占い依存な女

タカラインハルト

元彼との関係(脚本)

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〇アーケード商店街
  あきらは商店街で占い屋さんを開いていた
  
  すると、女性が一人やってきた
みさ「お兄さん! みさって言います 10分1,000円で占ってもらってもいい?」
あきら「はい!良いですよ! 本日はどんなご相談ですか?」
みさ「元カレに10万円請求されてるんだけど どうすれば良いですか?」
あきら「え!? なんで請求されているんですか?」
みさ「元カレが言うには これまで俺にかけた迷惑料だとかなんとか。。」
あきら「それは困りましたねえ。。」
あきら(ん? ていうか)
あきら「それは占い師じゃなくて 警察に言ったほうが良いとおもいます」
みさ「そっか! 警察に相談するね!」
あきら「はい! ぜひ警察にご相談ください」
あきら「元カレとはどんな感じだったんですか?」
みさ「ほぼ家政婦みたいな感じで わたしが一方的に尽くしていたよ」
あきら「家政婦ですか! 元彼の言った通りに動いていた感じですか?」
みさ「うん マッサージとか洗濯物とか買い物の荷物運びとかで よく呼ばれてたよ」
あきら「それは大変すぎです。。」
あきら「ただ みささんはとっても忍耐強い方でお優しい方ですね!」
あきら(よくわからんないから とりあえずアゲ鑑定でいこう)
あきら(※アゲ鑑定:相手の喜ぶことばかり伝える鑑定スタイルのこと)
みさ「彼氏のことを第一に考えることは当たり前だとおもってたからね 全然苦におもわなかったよ」
みさ「でもそんな風に言ってくれてうれしい!」
あきら「こちらもみささんが元気になられて良かったです!」
みさ「ありがとう! お兄さんの占い当たってたってみんなに言いまくるよ!」
あきら「ほんとですか! うれしいです♪」
「じゃあまたね!」
あきら「また気になることがありましたら いつでもお越しください!」
あきら(ん? ていうか俺 あの人のこと一個でもなんか占ったっけ?)

コメント

  • 占い依存の方って、とにかく欲しい言葉を第三者から言ってほしいという依存症の方なのですかね。もちろん、客観的に占ってほしいという方も一定程度存在するでしょうから、占い師様はニーズに合わせる高度な接客術が必要なのかもですね。

  • 結果的に占ってもらってないけれど、話を聞いてもらえてそれで少しでも彼女の心が救われたなら良かったです😊
    それにしても、お金請求してくる元彼ってクズですよね!笑

  • 「占い依存な女」はこのお客のように「誰かに自分を認めてほしい女」である場合も多いでしょうね。占い師さんはある意味カウンセラーのような職業であり、占いの結果は精神安定剤の役割になることもあるので、まずは相手が何を望んでいるかを見抜く力が必要なんですね。

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