」
妖精さん「本当に残念です」
残(のこり)さん「え・・・」
「おい、どうした!?」
転(うたた)先輩「残(のこり)! 大丈夫か!?」
残(のこり)さん「えっ? は、はい!」
残(のこり)さん(あれ? わたし、いつの間にか寝ていた?)
残(のこり)さん(じゃあ、あの妖精も夢だったのかな・・・)
転(うたた)先輩「出先から戻ってきたら、倒れているんだもん。びっくりしたよ」
残(のこり)さん「うっ、すみません」
転(うたた)先輩「本当に心配した」
残(のこり)さん「先輩・・・」
転(うたた)先輩「って、この書類はどうした!?」
転(うたた)先輩「燃えているんだけど!?」
残(のこり)さん「あ・・・」
残(のこり)さん「これは、わたしじゃなくて、その・・・」
転(うたた)先輩「とりあえず、温かい飲みものでも買ってくるから、落ちついて話そう」
転(うたた)先輩「ね?」
残(のこり)さん「はい・・・」
残(のこり)さん(やっぱり、先輩は優しいな・・・)
残(のこり)さん(でも・・・なんて説明しよう・・・)
転(うたた)先輩「えっ、異世界転生!?」
残(のこり)さん「え? 先輩の声・・・?」
転(うたた)先輩「するに決まっているだろ!」
転(うたた)先輩「これで、こんな会社とはおさらばだ!!」
残(のこり)さん「まさか・・・」
残(のこり)さん「転生しちゃった!?」
残(のこり)さん「急病人かもしれない、後輩をおいて?」
残(のこり)さん「このタイミングで!?」
残(のこり)さん「しかも、退職者が続出しているのって、 もしかして・・・」
残(のこり)さん「全部、あの妖精の仕業か!!」
これはいいブッ飛びっぷりww😂 妖精さんの叩き落としたくなる羽音が最高です!🤣しかも元凶だったとは…羽音に相応しい邪道っぷりw😇
のりこさんかと思ったら残さん😂先輩も転って…そういう事かー!🤣あっさり見捨てて転生してしまった先輩…やはり世の中世知辛いですね😇
残さんも仕事も残らず会社にも残らず、異世界に転生じゃなくてホワイト企業に転職できますように…
待て待て、先輩よ!笑 即決でしたね🤣
妖精さんの悪い顔やすっとぼけてる顔、お話にめっちゃマッチしてました!羽の音はツボでした🤣🤣🤣
残さんは残っちゃったんですね……妖精さん、また残さんの元に戻ってきてくれますように😅
凄い悪い顔してるなーと思ったら中身もだった
(。ŏ﹏ŏ)しかも羽音……こんな表情あったんですね、妖精さん
会社に残った方々は選ばれし社畜の方々ですね💦