UGFOLIA~ユグフォリア~

黒柳桜火

プロローグ(脚本)

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黒柳桜火

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〇島の家
  ──かつて、人類は機械とともに共存していた頃
RF-17型奉仕ロボ「主様、今日は夕方から天候が大幅に崩れる見込みです。雨具の用意をすることをご提案いたします」
モブ「そうか・・RF-17、何時頃から崩れそうなんだ?」
RF-17型奉仕ロボ「天候の大幅な崩れが起きる時刻は16時18分となります」
モブ「熱帯期か・・もうそんな時期なんだな・・よし、わかった。家族に早めに帰ると伝えてくれ」
RF-17型奉仕ロボ「かしこまりました。主様。メッセージを送信いたしました」
モブ「RF-17、いつもありがとう」
RF-17型奉仕ロボ「いえ、私は主様に仕えている専属ロボットですので、これくらいの事はして当然です」
モブ「それでもいつも僕の傍で役に立ってくれて身の回りの世話をしてくれているだけでも楽になるよ・・ありがとう」
RF-17型奉仕ロボ「・・・そんなことを言われると照れてしまします」

〇黒
  ・・・だが人は欲に溺れすぎ次第に機械を使用し、各地域を蹂躙し、奴隷のように扱って反発が起きるようになる・・
  ──その80年後、だが人類と機械の共存という均衡は崩れ次第に人類と機械の大戦が各地で未曾有の最悪のシナリオが始まる・・・

〇荒廃した街
兵士A「こちらbravo1、こちらbravo1,HQ,HQ,応答せよ」
  《無線》──こちらHQ,状況を報告せよ。例の奴らは見つかったか?
兵士A「ああ。・・・最前線でうちの部隊が何とか猛攻を凌いでいるが、そう長くは持ちそうにないだろう、各員の一時撤退を要請する」
  《無線》撤退は許可しない。繰り返す。撤退は許可しない。
  《無線》3分後に別機動部隊をそちらに向かわせる。なんとしてでも前線で《奴ら》を食い止めるんだ
兵士B「おいおい・・まじかよ・・!? 《機械人形》相手に前線で張り合って、死ににいけというのか!?」
マシンドール「〈ビビッ〉殲滅対象とエンカウント確認。デストロイモードに移行します」
兵士C「・・くっ!もうここまで来やがったのか!」
兵士B「・・・こうなりゃ腹を括るしかないっすね・・・!!」
兵士A「──各員に通達。《コードレッド》!繰り返す!《コードレッド》!早急に《機械人形》の殲滅作戦に移行せよ!」
「Sir!Yes!Sir!(サー!イエッサー!)」
マシンドール「《デストロイモード》・・殲滅開始(ガトリングガンを連射して牽制する)」
兵士C「来るぞ・・・!!総員、コンタクト(攻撃開始)!」

〇黒
  ──人類が犯した過ちは数知れない・・
  ──昨今で起きた機械と人類という未曾有の大戦は奇(く)しくも人類が勝利を収めることとなった・・
  だが人類もまた無事では済まず、大半の人類が壊滅し、残った人々は都市を離れて行った・・・・・
  ──時が過ぎ、1000年が経過した。
  ──人類は死滅しておらず残された民たちは村を作り、各々で暮らしていた

〇寂れた村
  ──文明こそ退化はしたが、物語はここから始まる・・・

〇寂れた村
シャルル「ん〜!今日もいい天気ね。お母さんに朝の支度のために山菜撮ってくるついでになにか見つけようかなー♪」
モブ3「あ!シャルルお姉ちゃんだー♪今日も散策行くのー?」
モブ1「シャルルお姉ちゃん、俺も連れてってよー!」
シャルル「だーめ!あんた達と森に行くと帰ってくるのが遅くなるでしょ!」
モブ3「怒られちゃったね・・・」
モブ1「う・・・でもシャルルお姉ちゃん、お土産何かよろしくな!」
シャルル「・・・はいはい、わかったわ」
シャルル「ティアナちゃんには花冠がいいかしら?」
モブ3「うん♪」
モブ1「俺は?俺は?」
シャルル「・・・そうね〜・・・ちゃんと大人していれば考えてあげるわ♪」
モブ1「えー・・・なんだよ〜ケチー」
シャルル「・・・でもそろそろ行かないと本気で間に合わなくなっちゃうから行くわね?」
モブ3「シャルルお姉ちゃん、行ってらっしゃ〜い♪」
シャルル「いってきまーす♪」

次のエピソード:散策

コメント

  • 色々とまだまだ謎な点が多いですが、凄く興味がそそられる内容でとても続きが気になります!
    現代の世界でも、機械に人間が襲われる、なんてこともたまーに話になったらしますよね。

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