Dramatic☆家族

米子

Dramatic☆家族(脚本)

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米子

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〇電車の座席
会社員(あーあ)

〇高層マンションの一室
主婦(もっと人生が)

〇教室
学生(”Dramatic”だったら)

〇黒
  なんて
  ため息ついてるあなた達〜!?
???「Non Non ノン!」
マダム・ティカ「その夢」
マダム・ティカ「”TeamDramatic”が叶えます!」

〇西洋の城
マダム・ティカ「とびきりのストーリーと演出で」
マダム・ティカ「胸を熱くする展開を」
マダム・ティカ「あなたの人生に!」

〇地球
マダム・ティカ「合言葉は」
マダム・ティカ「ライフイズ☆Dramatic」
  説明会、依頼のお申込は
  コメント欄のフォームより受付中!

〇地球

〇シックなリビング
  浪漫土家 リビング
千華(母)「どう?」
千秋(次男)「あー、再生数は順調に伸びて」
千秋(次男)「うわっ」
千秋(次男)「説明希望の申込み・・・」
千秋(次男)「来た!」
千華(母)「まぁ!」
ダンテ(父)「やったな」
千華(母)「仕事や学業で忙しいなか」
千華(母)「サポートをありがとう」
千華(母)「皆のおかげで、夢が叶うわ」
春臣 (長男)「泣くのは早いだろ」
夏月 (長女)「そうよ」
千秋(次男)「このビジネス、成功させようぜ」
千華(母)「えぇ!」
千華(母)「浪漫土家は」
千華(母)「各自の好みが違う分」
千華(母)「ジャンルに富んでる」
千華(母)「つまり最強よ」
千華(母)「皆、これからよろしくね」
ダンテ(父)「もちろんだ」
千華(母)「──コホン」
千華(母)「じゃあ、行くわよ」
千華(母)「ライフイズ~」
「Dramatic!!!!」
冬李 (次女)「──」
冬李 (次女)(どうかしてる)

〇空
  数日後

〇おしゃれな居間
日比野 アキラ「失礼します」
マダム・ティカ「ようこそ」
冬李 (次女)「どうぞ」
日比野 アキラ「どうも」
日比野 アキラ「日比野アキラ、高校3年です」
日比野 アキラ「動画を見て気になったんですが」
日比野 アキラ「ドラマチックって一体?」
マダム・ティカ「Non!!」
マダム・ティカ「発音がダメ」
マダム・ティカ「Dramatic」
マダム・ティカ「”ち”ではなく”ティ”」
マダム・ティカ「大事な部分よ」
日比野 アキラ「ティ」
マダム・ティカ「ええ」
マダム・ティカ「”ち”を”ティ”に変えるだけでも」
マダム・ティカ「日常は、ぐんとDramaticになる」
マダム・ティカ「ちくわ」
マダム・ティカ「ティにして?」
日比野 アキラ「ティくわ」
ダンテ(父)「格段に良い」
マダム・ティカ「何の変哲もないパンツという単語さえ」
マダム・ティカ「パンティともなれば 背徳感を含んだDramaticとなる」
日比野 アキラ「すげぇや」
冬李 (次女)(騙されちゃだめ)
冬李 (次女)(話をはぐらかされてるし)
冬李 (次女)(”つ”が”ティ”になってる)
マダム・ティカ「それで」
マダム・ティカ「あなたが彩りたい人生のシーンは?」
日比野 アキラ「合格発表です」
マダム・ティカ「まぁ」
日比野 アキラ「でも」
日比野 アキラ「落ちてるんですよ」
マダム・ティカ「えっ!?」
ダンテ(父)「結果はまだじゃないか」
日比野 アキラ「自己採点で分かるんです」
日比野 アキラ「ダメもとで受けた所なんですけど」
日比野 アキラ「やっぱりショックで」
日比野 アキラ「どうせ暗い結果見に行くなら」
日比野 アキラ「面白い風にできないかなと思って」
日比野 アキラ「今日来たんです」
日比野 アキラ「はは、バカですよね」
マダム・ティカ「いいえ、そんな事ない」
マダム・ティカ「苦しさや悲しみのシーンも」
マダム・ティカ「人生の大事なDramatic」
マダム・ティカ「とびきり素敵にしましょう」
日比野 アキラ「はい!」
マダム・ティカ「この場合」
マダム・ティカ「時間制コース 会場までの演出がオススメね」
日比野 アキラ「ではそれで」
ダンテ(父)「希望の演出ジャンルはあるかい?」
日比野 アキラ「ありません」
日比野 アキラ「どんな風にしていただいても結構です」

