魔法に咲いた花

ヘラスト

0、魔女の鼓動。(脚本)

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〇幻想空間
  火柱は草木を燃やし。
  水は火花を消す。
  花々は水を吸収する。

〇霧の立ち込める森
  とある森でエルフの女は手負いを負いながら、膝をついた。
???「なんて言う事だ・・・・・・」
???「恐ろしい魔女達が目覚めてしまったのか・・・・・・」
???「・・・・・・災いは避けられない・・・・・・」

〇村の広場
アスカ「よーし!プリマ大根を収穫して」
アスカ「ザムじいさんの所に運んで!」
  プリマ大根を収穫しているアスカは、自分の中に突然出現した不思議な感覚に驚く。
アスカ「わわっ!??」
  瞬間、アスカの目の前の景色が動いた。

〇謁見の間
  アスカはとある王室らしき謁見の前に急に飛ばされ困惑する。
  部屋には魔方陣のようなモノが描かれており、無数の特徴的な女性が集まっている。
アスカ「えっ!!?ここどこ??」
  アスカを見ていた、とある女性が切り出した。
ジル「どうやら、お前が次の【魔女】らしいな」
アスカ「私が魔女?どういう事?」
アスカ「私はコム村でただの野菜を育ててるだけの子どもだよ!?」
ジル「魔女【ヘルゲナイン】が死んでお前の魂に転移したのだ」
ジル「だからこの地に呼ばれた」
ジル「ちなみに私も魔女【荘厳なる魔女】ジルだ」
  ジルの言葉にアスカは驚きのあまり絶句する。
  魔女と言う存在をアスカは伝説を叔父ザムから聞いていたので、部分的に知っていた。
  魔女は世界に富を与えるか、破滅を与えるか気分次第だと。
  すると、アスカの近くにいた女性がくすりと笑った。
キサラギ「あらあら~随分と田舎臭い娘だこと」
アスカ「い、田舎くさいって何ですか!!」
キサラギ「言葉通りの意味よ?」
ジル「キサラギ、今はよさんか」
  ジルはキサラギと呼ばれた魔女を嗜めた。
キサラギ「ジル、そうよね~新米魔女なんてそんなもんだわ」
キサラギ「でも、その内綺麗にしてあげるわ。 私も魔女だもの」
アスカ「かっ、勝手に仲間扱いは困ります!!」
キサラギ「仲間・・・・・・と言うくくりとはちょっと違うけど~」
アスカ「どういう意味ですか!」
ジル「娘・・・・・・諦めてくれ。 お前は選ばれたのだ」
アスカ「娘じゃない!アスカです!!」
  ピンクの髪の、老獪な言葉を話す女性がアスカに助言した。
ナナセ「そうなのじゃ!最強の魔女ジルに逆らったら割られてしまうのじゃ!」
アスカ「・・・・・・割られてしまうって?」
ナナセ「言葉通りじゃよ~わしら魔女は死ぬと電球みたいにパリンと行くのじゃ!!」
ナナセ「そして人間に転生する!」
ナナセ「まぁ、ちと町娘等に転生しおるからのう、人間には迷惑な話かもしれんが」
アスカ「えっ・・・・・・そんな事もあるんですね」
ココル「・・・・・・アスカさんですね?」
ココル「私も昔は普通の村に住んでいたんです」
ココル「でも魔女の力が覚醒してしまって・・・・・・私は皆さんと共に 戦う事になってしまって・・・・・・」
ココル「私は若い魔女ですが、よろしくお願いいたします」
アスカ「え!?戦うって・・・・・・・・・!」
ジル「私達は世界を守る大義の為に【使輩】と戦っている」
ジル「使輩は世界を滅ぼす。 しかし人には使輩と、魔女や魔使い達の区別がつかぬ」
ココル「・・・・・・そう言うものなんですよ」

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コメント

  • TapNovelでは、会員限定や年齢制限のある作品は、仕様上の問題で閲覧されにくくなります。
    R15ではなくレイティングなしにして、一般公開する設定にしては、いかがでしょうか。

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