エピソード1(脚本)
〇本棚のある部屋
あまりの激辛で話題!本格インド熱血カレー!好評発売中!
父「ニヤ・・・」
ご購入ありがとうございます!配達は数日中にお届けに参ります。
〇おしゃれなリビングダイニング
数日後
母「あー!夕飯の食材買い足すの忘れてた!どうするかなあ・・・」
ピンポーン
配達員「お届け物でーす!」
母「はーい!」
配達員「ここにハンコお願いします」
母「はい」
配達員「ありがとうございましたー!」
母「中身は・・・カレーかあ。ちょうど良いわ、夕飯はこれにしましょう」
〇おしゃれなリビングダイニング
弟「夕飯はー?」
妹「カレーだって」
母「はい、おまちどうさま」
兄「お、きたきた。それじゃあー」
「いただきまーす!」
パクッ
「ぐわあああ辛あああ!!!」
兄「ヒーハー、ヒーハー!水水水水!!」
ゴクゴクゴク
兄「ぐおおおダメだ!絡みが取れない、むしろ際立った気がする!」
弟「牛乳だ!辛味には油分のある牛乳が良いと聞く!」
兄「うおおおおおお!」
ゴクゴクゴクゴク
兄「ふう・・・やっと多少は落ち着いた」
弟「キサマあああ!牛乳を一人で飲み切りやがったな!」
兄「すまん、勢いでつい・・・」
弟「牛乳の予備は!?」
母「買い物行き忘れて無い!」
「ぐおおおおおお!!!」
父「フッフッフッ・・・」
弟「ちくしょうあの父親、辛さに強いからって一人ほくそ笑んでやがるぞ!」
妹「アイス!アイスを食べれば!」
弟「それだ!」
「うおおおお!!!」
バクバクバク
「ふう・・・」
〇おしゃれなリビングダイニング
兄「さて、残りのカレーをどうするか・・・」
妹「捨てれば?」
弟「それは日本人たるもの、もったいない精神に反する!」
妹「えー」
弟「これより勝負を2つ行う!敗者2名が残りのカレーを食べる!まずは横文字言ったら負けゲーム!異存は!?」
「異議無し!」
弟「じゃあ始めるぞ!よーい、スタート!」
妹「・・・いまのっていいの?」
弟「いや、さすがに最初の合図はノ・・・関係無いだろ」
弟(危ねえ!ノーカン言うところだった!)
妹「チッ・・・」
「・・・・・・・・・」
弟「これではラチがあかん!山手線ゲームを追加しよう!」
「あっ」
弟「しまったーー!!」
「よっしゃーー!」
弟「くっそお次だー!次のゲームだー!」
弟「第2ゲームはドッグアンドビスケット!」
「ドッグアンドビスケット?」
弟「配られたアイテムカードを使って困難な状況を打破するゲームだ」
弟「例えばお題が強盗の襲来の時に「犬」のアイテムカードを使って番犬として追い払わせるとかな」
弟「さっき負けた俺が審判を務めよう。ゲームスタートだ!」
そしてゲームは進み・・・
兄「乗車している電車のブレーキが壊れて暴走中、どうにかせよか・・・」
兄「配られたアイテムは・・・って、ど、どうすればいいんだ・・・」
妹「まだー?早く言わないと時間切れで負けになるよー」
兄「「マイク」と「ダンススキル」を使って踊り狂い精神的救済を図る!」
どっ(笑)
兄「で、判定は?」
弟「アウト」
兄「マイクとダンススキルでどうしろと!?」
妹「さあ、負けたお二人さん、張り切って行ってみよー!」
「ぐぬぬぬぬ・・・」
〇おしゃれなリビングダイニング
弟「一口毎に悶絶していてはキリが無い!こうなれば一気に勝負をつけるしか無いぞ兄よ!」
兄「うむ!」
・・・・・・・・・
「う、うおおおおおおお!!!」
ガツガツガツ
妹「あ、せっかくだから記念に写真撮ってSNSにアップしとこ」
パシャッ
2人の悲鳴が綺麗な夜空に吸い込まれていく。今日も我が家は平和です。ちなみに写真はSNS割とウケた。
この賑やかで騒がしい空気感が楽しいですね!激辛カレーを通じて、この仲の良い家庭を描き出すストーリー、とっても魅力的ですね!
タイトルがドタバタしすぎて大袈裟だと思って読んだら本当にドタバタしてて笑いました。兄弟が四苦八苦している間、肝心のお父さんは何してんだろ。全部食べさせて責任取ってもらえばいいのに。展開が甘すぎるんじゃないの?って、このコメントが辛口ですかね。
近頃、辛い食べ物にハマっているので家族が辛そうにしているのを見れば見るほどこの辛いカレーとても食べたくなりました😂
それにしても、カレーひとつを巡ってゲームをして盛り上がったり、仲良し家族だなあと思いました😌