〇シックなリビング
  その夜
「二人とも」
千華(母)「食べ終わったら地下室に集合」
千華(母)「正装でね」
千華(母)「お兄ちゃん達も来るから」

〇近未来の会議室
ダンテ(父)「全員起立」
マダム・ティカ「Dramaticの迷い子達を救う時」
マダム・ティカ「なーんて」
マダム・ティカ「やだぁ〜本物っぽい」
春臣 (長男)「何だよこの部屋!?」
夏月 (長女)「やばっ」
千秋(次男)「兄貴達はリフォームしてるの 知らなかったもんな」
冬李 (次女)(どうかしてる)
マダム・ティカ「そんなわけで」
マダム・ティカ「めでたく初依頼よ」
マダム・ティカ「依頼人は日比野アキラ君、高校3年生」
マダム・ティカ「これ詳細ね」

〇近未来の会議室
マダム・ティカ「今回の依頼は」
マダム・ティカ「不合格発表をDramaticにすること」
ダンテ(父)「演出ジャンルの指定はなしだね」
マダム・ティカ「初回は大恋愛物語にしたかったんだけど」
マダム・ティカ「このテーマだと違うわよね」
マダム・ティカ「皆どう思う?」
春臣 (長男)「こりゃSFだな」
夏月 (長女)「ゾンビ出そうよ」
千秋(次男)「ここは学園物だろ!」
冬李 (次女)「ミステリーに一票」
ダンテ(父)「先祖を出すのが良いと思ったが」
ダンテ(父)「皆ばらばらだなぁ」
千華(母)「困ったわぁ」
春臣 (長男)「あ」
春臣 (長男)「じゃんけんで勝った人が」
春臣 (長男)「メインジャンルを決めて」
春臣 (長男)「それを軸に 各自が好きな演出するってのは?」
夏月 (長女)「いいわね」
千秋(次男)「えー」
千秋(次男)「一番準備協力してんの俺なのに」
夏月 (長女)「ぐだぐだうるさい!」
千華(母)「じゃあ、そうしましょ」
ダンテ(父)「行くぞー」
「じゃーんけーん」

〇空
  2週間後

〇通学路
  合格発表、当日
日比野 アキラ(雪だ)
日比野 アキラ(落ちてると分かってても)
日比野 アキラ(複雑だな)
冬李 (次女)「日比野さん」
日比野 アキラ「君は、この前の」
冬李 (次女)「TeamDramaticの冬李です」
冬李 (次女)「今日はサポート役として近くにいますので」
冬李 (次女)「何かあれば声をかけてください」
日比野 アキラ「ありがとう」
冬李 (次女)「まずこれを」
冬李 (次女)「イヤホンは片耳のみ」
冬李 (次女)「スマホは指示が出たら従ってください」
日比野 アキラ「ああ」
冬李 (次女)「ではご説明です」
冬李 (次女)「コースは2時間」
冬李 (次女)「●■駅をスタートしゴールの発表会場まで」
冬李 (次女)「よりDramaticを味わう秘訣は」
冬李 (次女)「自ら物語に関わる事、とありますが」
冬李 (次女)「個人的には」
冬李 (次女)「無理しなくていいと思います」
冬李 (次女)「今回のタイトルは」
  FUGOUKAKU
  ~守れ未来!全員集合!SF仕立て~
冬李 (次女)「です」
日比野 アキラ「あ、はい」
冬李 (次女)「ではご武運を」
冬李 (次女)「ライフイズ」
冬李 (次女)「Dramatic!」

〇田舎駅の改札

〇駅のホーム
日比野 アキラ(まずは待機、か)
「それに乗るな」
日比野 アキラ「え?」
春臣 (長男)「やっと、見つけたぜ」
春臣 (長男)「アキラ」
日比野 アキラ「!!」
  誰!?
日比野 アキラ(お!曲流れ出した)
春臣 (長男)「間に合ってよかった」
日比野 アキラ「えっーと」
  チラッ
  コクン
日比野 アキラ(もう始まってるのか)
日比野 アキラ「あなたは、一体?」
春臣 (長男)「そうか」
春臣 (長男)「まだ出会ってないか」
春臣 (長男)「俺はハルオミ、お前の親友だ」
春臣 (長男)「10年後の」
春臣 (長男)「未来──のな」
日比野 アキラ(これが)
日比野 アキラ(SF仕立て──!!)
春臣 (長男)「よし、今来た電車に乗るぞ」

〇電車の座席
春臣 (長男)「信じがたいだろうが」
春臣 (長男)「俺は未来から」
春臣 (長男)「運命を変えに来たんだ」
春臣 (長男)「お前は今日」
春臣 (長男)「ある女に唆されて」
春臣 (長男)「不正合格する」
日比野 アキラ「え!?」

