ちよっとチヨちゃん〜絶対に捕まってはいけない異世界生活〜

星名 泉花

ちよっと★「父を探せ、の巻」(脚本)

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〇西洋の城
  その国は他国からの侵略を恐れ、文化交流を廃止した。いわゆる”鎖国”状態である。
  そこに・・・
  藤原一家が家の中身ごと飛んできた。

〇古い洋館
エリーザ「我が国を侵略しようとする黒髪族!! エリーザ様が退治いたしますわ!!」
「いただきまーす!!」
「うまし!!」
エリーザ「な、何をなさってるの?」
チヨ「あ、こんちゃー!! エリーザも食べる?」
エリーザ「な、そ、そんな奇天烈なものを!?」
エリーザ「だ、だいたい何故平民がお肉を食べられるのです!?」
チヨ「細かいことは気にしな〜い」
チヨ「はい、あーん」
エリーザ「棒で食べる!? なんて野蛮な!!」
チヨ「違うよ、お箸だよー。 えーっと、ちよっとすてぃっく」
エリーザ「ちよっとすてぃっく? そ、その肉はいったい・・・」
チヨ「すきやき。 めっちゃ好っきゃねん」
チヨ「はい、召し上がれ」
エリーザ「あ・・・あ・・・」

〇宇宙空間

〇古い洋館
チヨ「どう、おいしい?」
エリーザ「な、なんて下品な!! やはりあなたたち、他国からの侵略者ね!?」
チヨ「チヨたちはこの国の人だもん!! あたし、ちゃんと勉強してるもん!!」
ハヅキ・フジワラ「そうよ〜。 私たちは自国の発展のために日々開発してるだけよ〜」
エリーザ「はっ!? 黒髪族じゃない女!!」
ハヅキ・フジワラ「こんにちは、エリーザちゃん。 今日も素敵なドレスですこと」
エリーザ「ふ、ふん!! 姫ですもの、当然ですわ!!」
ウヅキ・フジワラ「んふっ、ツンデレお嬢様」
エリーザ「あら、ごきげんよう。 我が愛しき民よ」
ウヅキ・フジワラ「うっ・・・私だけ仲間はずれ・・・」
ウヅキ・フジワラ「うああああああん!!」
エリーザ「な、なんですの!?」
チヨ「エリーザ、食べ終わったら一緒にあそぼ」
エリーザ「な、なんですって!?」
チヨ「エリーザと遊びたい」
エリーザ「ま、まぁちよっとくらいならいいですわよ?」
エリーザ「で、何して遊びますの?」
チヨ「かくれんぼ。 『父を探せ、の巻』」
エリーザ「何なんですのこれは!? 芸術の冒涜ですの!?」
チヨ「姉が描いた」
エリーザ「あら、そうなんですのね。 斬新な発想でいらっしゃる」
チヨ「それでは父探し、はじめよっと!!」
「姉無視(シカト)!!!?」

〇古い洋館
チヨ「パパうぇあー?」
チヨ「いないかぁ」
チヨ「わっ!?」
ミナヅキ・フジワラ「ごめんごめん、 そっちに飛ばしてしまった」
チヨ「お兄ちゃん!」
チヨ「また野球?」
ミナヅキ・フジワラ「ん? これは忍法・乱れ打ちの練習だ。 今度、町のみんなに教える予定なんだ!」
チヨ「いいなぁ、チヨも早くむちゅーになれることがほしい」
ミナヅキ・フジワラ「チヨもくノ一やるか?」
チヨ「ちよっとやだ」
チヨ「それよりパパ見なかった?」
ミナヅキ・フジワラ「父上? 見てないけど何してるんだ?」
チヨ「かくれんぼ。 手配書もある」
ミナヅキ・フジワラ「おぉ、それは良い!! 拙者も参加しよう!!」
チヨ「えー」

