エピソード1「ゲーム小説ってなぁに?」(脚本)
〇公園のベンチ
──TapNovelの世界へようこそ
龍野 ベル「は・・・はぁ」
ラオ「ここでは、TapNovelの使い方を非公認で無責任に垂れ流します!」
雑用くん「いやいや!! 責任は持ちましょうよ!!」
ラオ「はいチェストォォォーーーー!!」
木っ端微塵の雑用くん「ぎゃあああああぁぁぁぁ!!」
ラオ「ここでは空気読まないやつは死刑だから。そのつもりでよろしくね!」
龍野 ベル「えっと・・・お姉さん達は何者なんですか?」
ラオ「そんなことより、あなた承認欲求の塊よね!!」
ラオ「通常の快楽では満たされない系男子よね!!」
ラオ「このままだと飲食店で「串カツ2度漬けやってみた」とかチックタックに動画投稿して炎上する未来が見えるわ!!」
龍野 ベル「・・・なぜ串カツ限定?」
ラオ「そう!そんなあなたにオススメのアプリがこのTapNovelなのですーー!!」
龍野 ベル「無視ですか!?」
ラオ「うっさいわね!! いろいろとネタにしづらい事情があるのよ!!」
ラオ「──ところで、あなたゲーム小説に興味があるのね?」
龍野 ベル「いいえ」
ラオ「──は?」
龍野 ベル「──ってかゲーム小説ってなんですか?」
ラオ「えーーーー!うそーーーーー!!」
ラオ「龍野ベル(たつのべる)とかベ◯ッセあたりが考えつきそうなネーミングセンスなのにTapNovelを知らないのーー!?」
龍野 ベル「──というか承認欲求もそこまでないんですけどね。無難に平和に生きていきたいと思ってますし」
ラオ「──そっか──そうなんだね」
龍野 ベル「・・・え、えっと・・・」
ラオ「──仕方ないわね。空気を読めない人は──」
龍野 ベル(し、死刑──!!)
龍野 ベル「う、うわぁ! ゲーム小説ってなんだろーー!! TapNovelっておもしろそーー!!」
ラオ「そうよね!! あなたならそういうと思ったわ!!」
龍野 ベル(──こ、怖い)
〇風
ゲーム小説ってなぁに?
〇公園のベンチ
ラオ「ゲーム小説とは・・・」
ラオ「こういうのよ!!」
龍野 ベル「・・・説明雑すぎません?」
ラオ「うっさいわね。見た通りなんだから仕方ないじゃない」
龍野 ベル「いやいや、もうちょっと説明しないと、あなたが空気読めないってことになりません?」
ラオ「ぐぬ・・・た、確かに茶番が長すぎるって言われてしまうのもしゃくね」
ラオ「ゲーム小説は、ストーリーさえ思いつけば、誰でも簡単にノベルゲーム風小説を書けるツールのこと」
ラオ「最近ではチャットノベルというものも流行ったけど・・・」
ラオ「こんな風に叫んだり!!!」
ラオ(心の声を出して見たり)
ラオ「表情を変えて見たりぃ〜〜・・・」
ラオ「へいらっしゃい!! 板前になって見たりぃ!!」
ラオ「スマホ出して見たり・・・あ、確定演出なし・・・」
雑用くん「こうやってボイスを入れることもできますぞ」
塵(元•雑用くん)「ぎゃあああああああぁぁぁぁ!!」
ラオ「とまぁ、骨まで消し炭にできる小説のことよ」
龍野 ベル(最後の攻撃は絶対要らなかったよな)
ラオ「しかも随時サービス改善してるから、対応がとっても早いの!」
龍野 ベル「ふーん・・・ちょっと興味湧いてきたかも」
〇風
どんな人に向いているの?
