先祖代々魔法少女の家庭ですが、俺たちが初めて魔法少年になりました

りるか

『その魔法少年、双子』の回(脚本)

先祖代々魔法少女の家庭ですが、俺たちが初めて魔法少年になりました

りるか

今すぐ読む

先祖代々魔法少女の家庭ですが、俺たちが初めて魔法少年になりました
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇アパートのダイニング
遊戯「しょーちゃーん。醤油取って〜」
勝矢「ん〜」
遊戯「ありがと〜」
勝矢「はーっ。これ食べ終わったらまた修行か〜」
遊戯「ゔっ!せめて食事の時くらいは思い出させないでよ」
勝矢「あぁ、ごめんごめん」
勝矢「とはいえ、何とか抜け出せないかなぁ」
遊戯「無理っしょ。前にやってあの人にコテンパンにやられたじゃん」
勝矢「だよね」
遊戯「ごちそうさま。じゃあ食べ終わったし」
「行きますかー」

〇道場
  希良梨道場
希良梨「おっ。今日もちゃんと来たね」
「ばーちゃんオハヨー」
希良梨「こらっ!その名前で呼ぶんじゃないよ!!この道場では」
希良梨「キラリちゃん」
希良梨「って呼びな!!」
勝矢「ご、ごめん」
遊戯「き、キラリちゃん」
希良梨「それでよし」
希良梨「さて。じゃあ早速今回の特訓内容を伝えるよ。今日はこれだ」
  戦うための武器を学ぼう
「おおっ!」
遊戯「ここに来てやっとまともな修行が!」
勝矢「はいはーい!俺、剣とか刀とか使いたい!!」
遊戯「はいはい!じゃあ俺は銃が良い!あ、でもビームとかもかっこいいかも!」
勝矢「なら俺は──」
希良梨「静かにしなっ!!」
「!?」
希良梨「今のこのご時世、そんなもん使ったら銃刀法違反で捕まるよ」
遊戯「そ、そこはリアルなんだ」
希良梨「いいかい。あんたらに許された武器は先祖代々受け継がれてきたこれだけさ」
「うげぇっ!!」
希良梨「プリティだろう?」
勝矢「プリティ・・・ではあるけど」
遊戯「俺らが使うには、プリティすぎる・・・かな?」
希良梨「全く!まだそんなことを言ってるのかい?」
希良梨「いいかい?幼い頃から言ってるだろう?」
希良梨「あんたたちは」

〇幻想2
希良梨「キラキラ光る音速の星!キラキラリ!!」
希良梨「今日もこの星はキラキラメイカーが許さない!!」

〇道場
希良梨「あの魔法少女、キラキラメイカーの後継者なんだから」
遊戯「うーん。まぁそうなんだけどね」
希良梨「今まで奇跡的な確率でずっと女性の家系だったけど」
希良梨「まさか男の子・・・しかも双子が生まれるなんてね」
希良梨「驚きもしたけど、私は嬉しいんだよ。新しい時代が始まったみたいでね」
希良梨「男女平等。この仕事に男も女も関係ないのさ」
「ばぁちゃ・・・キラリちゃん」
希良梨「それに、ちゃんと公務員並みの給料も入るし、インセンティブも退職金もある」
希良梨「休みは怪物次第だけど私の時は1ヶ月くらいこなかったこともあるからね」
遊戯「急に現実的」
勝矢「まぁ今までの修行は、決め台詞だの映える角度だのちょっとノリ気じゃなかったけど」
勝矢「やっとまともな修行そうだしちょっと楽しくなってきた!」
遊戯「ま、それもそうね。武器はちょっと・・・まぁ、ね。あれだけど」
勝矢「ねぇキラリちゃん!早速この棒の使い方教えてよ!!」
希良梨「この伝説の魔法少女に任せな。あんたらを立派な戦士に育ててみせるよ」
希良梨「じゃあまずは外に出な」
勝矢「おぉっ!本格的っぽい!」
遊戯(・・・いや、逆にちょっと不安なのは俺だけ?)

〇日本庭園
  希良梨庭
希良梨「さて、それじゃあ早速始めるかね」
「お願いします!」
希良梨「まずはこれを思いっきり握って」
希良梨「キラキラパワーで今日もブッ飛び!!キラキラエクスプロージョン!!」

〇市街地の交差点
マミちゃん「えっ、何の音!?」
マサくん「ば、爆発!?ここら辺、治安がいいんじゃないの!?」
マミちゃん「私怖い、助けてマサく──」
マサくん「ひぃいっん」
マミちゃん「おいテメー待てやゴラァっ!!!!!!」

〇日本庭園
希良梨「と、まぁこんな感じに」
「ちょっと待て!!」
希良梨「おや、どうしたんだい?」
勝矢「どうしたんだい?」
勝矢「じゃないよ!これもうちょっとした事件だよ!?」
遊戯「なんか分からないけど、この爆発のせいでどこかの誰かが今修羅場を迎えてる気がする」
希良梨「何を訳の分からないこと言ってるんだい。こんなの敵と会う度に撃つようになるんだからね」
勝矢「それはそうかもだけど、今は敵いないし、あくまで練習なんだから」
勝矢「もうちょっと力加減とかさ」
希良梨「腑抜けたこと言うんじゃないよ!このキラキラリ!どんな時でも全力全身だよっ!!」
希良梨「0か100か。生か死か。いつだって私らの世界はこれしかないんだ」
勝矢「やべぇ。さっきまでワクワクしてた自分を殴りてー」

