ウチのお嬢が最強な件

月世乃ひよこ

エピソード1(脚本)

ウチのお嬢が最強な件

月世乃ひよこ

今すぐ読む

ウチのお嬢が最強な件
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇シックなバー
  とあるBARのカウンター席
  さっきまで一緒にグラスを傾けていた
  彼は居ない。
木下 朧「(交際1年記念日にキッパリ振られた)」
  何故か私の恋愛は長続きしない。
  さっきまで一緒にいた彼だって
  今まで何の問題もなかったのよ?
  健全なお付き合いで・・・
  まだキスしかしたことなかったし
  きっと・・・今日・・・もしかして・・・
  
  
  なんて思っていたのに・・・
元カレ「ごめんな・・・もう終わりにしよう」
  こんな簡単な言葉でアッサリ
  振られてしまいました。
木下 朧「(私の何がダメなんだろう・・・ハァ)」
  ため息を吐きながら、おかわりを頼もうと
  バーテンさんに目を向ける
  そんな私の横にフワッと甘い香を纏った
  男性が静かに腰を下ろしていた。
舘野 仁「良かったら一杯付き合って いただけませんか?」
木下 朧「(・・・えっ・・・わたし?)」
  こういった場所で声なんか掛けられた
  経験なんてない私は、キョロキョロと
  周りを見てしまう。
舘野 仁「フフッ・・・僕の目の前にいる 美しいお嬢さんを誘っています」
木下 朧「あ、あー、はい? ありがとうございます・・・」
  キレイなお兄さんだなぁ・・・
  などと見惚れていると、さっきまで
  私が飲んでいた物と同じ物が、目の前に置かれた
舘野 仁「では、今夜の出会いに・・・」
木下 朧「・・・であい・・・に?」
舘野 仁「フッ・・・乾杯」
木下 朧「・・・はっ、はい。・・・乾杯 //」
  ヤバっ・・・
  動きが、いちいちカッコいい・・・
  さっき私ふられましたよね?
  
  愚痴愚痴いってましたよね?
  今、この瞬間にキレーに消去されましたっ
木下 朧「・・・いただきます」
舘野 仁「・・・・・・」
  気のせいかな・・・?
  さっきからずっと見つめられているような・・・
木下 朧「・・・?」
舘野 仁「僕は・・・仁。 近々また・・・お会いする事になると 思いますので」
木下 朧「はぇっ?・・・近々・・・?」
舘野 仁「今夜はこれで・・・」
舘野 仁「ごゆっくり」
木下 朧「あっ!」
  そう言って彼・・・じんさんは
  
  私の伝票も精算してBARを出て行った。

次のエピソード:エピソード2

ページTOPへ