エピソード17(脚本)
〇講義室
浅枝まひる「・・・はぁ」
〇女の子の部屋
浅枝まひる「絶対会える。絶対会える」
〇女の子の部屋
ベッドで寝ているまひるの頬を猫がペロペロとなめる。
浅枝まひる「! ここは・・・」
浅枝まひる「また失敗・・・」
〇大学の広場
京坂康介「おい! まひる!」
浅枝まひる「・・・・・・」
京坂康介「あ、おい」
京坂康介「なんだよ、あいつ」
〇女の子の部屋
浅枝まひる「ないとぉ。会いたいよぉ」
〇講義室
浅枝まひる「・・・・・・」
〇古い大学
〇明るい廊下
ドアから京坂が出てくる。
浅枝まひる「・・・・・・」
〇散らかった研究室
浅枝まひる「どれだろ・・・」
2つの薬を手に取る。
京坂康介「何やってんだよ」
浅枝まひる「!!」
京坂康介「その薬、今すぐ元の位置に戻せよ。 見なかったことにしておいてやるから」
浅枝まひる「嫌」
京坂康介「教授が知ったら、一週間どころかこの先ずっと実験に参加できなくなるぞ」
浅枝まひる「・・・康介が・・・黙っててくれればいいでしょ」
京坂康介「そんなことできるわけねーだろ」
浅枝まひる「なんでよ・・・」
京坂康介「?」
浅枝まひる「康介はなんでいつも邪魔ばっかりするのよ」
京坂康介「なっ!」
浅枝まひる「もう3日もないとに会えてないのよ? このまま、二度と会えなくなったらどうするのよ!」
京坂康介「・・・現実を見ろよ」
浅枝まひる「え?」
京坂康介「もう結城さんはいねえんだよ」
浅枝まひる「いるもん!」
京坂康介「いねえよ!」
浅枝まひる「いる!」
京坂康介「結城さんは死んだんだ!」
京坂康介「っつ」
浅枝まひる「・・・・・・」
京坂康介「・・・いいじゃねーか」
浅枝まひる「?」
京坂康介「俺でいいじゃねーか」
浅枝まひる「!!」
京坂康介「お前のこんな姿、みてらんねーよ」
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