〇見晴らしのいい公園
  一方その頃
マミちゃん「あんたって!こんな所まで逃げて!ほんっと!!サイテー!!!」
マサくん「マミちゃんほんとごめんなさい」

〇日本庭園
遊戯「──今、他の誰かがすごく殴られてる気がする」
勝矢「えっ、何それ怖い」
希良梨「さ、雑談はこれくらいにして、あんたらもやってみな」
「はっ?」
希良梨「何驚いてるんだ。元々あんたらの修行なんだからね」
遊戯「うん、そうなんだけどね。ちょっと想像より凄いの見せられたからビックリしちゃって」
勝矢「ゆ、ユーくん先にどうぞ!!」
遊戯「ちょっ!!ショーの方が先にやる気見せてただろ!?」
勝矢「いや、あんなの見せられると思わなかったから!単純に怖い!!」
遊戯「それはそれなっ!!」
希良梨「こら!何をそんなに言い争う必要があるんだい!!」
希良梨「遊戯。あんたがお兄ちゃんなんだから先にやりなさい」
遊戯「えぇっ!?」
希良梨「なんてことは、言わないよ。兄も弟も関係なく平等なんだから」
希良梨「それを理由にどちらかが強制されるのはおかしいもの」
「時代に順応〜」
希良梨「わかったら、早くじゃんけんぽんしなっ!」
「はーい」

〇日本庭園
  10時間後
勝矢「ぜぇ・・・はぁっ・・・ぉえっ・・・げほっ」
遊戯「はぁ・・・はぁっ・・・」
希良梨「まだまだだけど、小石を5センチ位飛ばすことはできるようになったね」
遊戯「こんなにピンピンなら、ばあちゃんまだまだ現役いけるんじゃ・・・」
勝矢「マジでそれ。逆に敵に同情しちゃうかも」
希良梨「なんか言ったかい?」
「いえ、何も!」
希良梨「嘘をつくんじゃないよっ!」
希良梨「こんなにピンピンなら、ばあちゃんまだまだ現役いけるんじゃ・・・ マジでそれ。逆に敵に同情しちゃうかも」
希良梨「って言ったろ!!」
(ババアの地獄耳ハンパねぇ〜!!!)
希良梨「良いかい?魔法少女・・・もとい、魔法少年は、心で戦うんだ」
希良梨「嘘をつく。相手を騙す。悲しませて泣かせる。そのどれもが、心を腐らせる行為だ」
希良梨「あんたらは自分自身に誇れないこと、決してするんじゃないよ」
「わかった」
希良梨「それでこそ私の自慢の孫で、魔法少女の後継者だよ」
希良梨「今日の修行は終わりだ。また明日、忘れずにここに来るんだよ」
勝矢「うん!じゃあまた明日!」
遊戯「お疲れ様〜」

〇アパートのダイニング
「いただきまーす!」
勝矢「ねぇユー君。今日いつもより頑張ったから、卵入れても良い?」
遊戯「うん、いいよ」
勝矢「やった、ありがと!」
遊戯「ショーは本当にそれ好きだよね」
勝矢「マイルドになって美味しいんだよ!ユー君は俺が勧めても入れないもんね」
勝矢「入れてみる?」
遊戯「いや、俺は──」

〇道場
希良梨「驚きもしたけど、私は嬉しいんだよ。新しい時代が始まったみたいでね」

〇アパートのダイニング
遊戯「・・・」
遊戯「やっぱ入れる」
勝矢「えっ、マジ!?」
遊戯「うん。新しい時代ってか、俺も色んな新しい扉を開けてみたいなってさ」
遊戯「『魔法少年たるもの、いかなる時も色んな視点を持つことだよ!!』」
遊戯「って、ばあちゃんなら言いそうじゃない?」
勝矢「似てる似てる!」
勝矢「じゃあ、はい」
遊戯「ありがと」
勝矢「じゃあ俺も新しい扉を開くために、卵じゃなくタバスコでも入れてみようかな〜」

〇ラブホテルの部屋
  一方、その頃
マミちゃん「人手なし!!意気地なし!!!この○✖️※△$──!!!」
マサくん「は、はい!!その通りです!」
マサくん(はぁっ・・・あの一件で俺たち、お互いに新しい扉を開いちゃったかも)
マミちゃん「おい!何笑ってんだ!!」
マサくん「マミ様、ごめんなさーい!」

〇アパートのダイニング
勝矢「ユー君、どうかした?」
遊戯「いや、何でもない!タバスコも案外アリかなって」
遊戯「キラリちゃんの修行耐えるには、これくらいの辛さ慣れないとかも」
勝矢「でしょ?」
勝矢「じゃあ、改めて」
「いただきまーす!」
  戦うための武器を学ぼう 完

コメント

  • 魔法少女ならぬ魔法少年、しかも双子、、、この新しい切り口の物語、見入ってしまいました。
    それと、途中途中で挿し込まれる、マミちゃんとマサくんのカットに爆笑です!

成分キーワード

ページTOPへ