第3話 あなたの過去はどこから?私は魔法から。(脚本)
〇名門校の校門(看板の文字無し)
華町 真莉愛(マリア)「おはようございます」
教頭先生「おはようございます」
校長先生「おはよう!少しスカート短いかな?僕が下ろそう」
教頭先生「先生、短くないです。大丈夫ですよ」
校長先生「ああそうかね、すまんねぇ」
華町 真莉愛(マリア)(きっも、なんでこいつは消されないんだ?)
〇名門校の校門(看板の文字無し)
夜咲 海優 (ミユ)「おはようございます、校長先生、教頭先生」
教頭先生「おはようございます」
校長先生「おはよう!昨日BL買ってたでしょ?赤髪の子と」
夜咲 海優 (ミユ)「え!?どうしてそれを」
校長先生「もちろん、先生はみんなのことを・・・・・・」
教頭先生「先生、遅刻します」
校長先生「ああ、すまんかったねえ 言われ欲しくなかったら放課後」
教頭先生「先生、そういうのはいけません」
校長先生「はいはい、すまんねぇ」
〇大教室
櫻井桃子(モモコ)「おはようございます。STをします」
櫻井桃子(モモコ)「今日は国語数学英語理科魔術2時間です」
櫻井桃子(モモコ)「では頑張ってくださいね」
櫻井桃子(モモコ)「あと、残念なお知らせです・・・・・・」
櫻井桃子(モモコ)「高橋睦月さんが下校中、行方不明になりました」
櫻井桃子(モモコ)「男性も女性も気をつけてください」
華町 真莉愛(マリア)(え、嘘・・・海優は・・・・・・)
夜咲 海優 (ミユ)「・・・・・・」
華町 真莉愛(マリア)(・・・やっぱり)
〇大教室
昼休み
華町 真莉愛(マリア)「ねえ海優!売店行きましょ!」
夜咲 海優 (ミユ)「いいですね!行きましょう!」
〇コンビニの店内
華町 真莉愛(マリア)「わー!まるでコンビニね!」
夜咲 海優 (ミユ)「ほんとですね!中等部とは違いますね!」
華町 真莉愛(マリア)「えー何食べよっかー」
夜咲 海優 (ミユ)「私、カップ麺食べてみたいです!」
華町 真莉愛(マリア)「じゃあ私も、カップ麺にしよー」
華町 真莉愛(マリア)「でも食べたことないからどんなんだろね」
夜咲 海優 (ミユ)「なんか、ぶにぶにするらしいですよ!」
華町 真莉愛(マリア)「面白そう!」
〇カウンター席
華町 真莉愛(マリア)「カフェテリアも綺麗ね」
夜咲 海優 (ミユ)「ですね!」
華町 真莉愛(マリア)「いただきマース!」
夜咲 海優 (ミユ)「いただきます」
華町 真莉愛(マリア)「まあ!硬いわ!」
夜咲 海優 (ミユ)「ほんとですね・・・・・・あ!」
夜咲 海優 (ミユ)「・・・・・・3分放置です」
華町 真莉愛(マリア)「うっそ!!だからなのね!」
夜咲 海優 (ミユ)「待ちますか・・・・・・」
3分後
華町 真莉愛(マリア)「よし!そろそろ」
華町 真莉愛(マリア)「いただきマース」
華町 真莉愛(マリア)「!!しょっぱいわ!ぶにぶにしてるし!」
夜咲 海優 (ミユ)「これ、」
夜咲 海優 (ミユ)「ラーメンみたいです!!」
華町 真莉愛(マリア)「美味しいわね!」
夜咲 海優 (ミユ)「美味しいです!」
〇実験ルーム
5限目
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「初めまして、体育の教師、あるなろきらりんです。よろしく・・・・・・」
土言 策柵(サクサク)「どげんさくさくです・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「この筒に入って魔力などの威力を測ります・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「女性は私、・・・・・・」
土言 策柵(サクサク)「男子はこっち・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「はいおいでー・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「直前でガウンを脱いで下着になりますー・・・・・・」
〇更衣室
華町 真莉愛(マリア)「下着だけになって入る寸前にガウン脱ぐって毎年同じね」
夜咲 海優 (ミユ)「どうにかならないですかね恥ずかしいのに・・・・・・」
華町 真莉愛(マリア)「っていうか、体育の先生凄かったね笑!」
夜咲 海優 (ミユ)「ほんと!体育できるのって感じの暗さでしたね笑」
生徒「華町さん、次どうぞ〜」
華町 真莉愛(マリア)「はーい」
〇実験ルーム
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「じゃあ入ってー・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「すごいね、さすがエリートさん能力値が高すぎるよ・・・・・・!」
華町 真莉愛(マリア)「えへへーよく言われます!」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「次、夜咲呼んでくれる?」
華町 真莉愛(マリア)「分かりましたー!」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「あの子はほんとにすごいわ。自分で分かってないみたいだけど本気を出せば世界滅亡させられるわね・・・・・・」
〇実験ルーム
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「じゃあ脱いでここに入ってねー・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「入っててねー・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「なに!?」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「この機械を乗っ取ろうとしてる!?」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「夜咲さん!!今は魔力を使わないで!!」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「あ、ようやく終わった・・・・・・」
夜咲 海優 (ミユ)「毎回思うんですけどこの液体、服とか髪の毛とか弾くのすごいですね」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「あの、海優さん・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「どうして乗っ取ろうとしたの・・・・・・?」
夜咲 海優 (ミユ)「そんなことしようとしてましたの?無自覚です!」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「あ、そっか・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「あの子、完全に自分で乗っ取ってた・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「数値もえげつない・・・・・・」
〇魔法陣のある研究室
6限目
