〇音楽スタジオ
コケ・鼻射酢「クソッタレーーー!!!!!!!!!!!! こんなもやしバンドやってられっかぁぁああああーーー!!!!!!!!!!!!!!」
ヘビ野郎「おい！ どうしたってんだよ、コケちゃん！ 大事なベース壊してんじゃねーよ！ そのベースはコケちゃんの魂そのものだろ!?」
コケ・鼻射酢「うっせーーー!!!!!! こんなもんいるか!!!!!! 南京錠ネックレスだけあれば事は足りんだよおおおおお!!!!!!!」
サメ野郎「コケちゃん、やっぱ音楽性の違い!? 音楽性の違いなのか!? 教えてくれよ!! コケちゃんの真心（まごころ）をよーっ!!!」
コケ・鼻射酢「ああ！そうだぜ！ 音楽性の違いがありまくるんだクソッタレー！ テメェらがやってんのはファッションパンクだ!!!!!!」
コケ・鼻射酢「オレは紛うことなきリアルパンクロッカーだからよ、一緒にはやっていけねぇんだよクソッタレー!! はい、おしまいおしまい!!」
ヘビ野郎「そんな!! オレたちを置いていくのか!? 置き散らかしていくのか!? なぁ、コケちゃんよお!!!!!」
コケ・鼻射酢「ああ、サヨナラだ!!!!!!!!!! せいせいすんぜ、クソッタレヘビ野郎があああああ!!!!!!」
サメ野郎「オレたちはこれからどうしていけばいいンだよ、コケちゃん!! オレたちの絆-kizuna-はどうなっちまうんだよーー!!!」
コケ・鼻射酢「うっせぇよクソッタレサメ野郎があああああ!!!! なんでサメがバンドやってんだ意味わかんねーんだよボケえええ!!!!!!」
コケ・鼻射酢「もうおしめぇだ!!!!!! 解散解散!!!! 最終回だクソッタレー!!!!!!!」
コケ・鼻射酢「アディオス!!!!!!!!!!」
「コケちゃああああああああぁぁぁんッ!!!!!!!!!!」

〇古風な和室（小物無し）
マザー野郎「あ、鼻射酢おかえり！」
コケ・鼻射酢「うっせーよクソッタレー!!!!!!!!!! ぬか漬けババアがああ!!!!!!!!!!」
マザー野郎「な、なんて言葉をこの子は・・・・・・。 ママ悲しい・・・・・・ とても・・・とても・・・ひっくひっく・・・」
コケ・鼻射酢「知るかクソッタレー!!!!! オレはリアルパンクロッカーだから自由なんだよ!!! 部屋で寝るから入ってくんなよ!!!!!」
マザー野郎「ううぅ・・・・・・どうしてこんな・・・・・・鼻射酢・・・・・・鼻射酢・・・・・・び・・・鼻射酢ぅぅぅぅ・・・・・・（泣）」

〇汚い一人部屋
コケ・鼻射酢「ふぅ・・・・・・まじダリぃぜ、どいつもこいつもよぉお・・・。 オレはリアルパンクロッカーなんだよクソッタレー・・・・・・」
コケ・鼻射酢「酒でも喰らわねぇとやってらんねぇよ。 人生はアルコールでできてんだよちくしょう・・・。 酒はどこだ・・・酒・・・酒・・・」
コケ・鼻射酢「よし、見つけた・・・。 アルコールちゃんよぉぉお・・・。 酒が唯一の癒しだぜぇぇぇぇぇ・・・・・・。 ゴクッゴクッゴクッ」
コケ・鼻射酢「ぷはぁ、たまんねぇぇぇーー!!!!!!!!! ひゃっほおおおおおい!!!!!!!!!! ってなわけで寝るぜ・・・・・・」

〇古風な和室（小物無し）
マザー野郎「あなた・・・。 鼻射酢がまたひどい言葉で・・・うっうっ・・・・・」
ファザー野郎「そうか・・・辛かったな・・・。 昔はあんなじゃなく、とっても良い子だったんだがな・・・・・・」
マザー野郎「あたし、悲しい・・・とても、とても・・・・・・」
ファザー野郎「大丈夫。 きっと大丈夫だ・・・。 また昔のように優しい心を取り戻す事だろう、鼻射酢は・・・・・・」
マザー野郎「うぅ・・・あなたぁぁぁ・・・・・・」

〇汚い一人部屋
コケ・鼻射酢「うっ・・・頭いてぇ・・・。 もう朝かよ・・・ダリぃぃ・・・・・・」
コケ・鼻射酢「・・・・・・・・・・」
コケ・鼻射酢「ゲロゲロゲロゲロゲロ」
コケ・鼻射酢「・・・・・・・・・・・・・・・」
コケ・鼻射酢「二日酔いかよクソッタレー・・・。 やってらんねぇよ・・・・・・」
コケ・鼻射酢「あいつら、大丈夫かな・・・ 昨日はヤケになっちまった・・・・・・」
コケ・鼻射酢「よし。 オレはリアルパンクロッカー・・・。 だから・・・・・・」
コケ・鼻射酢「・・・・・・行くか、スタジオ!!!!!!」

