占星術

ブルトン

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〇占いの館
  私は三來(みれい)
  占い師をしている
  私の占いは当たることで有名だ
三來「次の方どうぞ〜」
就活生「あの・・・ 就職活動が上手くいかなくて・・・」
就活生「当たるって聞いたから 藁にもすがる思いで・・・」
三來「はいは〜い 私に任せなさい♪」
三來「生年月日を教えてちょーだい♪」
就活生「□□△△年○月×日です・・・」
三來「おっけ〜 じゃあ占っていくね〜」
就活生「え、それだけでいいんですか!?」
三來「そうだよ〜♪」
就活生「はあ・・・ よろしくお願いします」
三來「はいは〜い♪ ちょっと待っててね♪」
  そう言って、私はスマホを取り出す
三來((・・・ふむふむ) (なるほど、なるほど・・・))
三來「お待たせしました〜」
三來「あなたは・・・ だから・・・ ────── ──────── ────────」
就活生「なぜか分からないけど ピンっと来ました!!!」
就活生「ありがとうございます!!」
三來「いえいえ〜 お代は¥××××円で〜す♪」
三來「ふぅ・・・」

〇占いの館
三來「さてさて、次のお客様は ・・・っと」
青年「こんにちは」
三來「こんにちは〜 今日はどのような内容で??」
女性「私たちの相性を占ってほしいの!!!」
三來(相性か・・・ 少し大変だなぁ〜)
三來「はいは〜い では生年月日を教えてちょーだい♪」
青年「僕が○○××年6月15日」
女性「私が□□○○年8月8日!」
三來「は〜い 少し待っててね〜♪」
  私はスマホを取り出す

〇宇宙空間
三來「6月15日・・・ まずは双子座さんからかな」
三來「双子座さん、こんにちは〜」
双子座「あ、ミレイちゃん! こんにちは〜」
双子座「・・・」
三來「今回は相性占いをお願いしたいの」
三來「○○××年6月15日の姿で獅子座さんと会ってくれる??」
双子座「おっけ〜 ○○××年6月15日だね♪」
双子座「わかったよ〜」
双子座「双(そう)もいいよね??」
双子座「・・・双(あい)がいいなら」
双子座「じゃあ決まり!!」
三來「では北極星ホールにお願いします」
三來「私は獅子座さんを呼びにいってきますので」
双子座「はーい♪じゃ後でね〜」

〇宇宙空間
三來「さて・・・と」
三來「次は・・・8月8日。 獅子座さんかぁ・・・」
三來「こんにちは〜」
獅子座「こんにちは、にゃ」
獅子座「何か用か、にゃ??」
三來「え・・・と、相性占いを頼まれてて・・・」
三來「□□○○年8月8日の姿で双子座さんと会って欲しいんです」
獅子座「いつものやつだ、にゃ」
獅子座「りょーかい、にゃ」
三來(良かった 優しい獅子座さんの日だ)
三來「では北極星ホールで待ってますので」
獅子座「はい、にゃ」

〇宇宙空間
三來「あ、双子座さんたち」
三來「早いですね」
双(あい)「まーね」
双(あい)「私たち変身だったり 人に合わせるのは得意だから」
三來「そうでしたね〜 さすが双子座さんです!」
三來(○○××年6月15日の双子座さんは博識な感じなのかな(メガネかけてるし・・・))
双(そう)「・・・獅子座さん、来たみたいだよ」
獅子座「待たせたな」
三來「ひっ・・・獅子座さん来てくれてありがとうございます!」
三來(熱い日の獅子座さんだぁ・・・)
三來(どうなることやら・・・)
獅子座「よう、双(そう) お姉ちゃんの後ろに隠れてなくて平気か?」
双(そう)「別に・・・」
双(そう)「そっちこそ暑くないの?それ?」
獅子座「俺は夏の星座だからな 暑いくらいが丁度いいのさ」
三來「まあまあ では双子座さん、獅子座さん北極星に触れて下さい」
  ”73%”
「高い(けぇ)!?」
双(そう)「なんでこんな奴と」
獅子座「こっちのセリフだ」
「──!!──────!?!!!?・・・────!!!!」
三來「あちゃー、始まっちゃった・・・」
双(あい)「ほんと、仲がいいのか悪いのか」
双(あい)「ミレイちゃん 詳しく内容も見ていくでしょ」
双(あい)「2人は気にしなくていいから 好きにやっちゃって」
三來「アイちゃんありがとう」
三來「ふむふむ・・・」
三來「じゃ私戻るから! アイちゃん2人のことよろしくね!」
双(あい)「はいはい、任せて ミレイちゃんまたね〜」

〇占いの館
三來「お待たせしました〜」
女性「相性はどうなの?!」
三來「2人の相性は決してよくありませんね ───── ──────── ──────」
三來「お互いに譲れない所がぶつかり合って よく喧嘩しませんか?」
女性「うっ・・・」
三來「彼氏さんは知識をもとに頭で考えて行動するタイプで」
三來「彼女さんは感情で行動するタイプですね」
三來「ですので、ぶつかり合うことは避けられないです」
女性「そんなぁ・・・」
三來「ですが、お互いを認め合うことができれば結婚できると占いで出ています」
女性「良かった・・・」
三來「当たり前ですが 喧嘩したら「ごめんなさい」してくださいね〜」
女性「はい!」
青年「まあ、いつも僕から謝ってるしなぁ」
女性「ちょっと!!」
三來「どうどう・・・」
三來「では占いは以上です ¥×××××円になりまーす♪」
女性「ありがとうございました!」
三來「ありがとうございました〜」
  ある日スマホを拾ったら
  星座さんに直接会えるアプリが入っていた
  それを使って私は占い師をやっている
  それが私の占いの秘密

コメント

  • とっても素敵なアプリですね。でも、その結果を適切に相手に伝えるのは大変そうだと思ってしまいました。三來のように上手くやれてこそ、お代を頂けるのでしょうね。

  • なんてキュートな占い師さんでしょう。たとえアプリを利用して占っているとしても彼女のはっきりとした物言いが相談者の心に響くから成功しているんだと思います。

  • 占いは当たるも八卦当たらぬも八卦というもの。
    信じるか信じないかは、その人次第、そう思ってた。
    必ず当たる占いなら、将来を占ってほしいと思った。

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