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「次は、魔力を調べます・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「どんな魔力が使えるかなどを調べていきます・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「次は専用の服をきます、プ○グスーツのようなものと思っていただければいいです・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「下着も何も着ないで、専用の服をきてここに来てもらいます・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「更衣室はさっきのとこで・・・・・・」
土言 策柵(サクサク)「次は僕もいます・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「では着てきてください・・・・・・番号がありますからね、気をつけて・・・・・・」
〇更衣室
華町 真莉愛(マリア)「毎年同じ服ね」
夜咲 海優 (ミユ)「そうですね、でも着心地はなかなかですから構いませんわ」
華町 真莉愛(マリア)「それもそうね!」
生徒「真莉愛さんどうぞー」
華町 真莉愛(マリア)「ありがとう」
〇魔法陣のある研究室
華町 真莉愛(マリア)「先生私なんかすごいらしいけど、魔法は封印と炎、氷、水、電気、回復、時間停止、毒、吸収、あとはー乗っ取りしか使えないわ」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「それだけ使えるのはすごいことよ、あとまだまだこれから能力に気づいていくもの・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「先生は電気魔法のみよ、クソ雑魚のね・・・・・・」
華町 真莉愛(マリア)「電気って制御難しいからすごいわよ」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「うふふ、ありがとう・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「じゃあここに入って技を出してね」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「これは封印ね・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「これが炎・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「これが氷っと・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「これ水なのね・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「電気っと・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「これが回復・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「あ、水系の毒なのね・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「はい、これ人形よ」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「素晴らしい、これが乗っ取りなのね・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「時間停止も完璧・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「残りは吸収ね・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「え!?何してるの・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「自分の腕を吸収してるのね・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「素晴らしいわ、体が大きくなった ・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「腕はどうするのかしら・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「もう使えないんじゃ・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「回復の魔法が強いのね・・・・・・自給自足・・・・・・」
華町 真莉愛(マリア)「どうでしたー?」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「素晴らしいわ、あなたはほんとに強いのね・・・・・・」
華町 真莉愛(マリア)「えへへーありがとうございまーす♡」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「夜咲さんを呼んでくれる?」
華町 真莉愛(マリア)「はーい」
〇魔法陣のある研究室
夜咲 海優 (ミユ)「お願いします。私は洗脳とタイムスリップ、治癒魔法です。よろしくお願いします」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「じゃあ入ってねー・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「じゃあこのイノシシの洗脳を・・・・・・」
イノシシ「ブッブゴッッ」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「ではジャンプで・・・・・・」
夜咲海優(ミユ)「イノシシ、ジャンプ」
イノシシ「ブッブギャーーー!!!」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「すごい、こんなに飛ぶのね・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「じゃあイノシシは回収します・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「タイムスリップに入りましょう・・・・・・」
明日奈露 綺羅麟(リラキン)「私の過去を知ってきてください・・・・・・」
〇大樹の下
あはは!
夜咲 海優 (ミユ)「そろそろかな」
さっくんほんとに面白いね
きらりんこそ面白いよ
夜咲 海優 (ミユ)「あ」
さっくんは大人になったら何になりたい?
きらりんの旦那さんになりたい
さっくん・・・・・・私も!さっくんのお嫁さんになる!
子供は何人欲しい??
・・・・・・3人
さっくん子沢山すぎるよー!!
たくさん働くからいいの!!
あはは!頑張ろうね!
絶対結婚しようね!
・・・うん////
〇荒廃した街
ママぁ、パパぁ、お姉ちゃん!!!
お、このガキ売れそうじゃねえか
持って帰るわ
っ!?やめて!離して!痛い!
うっせえ大人しく
ひっ!!
グアアア!!!
おいゴミクズ!!!
キラリン!!!
くっそっ!!てめぇー!!!!
ふん!所詮魔法も使えないろくでなし剣士だ、これで死ねぇー!!!
さっくんには指1本触れさせない!!!
てめぇ、その魔法・・・・・・
そうよ!明日奈露族のサンダーレーザーよ!
キラリン、そんな魔法使えたの!?
今初めて使った
んなもん無名の魔術だろうがァァァ!!
なっなにぃ!?
子供相手に何をしているんだ!?
キッ貴様、その服は貴族か!?
だからなんだ!?
くそっ!覚えてろ!!
お兄さん、ありがとう!
僕、足でまといだったかな・・・・・・
いや、私が守れなかったから君はこの子を救ったんだよ。自信を持つんだ。
それじゃ僕。頑張るんだぞ。
さっくん!守ってくれてありがとう!大好き!!
