消えない傷を隠すために今日も俺は姫になる

ソフト太郎

記憶と決心(脚本)

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〇シンプルな一人暮らしの部屋
柊 葵「どうして俺にこんなのが・・・」
柊 葵「俺所属ライバーに何かしたか?」
  月乃 姫様
  私事ながら大変ご迷惑だと思いますが、時間のある時に目をとうして頂きたいです。
  早速本題に入らせて頂きますが
  先日サキユメプロダクション内での会議により、月乃 姫様の正式スカウトを決定致しました
  もし今回のスカウトを受けていただけた場合は、三期生他三人の方と共にデビューとなります
  急な話でとても失礼だと思いますが、
  どうかご検討をよろしくお願いします
  サキユメプロダクション
  代表取締役 岡田 大介
柊 葵「・・・」
柊 葵「マジか・・・」
柊 葵「まさかこんな所まで俺を知っていたとは・・・」

〇コンサート会場
  サキユメプロダクション
  創業して3年目にしてとてつもない人気を誇るVTuber事務所
  1年には1回行われるオーディションは脅威の20倍
  そんな鬼門を潜り抜けたVTuberは・・・
  他の事務所とは比べ物にならない魅力を放ち
  観るもの達を魅了する

〇シンプルな一人暮らしの部屋
柊 葵「・・・こんな大手が俺をスカウトして来たとか」
柊 葵「ネットってよく分からないな・・・」
柊 葵「まあ自分も結構有名になったって事なのかな」
柊 葵「・・・まあ考える間もなく断るけどね」
柊 葵「俺が男とかバレたら食ってけいけなくなる」
柊 葵「そんじゃもう返信するか・・・」

〇教室
柊 葵「なんでみんな無視するの・・・」
柊 葵「ねえ・・・みんな!」
  ・・・
柊 葵「・・・お願い・・・だから・・・誰か」

〇黒背景
  ーーーーーーーーーーー

〇シンプルな一人暮らしの部屋
柊 葵「やめろーー!」
柊 葵「はぁ・・・はぁ・・・」
柊 葵「もう思い出したくないのに・・・思い出したくないのに・・・」
柊 葵「・・・」
柊 葵「・・・・・・」
柊 葵「・・・そりゃ思い出すか」
柊 葵「〈また〉嘘着いてんだから・・・」
柊 葵「・・・俺これからもずっと嘘つきつずけるのか?」
柊 葵「・・・でも言えないよな」
柊 葵「〈また〉何処にも居られなくなる・・・」
柊 葵「・・・でも」
柊 葵「・・・せめて期待をしてくれてる人には」
柊 葵「本当のことを言わないと・・・」
柊 葵「・・・」
柊 葵「決めた・・・」
柊 葵「せめて今回の件はしっかり目の前で断ろう」
柊 葵「・・・もしそれで」
柊 葵「・・・何を言われたとしても」
  続く➡

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