みえないよ

Mio_Aikawa

第4話 臨月(脚本)

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〇病院の診察室
  数ヶ月後・・・
医者「ウンウン!順調に育ってるね!もう9ヶ月だからそろそろ入院なんかの準備してるといいかもね!ちょっとおそいくらいかな?」
月宮朔馬「それなら任せてください!いつでもいけるように6ヶ月から準備してます!」
医者「まあ随分早かったね笑」
医者「じゃあ検診終わり!お疲れ様!お大事にね」
「ありがとうございます」
看護師「くれぐれも身体に負担をかけることをしないでね!お大事に!」

〇おしゃれなリビングダイニング
月宮朔馬「スクスク育ってるんだね〜♡元気に産まれてくるんだそー!!」
花野ゆき「いやぁ〜んひっつきすぎよぉ〜!って言ってるよ笑」
月宮朔馬「その口調なんなんだ笑笑」
花野ゆき「あはは笑!あー!最近早く帰って来れてるねー!休みも多いし!」
月宮朔馬「あ、ああー!そ、それはなぁー、えーとえーとあ!部長が早く帰っていいって言ってくれてるからなんだよー」
花野ゆき「ふぅーーーーーーん」
月宮朔馬(や、やばい。バレてるかも💦)
花野ゆき「へー!そんなんだー!あの部長さん優しいねぇー!人はほんっっとに見かけによらないね!」
月宮朔馬「あ、ああ!そうなんだよー!あの部長猫すげー好きなんだよー」
花野ゆき「さてと!ご飯ご飯ー」
月宮朔馬「わーい俺も手伝うよー」
花野ゆき「ありがとー」

〇ダブルベッドの部屋
星崎天音(絶対殺す)
医者「ふぅ、やっぱりあーちゃんは気持ちいよ!最っ高!次の予定いつが空いてる?」
星崎天音「あーちゃんはぁー!次の予定よりも患者さんのこと聞きたいなー!」
医者「なんでも聞いてね♡」
星崎天音「最近臨月だと思うんだけどー、」
星崎天音「月宮ゆきって今どんな感じなの」
医者「今、9ヶ月だから、そろそろ産まれるよー!母子ともに健康だよん」
医者「出産予定日は、23月41日だよ(*^^*) でもその日に産まれるとは限らなきけどねん」
星崎天音「ふぅーーんそうなんだ」
星崎天音「ありがとん♡ じゃあ次の予定はー」

〇アパレルショップ
花野ゆき「んー!色んな服があってほんと迷っちゃう!」
星崎天音「ほんとだねー!ってか凄いお腹大きくなったねー!」
花野ゆき「もうすぐで出産予定日なのー!早く赤ちゃんに会いたいなー♡」

〇一戸建て
花野ゆき「いやー!楽しかった!家まで送ってもらっちゃった!ごめんねー」
星崎天音「いいのよー!臨月の子1人で帰せないでしょ!」
花野ゆき「んふふーありがとう!」
星崎天音「実はね、私ね」
星崎天音「朔馬くんと不倫しちゃったの」
花野ゆき「え?どういうこと?」
星崎天音「朔馬くんがね、ゆきの身体は全然気持ちよくないって言ってね、私のことを襲ってきたの」
花野ゆき「は?それほんと?」
星崎天音「うん、ごめんね、ゆきを傷つけるようなことしちゃって」
花野ゆき「・・・信じらんない」
花野ゆき「いつの話なの?」
星崎天音「結婚する前くらいからずっと・・・」
花野ゆき「あんたはそれをずっと黙ってたの?」
星崎天音「・・・」
花野ゆき「ありえない。もうあなたとは親友でもなんでもないわ!帰って!」
星崎天音「ゆき、でも・・・」
花野ゆき「いいから帰んなさいよ!!」
星崎天音「ごめんなさいゆき」
花野ゆき「大っ嫌いよ!声も聞きたくない!」
花野ゆき「朔馬・・・」
花野ゆき「うぅぅ・・・」

〇おしゃれなリビングダイニング
月宮朔馬「はー疲れたー!ただいま・・・・・・どした?」
花野ゆき「朔馬。聞きたいことがたっくさんあるんだけど」
花野ゆき「浮気してたんだって??」
月宮朔馬「え!誰から聞いたの」
花野ゆき「天音よ」
月宮朔馬「え!!天音が!?ウソだろ」
月宮朔馬「ごめん、天音が誘ってきて・・・・・・ほんとにごめんなさい。もうしないから」
花野ゆき「うるっさいわ!!結婚する前からだったんでしょ?信じらんない。断る機会だっていままで何回でもあったでしょ!!」
花野ゆき「しかも私の悪口まで・・・・・・」
月宮朔馬「そんなこと1回も・・・・・・」
花野ゆき「あんたの声なんて聞きたくもない!出てって!もう二度と来ないで!」
月宮朔馬「ゆき・・・・・・」
花野ゆき「出ていきなさいよ!!!!!」
花野ゆき「うぅ・・・・・・苦しい・・・・・・辛い・・・・・・」

〇救急車の中
  数日後、朔馬が死んだ。交通事故だったらしい。
  ゆきに誤解を解こうとしに、毎日通っていた。
  その帰りに死んだらしい。
花野ゆき「う・・うそ・・・朔馬・・・・・・・・!」
花野ゆき「さくまぁあぁぁぁぁあぁぁぁぁ!!!!」
星崎天音「さく・・・まぁ」
星崎天音「・・・・・・お前のせいだ」
花野ゆき「はぁ・・・・・・?」
星崎天音「お前のせいだぁあぁぁぁぁあぁぁぁぁ!!!!」
花野ゆき「やめて!掴まないで!!!痛い!!」
看護師「やめてください!病院ですのでお静かになさって!!」
星崎天音「うっさい!!お前ら全員死ねぇえぇえぇぇえぇ!!!!」
医者「やめなさい!もう出て行ってください!」
「許さない・・・・・・許さないからなぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁぁ!!!!」
医者「はあ、ほんとになんなんですかあの人!」
花野ゆき「さあ、誰でしょうか」
花野ゆき「でもあの人の言う通り私のせいなのかもしれない」
医者「そんなことありません。この事故は誰のせいでもありませんから。このことであまり悩みすぎないようにしてくださいね」
医者「赤ちゃんもいるんですから・・・・・・」
花野ゆき「分かりました。ありがとうございます」
看護師「元気な赤ちゃん、産みましょうね!」
看護師「旦那様のためにも・・・・・・」
花野ゆき「はい。分かりました」
花野ゆき「それでは失礼します」

〇墓石
  次の日
花野ゆき「朔馬・・・・・・」
花野ゆき「さくまっ!!!!!」

〇おしゃれなリビングダイニング
  それからずっと気分が晴れずに苦しんでいた。
  私のせいだ
  私が追い出さなければこんなことに・・・・・・
  そしてある日
花野ゆき「うぅ・・・・・・痛い・・・・・・」
  ・・・・・・ポチョポト
花野ゆき「はっ・・・・・・破水だ!」
花野ゆき「病院行かなきゃ・・・・・・」

〇病院の廊下
  数時間後
「うぅ・・・・・・うあぁぁぁぁあぁあ!!!」
「あと少し!」
「はあ、はあ、うぐぅ」
「頭出たよー」
「うあぁぁぁぁあぁあ!!!」
「あとちょっとー!」
「ぁあぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」
「ふんにゃあ、ふんにゃあ」
「可愛い女の子だよー!」
「はあ、はあ」
(この子だけは絶対守らないと)

次のエピソード:第5話 出産後

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