〇教室
夜咲 海優 (ミユ)(ずいぶんと長いわね)
モフモフ面白い!!
土言ー!ちょっと。
土言さん、どうしたんだろねー
ちょっとキラキラ、覗いて見たら〜?
えー、ダメだよー!
ちょいっとならバレないバレない!ほらっ!!
わっちょっと・・・・・・!!
〇学校の廊下
んもー、モフモフったら〜
先生、なんで呼び出されたんですか?
・・・・・・あなたのご両親の処罰が与えられたわ
俺の、両親・・・・・・
・・・・・・死刑、だって。
しけ・・・・・・い?
やっぱり俺の両親は、、、
綺羅麟の家族を殺したんだ!!!
え、殺す???
私のパパと、ママとお姉ちゃんを?
あの時・・・・・・
・・・・・・殺したんだっ!!!
パパ、ママ、お姉ちゃん。
〇教室の教壇
殺したってどういうことよ!!!
あすなろさん・・・・・・
土言の家はすごいとこだって言ってたけど、人殺しの家だったなんて・・・・・・!!!
明日奈露、ごめん。本当にごめんなさい
おれの家、やばかったんだ。国に潰されそうになって、だから反乱を起こしたんだ。
そのときに他の市民まで巻き込んじまった。
こんなことになるはずじゃ・・・・・・
・・・・・・そんなの知らないわよ!!!もう知らない!大っ嫌い!
〇個室のトイレ
父さん、母さん、お姉ちゃん。
なんで私だけ生きてるのよ。みんなのとこに行きたい・・・・・・
〇屋上の入口
入れない・・・・・・もうここでいいや。
死んじゃおう
???「待ってください!!!!」
アンタ、誰よ
制服も違うし・・・・・・
夜咲 海優 (ミユ)「死ぬのはいけません!!!」
夜咲 海優 (ミユ)「人の心は脆くてちょっとした事で壊れてしまいます!」
夜咲 海優 (ミユ)「中学生のあなたには少し荷が重いです」
夜咲 海優 (ミユ)「築きあげるのは難しいですが壊すのは簡単」
夜咲 海優 (ミユ)「お父様とお母様、お姉様が一緒に築いてくれた未来」
夜咲 海優 (ミユ)「でもその大切な人を失いました」
夜咲 海優 (ミユ)「私もたくさん傷つきました。人に傷つけられることもあります。でもその度にたくさんの絆創膏を使いました」
夜咲 海優 (ミユ)「大抵のことなら忘れられます。絆創膏ってすごいです」
夜咲 海優 (ミユ)「でもどれだけ大きな絆創膏を使っても直らないときもあります。私、治癒魔法が使えるんです」
夜咲 海優 (ミユ)「マジックポイントを使い切っても治りません」
夜咲 海優 (ミユ)「自分で人を殺すということは!!!」
夜咲 海優 (ミユ)「殺すのは過去だけにしてください。人を殺すのは辛いです」
夜咲 海優 (ミユ)「私は知っています。人がいなくなる苦痛を。好きな人を消さなくてはいけない悲しさを」
好きな人を殺したの・・・・・・?
夜咲 海優 (ミユ)「殺すというか・・・・・・っていうかほんとにダメです!とりあえずダメです!!」
夜咲 海優 (ミユ)「1週間以内に絶対楽しいこと、嬉しいことがあります!信じてください!!」
じゃあ1週間だけ生きてみる。楽しいことなかったら死ぬから
夜咲 海優 (ミユ)「大丈夫です。ありますよ」
〇コンビニのレジ
鬼木 官司(カンシ)「いらっしゃいませー」
鬼木 官司(カンシ)「お預かりしマース」
鬼木 官司(カンシ)「あれ?今日はプリンパン買わないの??」
明日奈露綺羅麟(キラリン)「え!今日は、ほしいものがあって・・・・・・ってかなんでわかったんですか!?」
鬼木 官司(カンシ)「キモイかもだけど、この時間で制服だったら覚えちゃうんだよねー。いっつも同じの買ってるでしょ?レジいつも俺だとも思うしー」
明日奈露綺羅麟(キラリン)「そうだったんですね!いつもありがとうございます」
鬼木 官司(カンシ)「いえいえー」
明日奈露綺羅麟(キラリン)「あ!マスクライダーの一番くじ1枚ください」
鬼木 官司(カンシ)「あ、はーい」
鬼木 官司(カンシ)「そんな顔して探すもんなの??」
明日奈露綺羅麟(キラリン)「これで!!」
鬼木 官司(カンシ)「お!」
鬼木 官司(カンシ)「1等!!」
明日奈露綺羅麟(キラリン)「やったあ!!!」
鬼木 官司(カンシ)「1等賞ですー」
明日奈露綺羅麟(キラリン)「可愛い♡」
鬼木 官司(カンシ)「おめでとう!お会計の方が・・・・・・」
鬼木 官司(カンシ)「またお越しくださいませー」
鬼木 官司(カンシ)「バイバイ!」
明日奈露綺羅麟(キラリン)「・・・・・・バイバイ!」