倍速な彼女

蒸気

倍速な彼女(脚本)

倍速な彼女

蒸気

今すぐ読む

倍速な彼女
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇商店街の飲食店
アヤカ「アプリで会うの初めてで、緊張しちゃった」
ノブトシ「俺もだよ。でも、楽しかったよ アヤカちゃんは写真の通りかわいかったし」
アヤカ「もう!ノブトシさんったら!」
アヤカ「こんなこと言ったら驚いちゃうかもしれないけど・・・」
アヤカ「私たち結婚しない?」
ノブトシ「・・・」
ノブトシ「いいね!」
アヤカ「良かった!会った時からノブトシさんが私の結婚相手だと思ったの!」
ノブトシ「俺もだよ!アヤカちゃんは俺の花嫁さんだって・・・」
アヤカ「式場はね、ロマンチックな所がいいなぁ」
ノブトシ「アヤカちゃんの希望はなんでも叶えるよ! アヤカちゃんが主役だからね」
アヤカ「本当に?嬉しい!」
ノブトシ「ハネムーンはどこに行きたい?」
アヤカ「やっぱり海外がいいなぁ」
ノブトシ「ハワイなんてどう?俺何度か行ったことあるからアヤカちゃんを案内できるよ」
アヤカ「私行ったことないの! ノブトシさん頼りになる!」
ノブトシ「ただ、ひとつだけ問題点が」
アヤカ「なあに?」
ノブトシ「水着のアヤカちゃんを他の人の目に晒すことかな。アヤカちゃんはかわいいから危険だよ」
アヤカ「やだ~ノブトシさんたら!」
アヤカ「新居はどうする?戸建て?マンション?」
ノブトシ「庭付きの戸建てかな。子どもができても自由にあそばせてあげられるし」
ノブトシ「子どもは何人ほしい?」
アヤカ「二人くらいかな?男の子と女の子一人ずつ」
ノブトシ「男の子はきっと将来はサッカー選手かな」
アヤカ「は?」
ノブトシ「え?」
アヤカ「男の子なら将来はアイドルに決まってるでしょ!」
ノブトシ「男の子ならサッカー選手に決まってるだろ」
アヤカ「だめよ!男の子ならアイドルで、女の子ならモデルよ!」
ノブトシ「女の子なら看護師一択だろ!」
アヤカ「勝手に押し付けないでよ」
ノブトシ「勝手に押し付けてるのはお前だろ」
  ※注 まだ産まれてもいません
ノブトシ「男を立てるのが妻の役目だろ! 俺に歯向かうな!」
アヤカ「なにそれ亭主関白? 結婚した途端その態度?」
  ※まだ結婚もしていません
アヤカ「あなたとは離婚よ!」
ノブトシ「な!そんな!」
ノブトシ「俺たちやり直せないのか?」
アヤカ「もう無理よ・・・」
アヤカ「私たちはお互いを傷つけすぎた」
アヤカ「私たちはもうこれ以上一緒にいない方が幸せだわ」
ノブトシ「俺はお前と出会えて良かったよ」
アヤカ「いままでありがとう。 短い間だったけど、貴方と過ごした時間は忘れないわ」
アヤカ「さようなら」
ノブトシ「さようなら・・・」

コメント

  • なるほど、決断が早い女性はすぐに結ばれるものの終焉を迎えるのも早い。これだけ一度に凝縮されれば、色々な恋愛相手に出会えて少し羨ましいかもしれません。私は長ければ良いとも思わないので。

  • この勢いだと、たくさん恋愛できそうでいいですね。
    お互い次々と何度も妄想結婚を繰り返すのは楽しいと思います!

  • 体感10年分くらいの盛り上がり方と冷め方でした😆相手に期待しすぎないことが長持ちのコツかと思いますね😃(個人の意見としては)

コメントをもっと見る(4件)

ページTOPへ