〇研究所の中枢
  Dr.カヅキ
  この凶悪な女が
  合格結果を偽装したんだ

〇電車の座席
春臣 (長男)「奴はそれを弱みに」
春臣 (長男)「お前の人生を利用した」
春臣 (長男)「結果、お前は」
春臣 (長男)「世界を滅ぼす破壊兵器の開発員になる」
日比野 アキラ「文系の、俺が!?」
春臣 (長男)「ああ、そうだ」
春臣 (長男)「とにかく」
春臣 (長男)「お前は今日Dr.と出会ってはいけない」
春臣 (長男)「よし、降りるぞ」

〇学校脇の道
春臣 (長男)「気をつけろ」
春臣 (長男)「Dr.も俺を妨害する為」
春臣 (長男)「未来から刺客を送ってきているはずだ」
日比野 アキラ「ん?」
日比野 アキラ「あの」
日比野 アキラ「たぶんあちらかと」
春臣 (長男)「何!?」
Dr.カヅキの刺客(中の人:夏月)「ヒヒ」
日比野 アキラ「どうします!?」
春臣 (長男)「俺が囮になる」
日比野 アキラ「え」
日比野 アキラ「そしたら俺」
日比野 アキラ「どうすりゃいいんです!?」
春臣 (長男)「大丈夫だ」
春臣 (長男)「お前と俺が出会った時点で」
春臣 (長男)「運命は変わり始めている」
春臣 (長男)「預かっててくれ」
春臣 (長男)「俺の宝物だ」
日比野 アキラ「これ」
日比野 アキラ「”無事に生き残ったら”誰かに渡す気じゃ」
春臣 (長男)「よく分かったな!」
日比野 アキラ「死にますよ、あんた!」
春臣 (長男)「心配すんな」
春臣 (長男)「そんなやわじゃねえよ」
春臣 (長男)「またな」
日比野 アキラ「次の指示」
  ハルオミ、散る
  走って車に乗れ!
日比野 アキラ「車!?」

〇開けた交差点
日比野 アキラ「はぁ」
「お前がアキラ?」
千秋(次男)「何だ乳臭いガキじゃねえか」
日比野 アキラ(うわああ)
日比野 アキラ(不審者だぁぁ)
千秋(次男)「安心しろ」
千秋(次男)「ハルオミの友人だ」
千秋(次男)「乗りな」

〇車内
千秋(次男)「今から」
千秋(次男)「ある重要な人物の所まで送ってく」
千秋(次男)「それまで見てろ」
日比野 アキラ「これは?」
千秋(次男)「お前の」
千秋(次男)「未来の恋人からのメッセージだ」
日比野 アキラ「え?」
千秋(次男)「過去が変われば」
千秋(次男)「未来は変わってしまう」
千秋(次男)「彼女と巡り合えない事だってある」

〇塔のある都市外観
未来の彼女「アキラ君見てる?」
未来の彼女「未来が変わっても」
未来の彼女「私達」
未来の彼女「また会えるかな?」
未来の彼女「私はきっと」
未来の彼女「また千秋君を好きになるよ」
未来の彼女「だから、サヨナラじゃなくて」
未来の彼女「また、ね?」

〇車内
千秋(次男)「お前たち二人」
千秋(次男)「また、会えるといいな」
日比野 アキラ「彼女」
日比野 アキラ「最後、千秋君って言ってたけど」
千秋(次男)「え」
千秋(次男)「気のせいだろ」
千秋(次男)「着いたぞ、降りろ」

〇見晴らしのいい公園
「待っていたわ」
マダム・ティカ「私は」
マダム・ティカ「東の魔女」
日比野 アキラ「魔女!?」
マダム・ティカ「あなたに会いたがってる人がいるの」
マダム・ティカ「私が!」
マダム・ティカ「魔法で!」
マダム・ティカ「呼び出すわ」
マダム・ティカ「てぃんくるくるくる」
マダム・ティカ「てぃーんてぃんっ☆」
日比野 アキラ(呪文の癖が強い)
「てぃんくるくるる~」
「てぃーんってぃん」
マダム・ティカ「メタセコイヤ〜」
日比野 アキラ(煙!?)

