デスゲーム

たぴおかしんたろう

2日目 その1(脚本)

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〇ファミリーレストランの店内
  ファミリーレストラン「さざなみ」
  
  「海岸が一望できる小高い丘」店
  県内でローカルに展開しているファミリーレストランだ
  海に面した南北に貫く県道に
  ところどころ思い出したように点在している
  ここは
  それぞれが通っている中学のちょうど中間地点に位置していて
  となりには僕が通っている塾がある
  夏期講習の期間中はここでゲーム談議に花を咲かせたり授業の内容を教えあったりしていた
  夏期講習が終わってあきらは塾に来なくなったけど
  オンラインゲームで一緒に遊んでいたし
  お互い暇なときには時々ここに集まってはゲームの情報交換をしたりしていた
  待ち合わせ時間より少し早く来たぼくは
  県道を挟んで海岸を一望できる窓際の特等席に陣取った
ぼく「ドリンクバー一つ」
  暇つぶしの定番、ドリンクバーを頼むと
  ぼくはコーラフロートをすすり始めた
  しばらくぼんやり海を眺めていると窓越しにあきらが通り過ぎるのが見えた
ぼく「それでこれが問題のスマホなんだけど」
  あきらが店員にホットココアを注文するのを見届けると早速本題を切り出した
あきら「ふん、見た感じアプリが停止できない以外は普通に動いてるみたいだな」
あきら「両親に相談は・・・」
  ぼくはかぶりを振る
あきら「できるわけないよな ゲームで遊んでるのがばれるだけでもまずいのに それが元でのトラブルじゃな」
  スマホを没収されてしまうだろ
  一通り動作を確認したあきらが話し出した
あきら「ゲーム画面はここのファミレスの周辺を映してるようだな」
あきら「画面の上が北で下が南 赤い点がプレイヤーかな」
ぼく「ゲーム画面を見ながらここまで来たんだけど プレイヤーがいないわけではないみたいなんだよ」
  すれ違いはしなかったものの
  地図上には常にまばらに赤い光点が存在していた
あきら「昨日あの後学校の友達に聞いてみたんだ 実際にゲームを見たことあるやつはいなかったけど」

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