〇ヨーロッパの街並み
チヨ「見つからな〜い」
???「やめてよー」
街のこども「やーいっ!! ウソツキ家族ー!!」
チヨ「ちよっとパーンチ!!」
エミリー「チヨちゃん、また怒ってるー」
チヨ「あははは!! あ、ちよっと力が入らな〜い」
エミリー「待ってて!!」
エミリー「チヨちゃんパパ直伝のパンだよ」
チヨ「ありがとう、エミリー。 ところでパパうえ見なかった?」
エミリー「見てないよ。 またさすらいの旅に出ちゃったの?」
チヨ「そうなの。 父を探せ、の巻」
エミリー「私も一緒に探してあげるね」
チヨ「うん!!」
エミリー「あれ? あそこ人だかりが出来てる」
チヨ「ホントだー」
エミリー「行ってみよ!」
ウヅキ・フジワラ「むかしむかーし。 とってもかわいらしい 赤ずきんと呼ばれる女の子がいました」
ウヅキ・フジワラ「──と約束したのでした。 めでたしめでたし」
「面白かったー!」
「おねーちゃんの絵もすごいよね!」
ウヅキ・フジワラ「うふふ、よかったらパパとママに このチラシ渡してね」
「なーに? これー」
ウヅキ・フジワラ「新作はじめましたって言えばわかるよ〜」
ウヅキ・フジワラ「妄そ・・・ 感想を聞かせてくれたら嬉しいな」
街のこども「文字読めないよー」
ウヅキ・フジワラ「「一分一秒たりとも君を離したくない」って書いてあるのよ」
街のこども「同じ文字なのに読み方違うの?」
ウヅキ・フジワラ「えーっとぉ、そうなの!! 文字ってとってもおもしろいのよ!!」
チヨ「ちよっと猛進っ!!」
ウヅキ・フジワラ「あら、チヨたん!」
チヨ「なにやってるの!! またエロマンガってやつ!?」
ウヅキ・フジワラ「やあん。 配ってるのは一部抜粋の宣伝用チラシ」
ウヅキ・フジワラ「文字のお勉強よ?」
ウヅキ・フジワラ「ジャパニーズで遊ぼ」
チヨ「もー!! また他国の新ニュー者員って思われるでしょ!!」
ウヅキ・フジワラ「チヨたん誤字ってる!!」
チヨ「おねーちゃんの本棚にある秘密の本ばらまいてやるー!!」
ウヅキ・フジワラ「やあん、あれはダメー!!」
エミリー「秘密の本ってなーに?」
ウヅキ・フジワラ「あっ・・・それはっ・・・」
ウヅキ・フジワラ「ムフッ。 早く大きくなって想像する楽しさがわかったら教えてあげるね」
エミリー「わかったー いっぱいウヅキおねーさんの”マンガ”読むね」
ウヅキ・フジワラ「うふふふふ。 この黒き左手が疼くぜい」

〇ヨーロッパの街並み
エミリー「チヨちゃん、パパうえさん見つからないよ〜」
チヨ「困りましたな」
ミナヅキ・フジワラ「何事!?」
チヨ「行こう!!」

〇中東の街
街の人「し、死んだ!?」
ミナヅキ・フジワラ「おのれ、父上の仇っ!!」
街の人「僕は知りましぇーん!!」
ミナヅキ・フジワラ「父上・・・無念!!」
チヨ「パパうえみーつけたっ!!」
ミナヅキ・フジワラ「チヨ・・・父上はもう・・・」
ムツキ・フジワラ「まだまだ修行が足りなかったようだ」
ミナヅキ・フジワラ「父上っ!?」
ミナヅキ・フジワラ「よくぞご無事でっ・・・」
エリーザ「見つけましたわーっ!!」
チヨ「あたしの勝ちー!!」
エリーザ「キーッ!! 次こそは負けませんわ!!」
エリーザ「黒髪族め、必ず正体を暴いてみせますわ!!」
チヨ「ふっ、やれるもんならやってみなお嬢ちゃん」
エリーザ「ムキーッ!!」
エミリー「どーしてチヨちゃんのパパはいつも死んじゃうの?」
ミナヅキ・フジワラ「世の中には色んなプロがいるのでござる」
エミリー「そうなんだー」
  こうして『父を探せ、の巻』は幕を閉じた。

〇西洋風の部屋
ムツキ・フジワラ「包丁侍とは私めの極めるべき道の一つであり、映画化している。 日本の料理の真髄はここに──」
チヨ「腹減りー」
ムツキ・フジワラ「なぜ私の道は理解されないのか」
ハヅキ・フジワラ「はーい、というわけで今日も無事に過ごせましたね〜拍手!!」
チヨ「ママうえ、お腹空いた」
ハヅキ・フジワラ「はい。 それでは皆さん、手をあわせましょっ」
「いただきまーすっ!!」
  ちよっとチヨちゃん また見てね☆

コメント

  • ああ、成程。面白いし、好きな世界観です。

    異世界モノってどうしても、戦いや魔法ばかりになってしまうので(探せばあるのかも知れませんが)ほのぼの日常系は結構斬新かもです。
    住んでみたい異世界です🤩

  • とても心暖まる作品でした!普通の家族とは?と言うテーマも相まってよりホッコリとしました!異世界で日本の文化を広げる…これは無限に作れそうですね!

  • 今後はチヨちゃんが『好き』を見つけるために奮闘する、とかでしょうか?😊
    どんなことに興味を持つのか楽しみです!
    面白かったです✨

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