〇見晴らしのいい公園

〇見晴らしのいい公園
ダンテ(父)「久しいな」
ダンテ(父)「俺」
日比野 アキラ「俺!?」
ダンテ(父)「あぁ」
ダンテ(父)「俺は30年後のお前」
ダンテ(父)「病を患い入院中だ」
ダンテ(父)「Dr.の誘いに乗ったこと」
ダンテ(父)「今も後悔している」
日比野 アキラ「ん?」
ダンテ(父)「こうなってはダメだ」
ダンテ(父)「しっかり自分の意思を持ち」
日比野 アキラ「くっ」
ダンテ(父)「どうした?」
日比野 アキラ「なんか、さっきからBGMが」
ダンテ(父)「ん?」
千華(母)「あら?やだ、分かんない」
千華(母)「ちょっと冬李~」
「関わらないで」
「・・・・・・」
ダンテ(父)「ええい、BGMなど気にするな」
ダンテ(父)「とにかく!」
ダンテ(父)「あ」
日比野 アキラ「俺ーー!?」
Dr.カヅキの刺客(中の人:夏月)「ヒヒ」
日比野 アキラ「しっかり」
ダンテ(父)「かまわず行け」
ダンテ(父)「走れぇ」
日比野 アキラ「分かった」

〇住宅街
日比野 アキラ「はぁっ、はぁ」
日比野 アキラ(俺は、一体何をしているんだ)
  最寄り駅で電車に乗り、会場へ
日比野 アキラ(急ごう)

〇駅のホーム
日比野 アキラ(Dr.カヅキ)
日比野 アキラ(どうする)
冬李 (次女)「日比野さん」
冬李 (次女)「隣のホームで32分発の逆方向の電車にのり 2つ目の駅で急行に乗りましょう」
冬李 (次女)「すると奴らに気づかれず、この駅発の普通列車を追い越して先に会場につけます」
日比野 アキラ「君が」
日比野 アキラ「考えたのか!?」
冬李 (次女)「ささやかですが」
冬李 (次女)「時刻表トリックです」
日比野 アキラ「よし」
日比野 アキラ「行くぞ」
冬李 (次女)「はい!」

〇駅のホーム
「あの」
駅員「よろしいですか?」
駅員「不審な着ぐるみがいる」
駅員「と連絡が入り」
駅員「あなた方は一体?」
夏月 (長女)「私」
夏月 (長女)「無関係です」
Dr.カヅキの刺客(中の人:千秋)「は」
Dr.カヅキの刺客(中の人:千秋)「ふざけんなよ!?」
駅員「じゃああなた、こちらへ」

〇合否発表の掲示板
「はぁっ」
日比野 アキラ「着いた」
日比野 アキラ「・・・落ちてる」
「よく逃げきったな」
日比野 アキラ「ハルオミ!?」
春臣 (長男)「これで未来は変わる」
春臣 (長男)「世界は守られた」
日比野 アキラ「そう、ですね」
春臣 (長男)「アキラ」
春臣 (長男)「お前の未来には」
春臣 (長男)「たくさんの可能性があるよ」
春臣 (長男)「だから」
「おい、君」
教員「何があったんだ!?」
春臣 (長男)「え」
教員「こっちに来なさい、誰にやられたんだ!?」
春臣 (長男)「いや、俺受験生じゃなくて」
教員「今警備員も呼ぶから」
春臣 (長男)「あっ」

〇合否発表の掲示板
日比野 アキラ「はっ」
日比野 アキラ「ははっ、何だよこれ」
冬李 (次女)「お疲れ様でした」
冬李 (次女)「これでプランは終了です」
冬李 (次女)「ちゃんとDramaticになってました?」
日比野 アキラ「あぁ」
日比野 アキラ「正直、謎な部分は多かったけど」
日比野 アキラ「今こうして笑えてるし」
日比野 アキラ「依頼してよかったよ」
日比野 アキラ「気持ち切り替えて」
日比野 アキラ「頑張るか」
冬李 (次女)「応援してます」
冬李 (次女)「勉強頑張ってください」
冬李 (次女)「ああなっては終わりです」
冬李 (次女)「ああなっては」

〇空
「そう、だね」

〇近未来の会議室
ダンテ(父)「全員起立」
千華(母)「次の依頼人は高校一年生」
千華(母)「入学初日の通学シーンを彩りたい」
千華(母)「ですって」
千華(母)「LOVEの予感よ~」
マダム・ティカ「さぁ張り切っていくわよ」
マダム・ティカ「ライフイズ~」

〇地球
  Dramatic☆

コメント

  • 浪漫土家への依頼申込は、こちらのコメント欄でよろしいでしょうか?

    この壮大な茶番劇、最高ですね!途中のグダグダ感も含めて。何気ない人生のワンシーンに彩りを与えてくれそうですね。
    そして、着ぐるみの中の千秋くん、ご愁傷さま……

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