エピソード1(脚本)
〇黒
VF.SP 東亜連合 セトガル帝國
レコンフスシティ 某所
〇個別オフィス
ガスタフ・イニシアート「さて・・・今日の収入はどれくらいだろうか・・・」
秘書 マリア・ノータル「失礼します」
ガスタフ・イニシアート「どうした?」
秘書 マリア・ノータル「国の方から連絡がありましたので、 ご報告させて頂いた次第です」
ガスタフ・イニシアート「国から?一体何だ?」
秘書 マリア・ノータル「いえ・・・とにかく社長を呼ぶようにとおっしゃられていましたので・・・」
ガスタフ・イニシアート「わかった、対応しよう・・・」
秘書 マリア・ノータル「さてと・・・私もそろそろ帰らなきゃいけないわね」
〇オフィスの廊下
フランテ・オスタニア「こっちだ・・・来い」
フランテ・オスタニア「止まれ」
フランテ・オスタニア「本部、応答願う、」
「こちら本部 状況はどうだ」
フランテ・オスタニア「こちらは目的の建物に潜入した 今から主目標の居る部屋に向かう」
「了解した・・・無線を切る」
フランテ・オスタニア「前進するぞ」
警察官1「了解」
〇個別オフィス
大きな音を立て扉が開かれる
フランテ・オスタニア「どこだ?」
警察官1「VIPが消えた・・・」
フランテ・オスタニア「お前 他の部屋も探してこい」
フランテ・オスタニア「俺はこの部屋を調べてみる」
警察官1「わかりました」
フランテ・オスタニア「クソ・・・何処へ消えた?」
部屋はすでに電気が消され
誰もいなくなっていることは一目瞭然だった。
フランテ・オスタニア「HQ.HQ. ・・・主目標逃走の可能性あり 周囲の状況はどうなっている」
「こちらHQ. VIPの姿は見られていない まだ中に居るはずだ くまなく探せ」
フランテ・オスタニア「了解 現在もうひとりに他の部屋を調べさせている こちらは資料などで手掛かりを探す 以上 オーヴァー」
フランテ・オスタニア「クソ・・・本当に居ない・・・ あいつが見つけれるといいのだが・・・」
フランテ・オスタニア「とりあえず 引き出しなどを調べてみるか・・・」
ガコッ・・・という音をたて引き出しを開ける
フランテ・オスタニア「ん?・・・ この引き出し・・・妙に浅くないか?」
引き出しを完全に取り外し
裏を見る
フランテ・オスタニア「これは!」
そこにあったのは鍵穴だった
フランテ・オスタニア「鍵はどこにあるんだ・・・」
フランテ・オスタニア「最悪ヘアピンでこじ開けるしかないか・・・ だが・・・・・・ヘアピンも持ってないな・・・」
フランテ・オスタニア「どこかに落ちてると良いんだが」
あたりを調べると
テーブルランプの内側になにか見える
フランテ・オスタニア「この電球・・・はずせないか?」
回して取ろうとするが固定されているようで
はずれない
フランテ・オスタニア「仕方ない机に叩きつけて壊すか」
フランテ・オスタニア「よし壊れた・・・ 中に何が入ってたんだろうか」
フランテ・オスタニア「・・・これは!」
フランテ・オスタニア「よし 鍵だ!」
先程の引き出しに戻り
鍵を差し込み回す
ガチャ
フランテ・オスタニア「よし・・・開いた」
フランテ・オスタニア「・・・・・・これは・・・」
フランテ・オスタニア「拳銃・・・」
フランテ・オスタニア「拳銃だと?! まずい・・・もし他にも拳銃があり 今VIPが拳銃を所持していたら・・・」
〇研究施設のオフィス
警察が突入してから少し後
ガスタフ・イニシアート「だから・・・何故その話が今出てくるんですか?」
ガスタフ・イニシアート「もう終わったことでしょう!」
「だがねぇ・・・今回の事件。我々としては、 君を疑わざるを得ないのだよ」
ガスタフ・イニシアート「なぜですか?我々は既に軍とは 関係なくなったじゃないですか」
ガスタフ・イニシアート「それなのに軍の話をされても。 我々が軍の内部情報を どこから仕入れるというのですか」
「どこからと 言われても・・・ 我々はそれがわからないから 君に聞いているんじゃないか」
ガスタフ・イニシアート「もうだいぶ前に関係を切ってから 軍の話などした事もありませんよ」
「いやでも・・・ほら。 君、軍事会社とか言うの作ってるだろう?」
「その会社の部隊を動かせば諜報なんて 簡単じゃないのかね?」
ガスタフ・イニシアート「私はそんなことをして利益もないのに なぜリスクしかないものを しなくてはならないんですか!」
ガスタフ・イニシアート「もういい加減にしてください! 電話、切りますよ?」
ガスタフ・イニシアート「何だ?」
「わかった・・・もう良い 電話を切ろう」
「だが 我々はお前を疑っている」
「無実と言うのなら証拠をもってこい」
ガスタフ・イニシアート「わかりましたよ、 さっさと切ってください」
ツーツーツーと電話の切れる音する
ガスタフは受話器を置く
ガスタフ・イニシアート「さっきの音は何だったんだ?」
ガスタフ・イニシアート「まさか・・・泥棒とかか?」
ガスタフ・イニシアート「銃はどこに置いたっけな・・・」
ガスタフは銃を探して歩く
セトガル帝国は銃社会だ
申請をすれば銃を簡単に購入できる
ガスタフ・イニシアート「見つけた」
ガスタフ・イニシアート「よし・・・行くか」
〇オフィスの廊下
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