〇音楽スタジオ
コケ・鼻射酢「よぉ、クソ野郎ども!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヘビ野郎「こ・・・コケちゃん・・・・・・。 戻ってきてくれたんか・・・サンクス・・・・・・サンクス・・・・・・」
コケ・鼻射酢「いや、マジすまねぇ・・・・・・。 どうかしちまってたよオレは・・・・・・」
サメ野郎「嬉しいぜ・・・。 オレたち、もっとリアルパンクやれるように努力すっからよぉ・・・サンクス・・・・・・サンクス・・・・・・」
コケ・鼻射酢「いや、オレもまだまだファッションパンク野郎かもしれねぇ・・・。 一緒に頑張ってこうぜ・・・・・・クソ野郎ども・・・・・・」
ヘビ野郎「よっしゃあああああ!!!!! ドラム叩き散らかすぜーーー!!!!!! 気分は最高!!!!!! 地球は再興!!!!!!!」
サメ野郎「オレもギター弾き散らかすぜーーー!!!!!!!! 気分は最高!!!!!!!! 宇宙はPSYCHO!!!!!!!!」
コケ・鼻射酢「時代は変わって夢見るデストロイ!!!! 化石は腐って掃き溜めデストロイ!!!! そんでオレたちすこぶるデストロイ!!!!」

〇音楽スタジオ
大手レコード会社のディレクター野郎「お、君たちがマックス・ピストルズのメンバーかい？」
コケ・鼻射酢「なんだてめぇ、勝手に入ってくんじゃねーー!!!!!!!!! クソッタレ野郎があああああーーーッ!!!!!!!!!!!!!」
大手レコード会社のディレクター野郎「はっはっは、元気いっぱいだな！ つまり私の目に狂いはなかったって事か・・・」
コケ・鼻射酢「どーゆー意味だコラぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大手レコード会社のディレクター野郎「君たちのメジャーデビューが決まった」
コケ・鼻射酢「なんだと!?」
大手レコード会社のディレクター野郎「武道館でのライブも決まった」
コケ・鼻射酢「なんだと!?」
大手レコード会社のディレクター野郎「海外進出も決まった」
コケ・鼻射酢「なんだと!?」
大手レコード会社のディレクター野郎「グラミー賞にもノミネートされている」
コケ・鼻射酢「いやいや、まてまてまてまてまてまてまてまてまてまてまてまて!!!!!!!!! マジかよクソ野郎!!!!!!!!!!!!!」
大手レコード会社のディレクター野郎「ああ、本当だ。 実話中の実話だ。 マックス・ピストルズは全世界に羽ばたくんだ」
ヘビ野郎「コケちゃん・・・やったなオレたち・・・・・・やべえよ・・・・・・デストロイ・・・・・・」
サメ野郎「最高だぜ・・・夢みてぇだ・・・・・・やべえよ・・・・・・デストロイ・・・・・・」
コケ・鼻射酢「もうこれは・・・これはもう・・・もうこれは・・・完全に革命なんだぜ・・・デストロイ・・・・・デストロイの極み・・・・・・」

〇古風な和室（小物無し）
コケ・鼻射酢「帰ったぜ!!!! マザー野郎、ファザー野郎!!!! ｺｹｺｹｺｹｺｹｺｹコッコｵｫｵｫｵｳｳｩｩｱｱｫｵ!!!!!!!!」
マザー野郎「あぁ・・・鼻射酢、昨日はごめんね・・・。 ママ・・・鼻射酢の気持ちが分からなくて・・・・・・口が悪いって・・・・・・」
コケ・鼻射酢「いや、オレがクソッタレなんだ!!! クソッタレダストボックスなんだ!!! すまねぇ!!!!! まじですまねぇ!!!!!!」
マザー野郎「びっ・・・鼻射酢・・・鼻射酢ぅぅぅ・・・。 うっうっ・・・・・・」
ファザー野郎「ほらな、母さん。 鼻射酢は根は優しくてとっても良い子なんだ・・・。 なんてったって、私たちの子供なのだから・・・・・・」
コケ・鼻射酢「あ、そういやオレのバンド、メジャーデビューと武道館ライブと海外進出とグラミー賞ノミネートが決まったぜ!!!!!!」
マザー野郎「えーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!」
ファザー野郎「うおーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!」
コケ・鼻射酢「これがオレの実力ってもんよ!!!!!!!! ヒャッハァァァァァーーーッ!!!!!!!!!」
マザー野郎「今夜はお祝いにドンペリを開けましょう、あなた!!!!!!」
ファザー野郎「おお、そうだな!!!!!! そうせざるを得ないな!!!!!!!!」
コケ・鼻射酢「これからはめちゃめちゃ親孝行していくから楽しみにしとけよ!!!! マザー野郎、ファザー野郎ォォォ!!!!!!!!!!」

〇汚い一人部屋
コケ・鼻射酢「よぉし、やってやるぜ親孝行をよ!!!!! オレの本物のリアルパンクロッカー生活がこれから盛大に幕を開けるんだ!!!!!!」
コケ・鼻射酢「ｺｹｺｹｺｹｺｹコッコｫｵｱアアア!!!! デストロハッピーだぜえええぇええーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」