アニメーターVチューバー 神白こんて(脚本)
〇星
神白こんて「あっ、たいのおかしらさん わんばんこー」
神白こんて「「もうはじまってますか?」 はい、もうはじまってますよ わんばんこー」
神白こんて「はい、みどりがめさん開幕スパチャありがとうございまぁす」
神白こんて「はい、じゃあ開始時間すぎちゃってるんで」
神白こんて「そろそろ、アニメーターVチューバー 神白こんての かみしろちゃんねる」
神白こんて「はーじまーるよー」
神白こんて「はい、さっそくなんですけどぉ フォロワーちゃん達も作画理論とかね そろそろ、おなか一杯になってきちゃったと思うんでぇ」
神白こんて「前回、告知した通りぃ メンバーシップの皆さんの絵をね 添削をしていきたいと思ってるですけどぉ」
神白こんて「さっそくなんですけど 一人目のフォロワーちゃんの 虹乃まみるちゃんとつながってるんで」
神白こんて「まみるちゃーん」
虹乃まみる「はーい、まみるでーす」
虹乃まみる「今日はぁ 神代さんに添削してもらえるってことで張り切って描いてきたんで」
虹乃まみる「よろしくおねがいしまーす」
声かわいいー
女子きたー
よろー
神白こんて「じゃあ、さっそく絵の方見ていきましょうかっ」
画面にはどこかぎこちなくも儚げでかわいらしい少女が表示された
フリフリのドレスを着て
芝生の上でアンティークの椅子に腰かけ
テーブルの上の紅茶を飲もうとしている
うおおおおお、きゃわたん
もういじるとこないじゃん
すげー
神白こんて「これを持ってこられたら 普段ならゴミ箱直行なんですけどー」
え?
神白こんて「さっそく赤ペン入れてきましょうねー」
神白こんて「まず、アイレベルがここでしょー」
神白は少女の胸元あたりに水平に赤線を引いた
神白こんて「それで、椅子の座面がここだからー」
神白こんて「実際の椅子の接地面はここでしょー」
神白は本来想定される地面を赤ペンで示した
すると、哀れ、かわいらしい少女の膝が地面に押し上げられてひしゃげた
いやっ
かわいそう・・・
神白こんて「それで、テーブルの面がアイレベルに対して低すぎるからー」
神白こんて「これをちょっと上向きにしてー」
神代はテーブルの向きを傾けた
すると、哀れ、かわいらしい少女の二の腕が捻じ曲がる
もうやめて・・・
むごすぎる
神白こんて「それでー、顔の向きがカメラ方向に向きすぎているからー」
そこはいじっちゃダメなんじゃねえの・・・
顔はやめなって・・・
すると、哀れ、かわいらしい少女の首があらぬ方向を向く
虹乃まみる「・・・」
まみるちゃん完全に沈黙してるじゃねえか
神白こんて「こんな感じにですね、大改造手術を経まして ステキかわいらしい美少女が誕生・・・」
原形とどめてねえじゃねえか
まみるちゃんの気持ち考えろよ
炎上待ったなし
〇SNSの画面
神白は炎上した
SNS上には
動画を拡散する人
神白に対するいわれのない誹謗中傷をする人
神白の画風から正体を探ろうとする人
神白をVチューバーの座から引きずり降ろそうとする輩であふれかえった
そのとき・・・
虹乃まみる「やめてくだい!」
沈黙を貫き通していたまみるが声を上げた
虹乃まみる「わたしと神白さんの間に割って入らないでください!」
・・・
えっ?そういう・・・
SNS民は即座に理解した
プレイなのね・・・
状況が理解されると炎上は鎮火した
〇星
その後、神白はドS系アニメーターVチューバーとして人気を博した
添削者ってある意味Sじゃないと務まらないことは普段から薄々感じていましたが、添削される側がMであればwinwinというのは目から鱗でした。需要と供給が合致すればなんでもありの世の中なんだなあ。神白さんがますます生き生きと他人の作画をぶった切る様子が想像できて苦笑いです。
神白さんの挨拶の仕方が本当におもしろかったです😂
わんばんこー!私も使おうかなあと思いました。笑
そして、神白さんは炎上系Vチューバーを狙っているのか?と思っていたら案の定炎上して面白かったし、実はドS系Vチューバーだったというのが、まさかすぎて面白かったです!
確かに需要がありそうなプレイかもしれません。
あ、プレイではなくVTuberのジャンルとして…。
昨今様々な方がやられておりますが、同じことではなく違った事が観れると尚楽しいかもしれませんよね!