散策(脚本)
〇森の中
シャルル「さてさて、今日はどんな物が取れるかしら?」
シャルルは食料調達のついでとしてひとつの楽しみ、遺物を収集することが彼女の日課である。
シャルル「おー♪マコモタケにー、野ニラにー♪今日は大収穫になりそう♪」
シャルル「でも今日はなぜか獣の動きが敏感ね・・・」
シャルル「この奥になにがあるのかしら・・・?」
シャルル「周囲を散策してみたけれど森周辺は調べ尽くしたのよね・・・洞窟の中なのかしら?」
シャルル「うーん・・・でもお宝何かありそうだし・・・(悩む)」
シャルル「・・・行ってみよう!!」
〇廃列車
──シャルルは洞窟の前まで来た
シャルル「うーん・・・いつ来てもここは熊や野犬が出てきそうで来るの嫌なのよね・・・」
シャルル「それに・・・薄気味悪いからいかにも出てきそうで・・・でも・・・」
シャルル(やっぱり帰ろうかな・・・)
──しかしシャルルはトンネルの中で座り込んで尻尾を振っている犬に目がいく。
シャルル「・・・?着いて来いってことなのかな?」
犬は欠伸をしながらトンネルの中に入り込んでいく
犬(やれやれ・・・この小娘・・・ワシの存在そのものを今まで気づいておらんかったようだな)
シャルル「・・・?どこまで行くのかしら?」
犬(お主の知らぬ場所じゃよ(シャルルを見て欠伸))
〇荒廃した改札前
シャルル「・・・なに・・・?ここ?」
犬(ワシはねぐらへ帰るとしようかね(そのまま元来た道へ帰る))
シャルル「こんな場所があったなんて・・・昔の人は随分と文明が発達していたのね・・・」
シャルルは周囲を探索していると──
シャルル「・・・!?(転倒する)」
シャルル「・・・いったーい!!」
どうやら膝を擦りむいたようだ
シャルル「でも・・・この外にはなにがあるの・・・?」
シャルルは外に出てみることにした
〇廃墟の倉庫
改札口から出たシャルルは入口に地面で座り込んでいるものを発見した。
それは人間かと思われるほど精巧な作りをした人形?のようなものがそこで眠ったままでいる
外傷はないものの、埃をかぶっているようだ
「シャルル 人間・・・なのかな?」
──シャルルは心配になり、そのまま村へ彼女を連れて帰ることにした。