バトルオブクリーチャー

百山 力

アルゴモロン刑務所(脚本)

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百山 力

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〇留置所
  ここは人間以外が収容される
  アルゴモロン刑務所
看守「早く入れ!!」
小豆(人間どもに捕らえられるとは)
看守「ここで大人しくしていろ」
小豆(あの野郎・・・)
小豆「へぇ、疲れたわい」
小豆「家で小豆を洗っとっただけなのに」
小豆「人間が通報しおってからに・・・」
トリドゥル「お静かにお願いします」
小豆(ここ独居房じゃなかったんかい!?)
小豆「へ、へぇ・・・すんません」
トリドゥル「それから小豆がショキショキと──」
トリドゥル「こすれる音が耳障りですね」
小豆(先は長そうだ・・・隣の房に行かせてくれ)

〇刑務所
看守「そろそろ房があふれてきた」
看守「僕が所長に連絡しておくよ」
看守「たのむ」
看守「こちらアルゴモロンです」
看守「あの、そろそろ空きがなくなってきてます」
看守「はい」
看守「ええ、ではやはりあれを・・・?」
看守「さっそく明日実施いたします、それでは」
  ガチャン──
看守「へへへ・・・いよいよ明日か」

〇留置所
  ──早朝──
  放送が入った
  全監房に告ぐ!!
  本日6時より選抜を開始する!!
  なお、来ない者は失格とする!!
小豆「なんじゃ?こんな朝から」
トリドゥル「あなたは昨日来たばかりですから──」
トリドゥル「ご存知ないでしょうね」
トリドゥル「選抜のことを」
小豆「その選抜とは?」
トリドゥル「簡単に言うと我々囚人を減らすための──」
トリドゥル「戦いが行われるのです」
小豆「たたかい!?」
トリドゥル「ここを生きて出たければ」
トリドゥル「勝つしかないのです」
小豆(えらいとこに来てしもたわい・・・)
看守「今から移動してもらう!!」
看守「皆に続け!!」

〇地下に続く階段
小豆「地下があるのか!?」

〇闇の闘技場
小豆(地下にこんな闘技場があるとはのぉ)
小豆(みんな集まってきたわい)
看守「今から──」
看守「対戦表がスクリーンに映し出される」
看守「自分の対戦相手を把握しておくように」
トリドゥル「私の対戦相手は──」
トリドゥル「Mr.フィッシュですね」
トリドゥル「あなたの相手は──」
トリドゥル「頭骨筋獣です」
小豆「とうこつ・・・きんじゅう!?」
小豆「なんじゃ!?」
トリドゥル「頭が骨の怪物です」
小豆「骨かいな・・・安心したわい」
看守「それでは選抜を開始する!!」
看守「第一回戦は──」
看守「滝龍 vs 油炎 !!!!」

〇闇の闘技場
小豆「あんな者どうし戦うのかい!?」
小豆「しかし、火は水に弱いぞぇ」
小豆「こりゃすぐ勝負がつくな・・・」
トリドゥル「どうでしょうかねぇ・・コケコケェ・・・」
小豆「なんじゃ・・・!?」
看守「はじめ!!!!」
滝龍「一気に勝負をつけてやるわ!!」
油炎「ふん!!水ごときに何ができる!!」
滝龍「いくぞ!!!!」
滝龍「水流鳴門吞(すいりゅうなるとどん)!!!!!」
  シュゥゥゥゥ────
油炎「効かぬわ!!!!」
滝龍「な!?ダメージを受けていないだと!?」
滝龍「それどころか・・・」
滝龍「体が熱い・・・・・・」
滝龍「なぜだ・・・・・・」
油炎「先ほどお前が打ち出した渦の中に──」
油炎「ある物を仕込んでおいた」
滝龍「ある物だと!?」
油炎「バカめ!!まだ気づかんか!!」
油炎「油よ」
油炎「しかも特性油だ!!」
油炎「その油をお前の渦の中に混ぜておいた!!」
滝龍「なに!?」
滝龍「か、からだが熱い!!!!!!!!」
滝龍「オァァァァァ!!!!」
  ジュゥゥゥゥゥ────
小豆「た、滝龍が消滅した!!!!」
看守「──油炎の勝利!!」

〇闇の闘技場

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