〇公園のベンチ
龍野 ベル「僕、小説家に興味があったんだ。Tap Novelで書いたら上手くなれるかな?」
ラオ「え? ・・・うーん、少し違うかな?」
龍野 ベル「え? どうして?」
ラオ「小説家には地の文があるからね。そこが上手くならないと、小説もうまく書けないの」
雑用くん「地の文とは小説で使われるセリフ以外の文章のことです」
雑用くん「小説の新人賞で特に注意される部分は内容よりここ! 内容がどれだけ面白くても、伝わらなきゃ意味がない」
龍野 ベル「そっか、Tap Novelは地の文っていうのを書かなくても書けちゃうってことだね」
ラオ「逆に言えば、地の文が下手でも、Tap Novelなら表現できちゃうともいえるわね」
ラオ「シナリオライターとしての練習ならTap Novelはいいんじゃないかしら」
雑用くん「小説も上手くならないってわけではないんですがね。ストーリーを考える想像力は鍛えられますし」
ラオ「まとめると、こういう人におすすめね」
・シナリオライター志望
・とにかく物語を書きたい
・絵が不得意だけど漫画みたいな表現をしたい
ラオ「遊び感覚で十分楽しめるし、自分の思いついたシナリオをすぐ表現できる。直感的に操作できるわけ」
龍野 ベル「・・・面白そう! やってみたいな」
雑用くん「もちろん物語を書くことに興味がない人は、すでに書かれたゲーム小説を読むのもありですよ」
〇風
有料版と無料版の違い
〇公園のベンチ
龍野 ベル「でも、これだけの機能を使うのってお金がかかるんじゃ・・・」
ラオ「よく聞いてくれたわね。Tap Novelはなんと・・・基本無料よ!」
龍野 ベル「・・・つまり課金要素はあるわけですね」
ラオ「・・・言ってしまったわね」
雑用くん「・・・言ってしまいましたな」
龍野 ベル「え!! ええ!!」
ラオ「あのね!! スタッフさんも遊びでやってるんじゃないの!!」
雑用くん「少し儲けに走るだけで、やれ「貪欲だ」とか「金の亡者だ」とか・・・筋違いなことばかり言うやつ!!」
ラオ「バカ言ってんじゃないわよ!! 企業側もタダ働きするわけにはいかないっての!!」
雑用くん「むしろ基本無料って時点でめちゃくちゃ良心的だっての!ガチャシステムとか排出率に文句言ってるやつはお門違いも大概にしろ!」
ラオ「無料で遊ばせてもらえることがどれだけありがたいことか! 無課金勢に配慮しろとかバッカじゃないの!?」
ラオ&雑用「日本人のそういうとこ、よくないと思います!!!!」
龍野 ベル「・・・なんか途中からTapNovel以外の話になった気が・・・」
ラオ「とにかく、働いている人にリスペクトと感謝を。これ大事」
雑用くん「ですな。では有料版と無料版の違いを解説します」
雑用くん「その1!効果音、BGM、スチル、ボイス機能がすぐに使える!」
ラオ「まぁ無料でも後々解放されるけどね。機能拡張で色々達成しないと追加できないわ」
雑用くん「その2 動画作成機能が使える!!」
ラオ「Youtubeチャンネルを持っていればそっちにもアップできる!いろんなところに自分の作品を見せられて便利!」
雑用くん「その3 イラストのお気に入り登録!!」
ラオ「キャラの絵を毎回別の作品でも使ったりする人には便利ね。私のように他作品に出す場合もあるし」
雑用くん「その4 セリフ、テキストへの効果音挿入」
ラオ「そこの雑用がさっきからやってることね。つい最近できた新機能よ」
雑用くん「ちなみに無料版だとこんな風になりますぞ」
雑用くん「どどん!」
龍野 ベル「なるほど。確かにワンテンポ遅れて少しモヤっとするね」
雑用くん「やっぱこっちの方がいいでしょ!! どどん!!!!」
龍野 ベル「うん。こっちの方がしっくりくるよ」
雑用くん「そして最後! 台本データのエクスポート!」
ラオ「これは限定的だけど便利な機能よ。ボイスを頼みたい人もいるだろうし、他の作品に別バージョンを作りたいって時もいいかも」
雑用くん「ベルくんのように小説家に興味があるなら、データをとって、地の文を追加したら小説版もできてしまいますよ」
龍野 ベル「なるほど! いろんな使い方ができそうだね」
〇公園のベンチ
ラオ「どうかな?Tap Novel。興味が湧いた?」
雑用くん「簡単操作で楽しくゲーム小説が書ける。それがTap Novelですぞ」
龍野 ベル「うん!! Tap Novelには興味が湧いたんだけど・・・」
龍野 ベル「・・・結局、お姉さんたちは何がしたかったの?」
ラオ「え?」
龍野 ベル「Tap Novelのスタッフでもないわけだよね?」
雑用くん「──え、ええ。まぁ」
龍野 ベル「──まさかそれこそ承認欲求のためだけに・・・」
ラオ「──さぁ!次回は実際にゲーム小説を作ってみよーー!!」
龍野 ベル「あ、図星だ!!」
雑用くん「まったねー!!」
地の文が苦手な人も使いやすいとか、効果音(どどん)の無料と有料の違いとか、いろいろ勉強になりました。課金について企業側の立場で熱く語るラオ&雑用の圧が凄かった。あと、雑用くんのボイスが思いのほか可愛かったです。
面白かったです❣️有料だと、効果音の間が埋められるんですね、なるほど❣️
私は無料ミッションクリアで、ようやくBGM付けられるようになったけど、結局使ってませんw5000字以上はさすがに疲れましたw😅
Tapnovelの仕組みを何となくでしか把握していなかったので、とても詳しく描かれていたおかげでよくわかりました😄
雑用くんが、木っ端微塵にされたり塵にされたりしていたのがおもしろかったし、毎回復活して来るのもおもしろかったです😂
途中からは、ずっと居たので良かったです!笑