7.コンビニの駐車場に、でんせつのゆうしゃがあらわれた!(脚本)
〇コンビニ
なんだ・・・これは・・・?
ゆうしゃが、二人いる・・・だと?
女の子「は?」
女の子「バカじゃないの?」
なに? この──
男の子「なんだこのおっさん」
ゆうしゃ「な、何を言っているんだ!? 聖剣アンタレス・・・!!」
ゆうしゃ「見ろ!! 彼は、勇者じゃない!! 勇者は、このボクだ!!」
男の子「いいや、騙されるなアントニオ! 僕が本当のゆうしゃだ! 偽物の言うことに耳を貸すな!!」
女の子「聖剣の名前間違えてない・・・? てか『ひとちがい』だったんじゃないの」
くっ・・・!?
わからん・・・わからんぞ・・・!?
ゆうしゃ「さあ、アンタレス!! ボクと一緒に魔王を倒し、 世界の平和と秩序を取り戻しにいこう!!」
男の子「いいや、アントニオ!! 君は僕と一緒に、自撮り動画をうpして 世界中のみんなからチヤホヤされるんだ!!」
女の子「あっ、いいな・・・私も・・・!」
う、ううっ・・・!?
果たして、どちらが私に課された
真の使命だというのだ・・・!?
女の子「イ○スタじゃね? Tikt○kもあるよ」
男の子「そうだよ Y○utubeもあるし」
あ、やっぱそっちかな??
私もそう思ってたんだよねー
ゆうしゃ「騙されるなアンタレス!!」
貴様こそ黙れ!!
今日から私は
聖剣系Y○utuberのアントニオだッ!!
ゆうしゃ「くっ・・・!?」
ゆうしゃ「まさか・・・まさかとは思うが 君たちはボクから聖剣アンタレスを 奪うために差し向けられた魔族なのか?」
女の子「魔族っぽい人、何人かいたよね? どれだっけ?」
これじゃね?
男の子「それはただの認知症のおじいさんだよ」
ゆうしゃ「ハッ!? 大賢者ハルバトス!? そんな!?!?」
ゆうしゃ「ウォアアアアアアアアアアーー!!!!」
女の子「いや、最初に来たときに気付けよ・・・」
ゆうしゃ「おのれっ・・・!」
ゆうしゃ「おのれ魔族め、よくも仲間を!!」
ゆうしゃ「ウオオオオオオオオ!!!!」
ゆうしゃ「覚悟しろ!! 魔族め!!」
ゆうしゃが ほんきを だした!
女の子「来るよ!? 気を付けて!!」
男の子「・・・!」
男の子「アンドリアノフ!!」
女の子「アントニオじゃなかったの?」
まかせろー!!
女の子「めっちゃ空気読めるイイ奴・・・!」
やめてええぇぇえええええェ!!!!
姫「やめて・・・」
姫「争いは・・・もう────」
姫「やめて・・・ッ!」
うわ、でた
女の子「・・・だれ?」
あー・・・一言でいうと・・・
"ヤベーやつ"
⬅ To Be Continued