〇謁見の間
　　犬の国──ハウンド城──
フェンリル「古文書の解読が終わった。 次の行き先は王家の谷だ。 私は用事がある」
ミュウ「私もなんか最近しんどくて・・・」
フェンリル「次の旅は悪いが男３人で行ってきてくれ」
ノラ「ミュウちゃん、大丈夫？」
虎鉄「何だ？生理痛か？」
ミュウ「違うわよ！」
虎鉄「じゃあテリーのせいか・・・しかたないな・・・」
ノラ「じゃあ僕行ってくるよ」
「行ってらっしゃーい」

〇綺麗な一人部屋
ミュウ「グロキシニアの花に水あげなきゃ・・・」
ミュウ「テリー・・・会いたいな・・・」
ミュウ「私には遠恋は無理なのかしら・・・」

〇砂漠の滑走路
虎鉄「暑い〜」
ノラ「ちゅうべい君、車も運転できるんだね～」
ちゅうべい「俺はノラっちより年上だし、いつも仕事で乗ってるし・・・このくそ暑いのに砂漠歩くなんて・・・」
ちゅうべい「今日は特別サービスだそ」
ノラ「ありがとう、ちゅうべい君」
虎鉄「感謝するぜ」
　　虎鉄──
　　トラ美と結婚。子供、破空くん、桃花ちゃん・・・
　　ちゅうべい君も結婚したらしい・・・
　　ノラは──
　　早く結婚したら良かったかも・・・
　　生活保護、入れ歯、糖尿病
　　生活が苦しい病気が治らないからといって自殺はいけません。通報されたら警察につかまってもっと恐ろしい人生になってしまいます
　　普通は祖先からの血のつながりを絶つとか
　　地縛霊になって生まれ変われないとか言われています・・・
ノラ「みんな、楽しそうでいいな・・・」
虎鉄「ノラ、勝手にアナ雪クラブとか作るな。メンバー神田沙也加と三浦春馬だし」
ちゅうべい「勝手に殺さないでくれる？」
ノラ「ごめん・・・」
ちゅうべい「着いた。王家の谷だ」

〇砂漠の基地
ノラ「ここに伝説の武具があるのか・・・」
咲蔵「ノラ様！ これはこれはノラ様、遠いところよくおいでくださいました──」
ノラ「咲蔵さん！ お久しぶりです」
虎鉄「この爺さん誰だ？」
ノラ「咲蔵さん。父上の冒険仲間だよ。今は王家の谷を管理してるんだ」
咲蔵「この度はお父上のこと、大変残念に思います・・・」
ノラ「ありがとう咲蔵さん。僕は元気です」
咲蔵「立ち話もなんですな。さっそく遺跡へまいりましょう。車は駐車場に止めてください」
ちゅうべい「はーい」

〇ピラミッド
咲蔵「こちらが伝説の武具の眠る遺跡です。宇宙から来た古代人が造ったと言われています」
ノラ「古代人？」
咲蔵「ノラ様は古代メラ族の話はご存知かな？」
ノラ「メラ族？」
咲蔵「メラ族とは、この時代のひとつ前の一族です。仲間思い、友達思い、集会、お祭り大好きの民族だったと言われています」
咲蔵「メラ族は規則がゆるかったため次第に怪しい集会を開くようになりしまいにはパンケーキの刑とかいう怪しい儀式までうまれました」
ノラ（昔の集会？竹の子族とか・・・？）
ノラ「パンケーキの刑？（昔のお笑い罰ゲーム・・・）」
虎鉄「つまり丸焼きってこと？」
ちゅうべい「なんて恐ろしい・・・」
咲蔵「メラ族は疫病もはやり弱体化して滅んてしまいました。だけど私はメラ時代がすきです。私はメラリストを名乗っています」
ノラ「メラリスト？」
咲蔵「メラ族のように友達思いの人ということです」
ノラ「ふ～ん 僕も規則ゆるいほうがいいな～」
咲蔵「法がないと国が滅びますぞ。厳しいぐらいがいいのです」
ノラ「そうなんだ・・・」
ノラ「じゃあ、ぼくたちもう行きます。いろいろありがとうございました」
咲蔵「お気をつけて 無事に帰ってきてくださいね」

〇坑道
ノラ「わぁ、壁に天使の絵が書いてある・・・」
ちゅうべい「古代６枚の羽の天使だって」
ノラ「ちゅうべい君は古代文字も読めるんだ」
ちゅうべい「まあね」
虎鉄「トカゲ人間が描いてあるぞ」
ちゅうべい「古代爬虫類族だって。猫族の前はトカゲ人間だったみたいだ」
ノラ「トカゲ族怖い・・・」
ノラ「繭が描いてある・・・」
ちゅうべい「夫婦で繭を作って７日７夜で子供がうまれるらしいです」
虎鉄「なんかいやらしいな・・・」
虎鉄「ところでちゅうべい！ 俺とノラのあいだに立つな！」
ちゅうべい「なんで・・・？」
虎鉄「恋人同士の間に割り込むな！常識だそ！ ノラも車道側歩かない！手は恋人つなぎ！」
ちゅうべい「ごめんなさい・・・」
虎鉄「にこっ」
ノラ「虎鉄、いい加減これやめようよ・・・」
ちゅうべい「あっ、出口が見えてきた」

〇坑道
茶太郎「ここにあった宝は先にいただいた」
ノラ「あれ？金物屋のおじいさん？」
虎鉄「ヨーダ？」
ノラ「一体何者だ、勇者の宝を返せ！」
茶太郎「私は魔王軍幹部、茶太郎 普段は金物屋店主をしている 宝はもらった、これで帰る」
茶太郎「邪魔をするならこうだ!!」
ノラ「うわぁ──」

〇森の中
ノラ「ここは──」
クリボー「グォーッ」
ノラ「なんかきた──」
ノラ「ジャ──ンプ」
ノラ「なんとか巻いた・・・」
ノラ「もしかしてここは・・・ スーパーマリオの国──」
　　続く──