そこにあったもの。(脚本)
〇教室
早上 勇人「あ、美優おはよう」
青森 美優「おはようって元気ない?」
早上 勇人「え、ああ雨だからさ」
早上 勇人((顔にそんなに出てるかなぁ...?))
〇教室
青森 美優「ねえ、何か臭くない?」
早上 勇人「だよなぁ!?しかもなんか暑いし...」
3分後
青森 美優「ねえあれ...何あれ...え?」
早上 勇人「赤い...? ハッ まさか火...?」
〇教室
皆さんすぐに逃げなさい。繰り返します...──
その放送が皆を困惑させる。
早上 勇人「早く逃げるぞ!!」
青森 美優「う、うん!」
勇人が転ぶ──
青森 美優「勇人っ!?」
早上 勇人「美優、俺は無理そうだ...先に行け」
青森 美優「でもっ──」
救急隊員が美優を担ぐ──。
青森 美優「勇人ぉぉぉぉぉぉっ!!泣」
大丈夫ですか!? その声を最後に意識を失った。
〇病室のベッド
早上 勇人「美優は?」
医者「あなた...他人を心配しすぎですよ。心配するのも分かりますがねぇ...」
早上 勇人「あぁ...すいません...」
医者「美優さんは無事ですよ」
医者「でもねぇ勇人さん、あなたは──」