自己像幻視の女

おそなえひとみ

現場の写真(脚本)

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おそなえひとみ

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〇殺人現場
警察官「これが現場の写真です──」
刑事「ふーん なるほどね・・・」
刑事「捜査一課の丸小見だけど──」
刑事「さっき運ばれた遺体さぁ 適当に処理しておいてくんない?」
刑事「そうそう、事件性ナシってことで──」
刑事「じゃあ、宜しく」
警察官「どう言う事ですか!?」
警察官「明らかに他殺死体なのに──」
警察官「それを揉み消そうとするんですか!!」
刑事「揉み消そうだなんて・・・」
刑事「人聞きの悪い言い方しないでくれる?」
刑事「上の判断なのよ」
刑事「僕達は従うしかない訳・・・」
刑事「変に好奇心を持たない方が良い」
刑事「今日のことは忘れなよ」
警察官「出来るわけないでしょう!!」
警察官「人が殺されてるんですよ!!」
刑事「まぁ、興味を持っちゃうよねぇ・・・」
刑事「しょうがない・・・」
刑事「僕が知ってる 秘密の話しを教えて上げるよ──」
刑事「彼女は常長栞(とこなが しおり) 29才、独身──」
刑事「身内は居ない 天涯孤独の身だ──」
警察官「被害者は身分証は持っていませんでした」
警察官「なのに、どうして彼女の素性を知っているんですか!?」
刑事「僕は彼女を追っかけていたからね──」
刑事「なんども、なんども 彼女が苦しんだ様子を見てきたのさ♪」
警察官「貴方は何を言っているんですかっ!!」
刑事「彼女の写真みたい?」
刑事「沢山、保存してあるんだ──」
警察官「貴方、まさかあの女性をっ!?」
刑事「ほら、見てみなよ──」
刑事「これは初めて彼女が 遺体で見つかった現場──」
刑事「ここと同じような路地裏だ」
刑事「二番目の死体は山道だったかな?」
刑事「三番目は公園だった──」
警察官「被害者は同じなのに 現場が全て違う?」
刑事「で、今日は37番目の死体なの──」
警察官「言ってる意味が 理解できません・・・」
刑事「だよねぇ・・・」
刑事「それが正常だもの・・・」
刑事「ドッペルゲンガーって知ってる?」
警察官「えっと・・・」

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コメント

  • まさかな展開が続きお話に引き込まれ、ラストの展開に思わず私もゾクゾクしてしまいました😱
    ドッペルゲンガー、本当にどこかにいるんでしょうかね? ……もしいるなら会ってみたい気もします😅

  • おぉ、ミステリー? ホラー?
    どちらにせよ雰囲気にのまれてしまう作品でした😊
    38人目……ついに⁉️
    面白かったです☺️

  • 凄く新しいお話で、面白かったです!!!(o^^o)
    冒頭の刑事が、めっちゃ悪いやつかと思いきや・・・まさかの37回も同じ人物の死体を見ているとは・・・
    それはちょっと感覚がおかしくなりますよね・・・

    最後「ひぇー!!!!!」となりました!!😵

    ところで全然話違いますが、アイコンがカッコいいですね!!!!!!!!イケメン・・・✨←本当に話違う事話ししてすみません・・・

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