豆腐メンタルな僕

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読切(脚本)

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〇男の子の一人部屋
  僕のメンタルは、豆腐だ。
  豆腐メンタルの僕は、
  まず、豆腐を作るところから始めます。
  作り方は至って簡単。
  『無関心』『気遣い』『客観的視点』を
  用意する。
  その後、それを固めます。
  これで、完成です。
  簡単ですよね、
  こうすることで、

〇講義室
  興味のない話でも『気遣い』をしながら、話を合わせてあげられます。
  これをすることで、
  相手は笑ってくれて、嫌われない。

〇大教室
  ミスをしないように『気遣い』を
  しながら対応します。
  これをすることで、
  相手からの評価は下がらない。
  それに、嫌われません。

〇黒
  そして、
  『無関心』は『客観的視点』を補うための
  隠し味みたいなものなのです。
  『無関心』であれば、何にも振り回されることなく、『客観的視点』で周りが見えるから。
  そうすれば、周りからは『気遣い』ができる、優しい人として思われ、嫌われずに済見ます。

〇男の子の一人部屋
  それでも、人は完璧で無いので
  ミスをしてしまったり、気を遣えない言動をしてしまうことはあります。
  ミスや嫌われている思い込みが
  ある度に
  豆腐がどんどん削られていきます。
  そして、ある日を境に
  豆腐が崩れる。そんな時は、
  また作り直す。
  そして、また同じことを僕は繰り返します。

コメント

  • こんにちは
    心の動きを具体的に捉えていて凄く勉強になりました
    お豆腐も作り直せばいい、やり直せる、という考え方いいですね

  • 私自身が本来の意味での「豆腐メンタル」なので、とても納得の内容です。人間関係に必要な要素を丁寧に描いていて、共感してしまいます。

  • 主人公がまるで悲劇のヒロインのように、こんだけ頑張って相手に合わせて取り繕っている自分に酔っていますね。これでは読み手側は萎えます。
    豆腐メンタルの僕ってタイトルからして【頑張って相手に合わせている自分】が全面に出てる印象です。相手からしたら頼んでないけど案件ですけど。合わせてほしいなんて頼んでもいないのに勝手に悲劇ぶられてもって思ってしまいました。辛辣すぎかもしれませんが個人の感想です

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